デモクラシー・ナウ!とは

デモクラシー・ナウ! はニューヨークから毎日放送している非営利の独立報道番組です。1996年のスタート以来ずっと司会を務めているエイミー・グッドマン(Amy Goodman)とフアン・ゴンザレス(Juan Gonzalez)は、ともに数々の受賞歴に輝く優秀なジャーナリストです。当初はパシフィカラジオのプログラムでしたが、今では独立して全米国各地の公共系メディアに番組を配信し、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)や各地のコミュニティ・ラジオ局、大学放送局に加え、テレビ映像でも地域ケーブルテレビのパブリックアクセス・チャンネル、PBS(全米公共放送網)、衛星放送などを通じ全国に配信しています。インターネットでもストリーミングやポットカストをスクリプト付きで掲載し超人気サイトとなっています。過去に放送した番組を全てアーカイブしています。

「戦争と平和のレポート」という副題の通り、番組では人々の死活にかかわる真に重要な問題を取り上げ、徹底して追求していきます。商業メディアにはめったに登場しない人々、フリーのジャーナリストや外国のジャーナリスト、米国の外交政策の影響をもろに受ける世界の諸地域に住む一般の人々、平和活動家、アーティスト、学者、アナリストなどの声を届けます。ときには政府や軍や産業界など大組織の代弁者と市民運動側の人々の真剣な討論の場にもなります。主なゲストの一覧はこちら

この番組は北米1000局以上の公共系メディアで放送されており、米国最大の販売網を持っています。番組の一部はスペイン語で同時放送されており、ラテンアメリカにも放送網は広がっています。ヨーロッパやオーストラリアなど英語圏の国々でも放送されています。こちらに、現在放送している局の一覧が載っていますが、常に増殖しているようです。世界全体では約1200局のテレビやラジオ局で放送されています。ファイアハウススタジオとテレビ放送の開始

民主主義が本当に機能するためには、様々な独立ソースが提供するニュースや情報に人々が簡単にアクセスすることのできる環境が不可欠です。米国では過去20年間に企業メディアの統合が前例のない規模で進展し、1980年代には50余りの企業がテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、出版、映画など全てのマスメディアを所有していましたが、2000年にはたったの6社になってしまいました。同一資本による均質な報道がますますひどくなっています。加えて、米国のメディア企業には株主のために利益を最大化するという法的な義務が課せられています。

こうした状況の中で、デモクラシー・ナウ!は企業広告や政府の助成金はいっさい受けず、視聴者からの寄付と民間財団からの支援、番組販売ですべてをまかなっています。これにより、報道の独立性を確保しています。メディア改革を提唱するロバート・マクチェズニー(Robert W. McChesney)イリノイ大学教授は雑誌「ネイション」で、「近年に出現した革新的な報道機関のなかで、おそらく最も重要なものだろう」とデモクラシー・ナウ!を絶賛しています。