デイリーニュース

  • ノーム・チョムスキー:移民キャラバンの人々は米国が作り出した悲惨と恐怖から逃げてきた

    カリフォルニア州の連邦判事は11月、トランプの難民申請禁止令を一時差し止める判断を下しました。米国の中米外交について、世界的に有名な言語学者で体制批判を続けるノーム・チョムスキー教授との会話を再放送します。現在アリゾナ州の大学で教鞭をとるチョムスキーはツーソンでインタビューに応じました。マサチューセッツ工科大学(MIT)でも50年教え、同大学の名誉教授でもあります。中米の移民キャラバンについて、さらに国家安全保障問題担当のジョン・ボルトン大統領補佐官が11月初めにベネズエラ、キューバ、ニカラグアを「独裁のトロイカ」「恐怖のトライアングル」と呼んだことについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/31(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:極右ジャイル・ボルソナロの大統領就任はブラジルにとって「破滅的」

    1月1日、ジャイル・ボルソナロがブラジル大統領に就任します。本日は、世界的に有名な政治的反体制派で言語学者、作家のノーム・チョムスキーと大統領選直後に行ったインタビューを放送します。ボルソナロの大統領就任は、30年以上前に軍事政権が終わりを迎えて以来、ブラジルにとって最も急進的な政治的方向転換となります。ボルソナロは元陸軍士官で、ブラジルの軍事独裁政権を称賛し、拷問を支持、政敵は粉砕し、投獄、追放すると脅しています。ボルソナロはまた、薬物取引の疑いがある者は殺すことを警察に促し、君は醜すぎてレイプもされないと女性議員に言ったこともあります。ボルソナロ政権は「ブラジルにとって破滅的」だとチョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2018/12/31(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ベトナム戦争の影響についての記録映画 立ち上がり 戦争反対を叫ぶ責任を思い出させる

    「国内の戦争」は、1960年代から70年代にかけてウィスコンシン州マディソン市で起きた反戦抗議運動を記録した1979年発表の画期的な映画です。この映画のデジタルリマスター版がもうすぐ全米で再公開されます。映画の共同監督でアカデミー賞に二度ノミネートされたグレン・シルバーに、映画の成立過程について聞きました。彼は、なぜ今こそこの映画を再度鑑賞し、立ち上がって戦争反対を唱える責任について考えるべき時だと主張するのかを語ります。

    dailynews date: 
    2018/12/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「兵士を国に帰し 爆撃も止めよう」米軍のシリア・アフガニスタン米軍撤退についてメディア・ベンジャミンが語る

    ドナルド・トランプ大統領が今週イラクを電撃訪問し、米軍をシリアから全員撤退させ、アフガニスタンから約半数(7000人弱)を撤退させる自分の計画を弁護しました。これにどう応えるか、有力な反戦活動家でコードピンク共同設立者のメディア・ベンジャミンに聞きます。「ドナルド・トランプへの反論として、彼がイエメンでの戦争やサウジの抑圧的な体制を引き続き支援していることを指摘したいと思います」とベンジャミンは言います。彼女がSalon.comに寄稿した最新の記事の表題は、”Bring the troops home—but stop the bombing too” (「兵士を帰還させよう──でも爆撃もやめよう」)

    dailynews date: 
    2018/12/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 自由への扉か?1981年の警官殺しで服役中のムミア・アブー=ジャマ=ルに再審請求の道が開ける

    元ブラックパンサー党員で受賞歴のあるジャーナリスト、ムミア・アブー=ジャマールは、1981年にフィラデルフィア市警察の警官ダニエル・フォークナーを暗殺した容疑で有罪宣告を受けましたが、本人は一貫して無罪を主張しています。27日(木)にフィラデルフィア地裁の判事が、アブー=ジャマールがフィラデルフィア州最高裁判所に再審請求を再申請することを許可しました。最初の請求が却下された当時の最高裁主席判事ロナルド・カスティーリャは、前職のフィラデルフィア首席検事時代にムミアの控訴審にかかわっていたことから、再審請求の審査からは外れるべきであったと、この判事は主張しています。この件についての最新情報をニューヨーク市立大学バーチ校の歴史学教授ジョハンナ・フェルナンデスに聞きます。彼女は「ムミアを家族のもとへ」(Bring Mumia Home)運動のコーディネーターの一人で、この事件の裁判のほとんどを傍聴しています。また、Writing on the Wall: Selected Prison Writings of Mumia Abu-Jamal(『災いの予言 ムミア・アブー=ジャマールの獄中記選集』)の編集者です。

    dailynews date: 
    2018/12/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『RBG』:術後療養中のルース・ベーダー=ギンズバーグ最高裁判事の生涯を追う注目映画作品

    最高裁判事ルース・ベーダー=ギンズバーグは左肺にできた2つの悪性腫瘍を取り除く手術を終え退院しました。医師は手術は成功であり癌の転移はみられないと発表しています。85歳のリベラル派判事べーダー=ギンズバーグは、最高裁でも最高齢の判事で、近年彼女の健康に注目が集まっています。11月には転倒してあばら骨3本を骨折し入院しました。2012年にもあばら骨2本を骨折したことがあり、2009年には膵臓癌、1999年には結腸癌の治療を受けています。このような病歴にもかかわらず、べーダー=ギンズバーグ判事は最高裁判事としての25年間、口頭弁論を欠席したことは一度もありません。本日は2018年はじめにサンダンス映画祭で初上映され、受賞した注目のドキュメンタリー映画を紹介します。本作品はアカデミー賞ドキュメンタリー部門の最終選考に残っています。『RGB』(Ruth Bader Binsburg)というタイトルです。

    dailynews date: 
    2018/12/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 移民関税捜査局 予告なしに移民数百人を クリスマス前のエルパソのバス停に置き去り

    米税関・国境警備局(CBP)は、グアテマラ人の子供2人が死亡したことを受けて、保護下にある子供全員の健康診断を行うよう命令を出しました。クリスマスイブには、ニューメキシコ州のCBP保護下にあったフィリペ・ゴメス=アロンゾという名の8歳の男の子が亡くなっています。12月8日に同じくニューメキシコ州で、先住民系グアテマラ人の7歳の女の子ジャクリーン・カール・マキンが死亡しました。父親とともに亡命申請のために国境にたどり着いた2日後のことでした。一方、テキサス州エルパソでは、移民関税捜査局(ICE)が数百人の難民申請希望の移民を、グレイハウンドのバス停に突然降ろして置き去りにしたため、クリスマス休暇中のエルパソの当局者が緊急対応に追われています。ICEは、住居の用意もないまま難民申請者たちを、置き去りにしたのです。エルパソを拠点に移民を支援するチャリティー団体「希望国境協会」(Hope Border Institute)のディラン・コーベット事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ムスリム入国禁止令  愛する家族と再会するためトランプを訴えたイエメン系アメリカ人

    イエメン系アメリカ人のグループが、トランプ大統領のムスリム入国禁止令に対し新しい裁判を起こしました。訴状によると、以前は認められていた入国ビザを国務省が取り消したため、多くのイエメン人が米国に在住する家族と再会することができなくなりました。この裁判の原告の二人及びこの裁判を起こした「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)から詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 経済学者リチャード・ウォルフが語る 富裕層だけを利する制度ではなくもっと人間的な経済制度が必要 

    米連邦政府機関の一部が閉鎖されて5日目になりました。これはトランプ大統領が国境の壁建設費の予算確保に頑強にこだわっているための政治的な膠着状態に陥った結果です。司法省、農務省、国土安全省を含め、連邦政府の全政策経費のうち約4分の1が21日の深夜に失効しました。クリスマスの日にトランプ大統領は、メキシコとの国境の壁建設経費50億ドル政府資金支出に民主党が賛成するまで政府機関の閉鎖は続くと述べました。かつてはメキシコが支払うと主張していた経費です。この閉鎖は米国経済に対する不安が増大する中で起きています。米国の株式市場は、このままで行くと1931年の世界大恐慌以来の最悪の12月を迎えることとなります。スティーブ"・ムニューシン財務長官この事態に対応するため、金融規制当局のトップと緊急会合を行ない、6大銀行首脳とも電話で協議しました。経済学者リチャード・ウォルフに聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 最高裁がトランプ大統領の難民申請拒否令の差し止めてから数日後 8歳のグアテマラ人の少年が国境警備隊の拘留施設で死亡 

    グアテマラ人の子どもが米国税関・国境警備局の拘留施設で死亡しました。今月二度目のことです。8歳の少年フェリックス・ゴメス・アロンゾは、12月18日から拘留されていましたが、クリスマスイブの日にニューメキシコ州で死亡しました。12月8日にも、7歳のグアテマラ先住民の少女ジャクリン・カール・マキンが、父と共に難民申請のために国境に到着した2日後に死亡しています。一方最高裁判所は、合法的な経路以外を通って入国した人々の難民申請を認めまいとするトランプ大統領の難民申請拒否令を差し止めました。最高裁長官ジョン・ロバーツがリベラル派判事に組したことで、5対4で差し止めの裁決がくだされました。この訴訟の提訴を支援した「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の法務部長バハー・アズミーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/26(Wed)
    記事番号: 
    1

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