「これは階級戦争だ」マイケル・ムーア 組合潰し法案に対し闘争を呼びかけ

2011/3/10(Thu)
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10.5分

 ウィスコンシン州では反組合法案が州議会上院を通過。時を同じくして、ミシガン州上院は、財政再建の旗印の元選挙で選ばれた公職者を解任し自治体の業務を企業に委託する非常権限を知事に与えるという、さらに過激な法案を可決しました。こうした右派からの攻勢を、国民を敵に回す階級闘争だと呼ぶ映画作家のマイケル・ムーア氏。労組や伝統的運動組織の枠組みを超えて、様々な立場の市民・公務員・労働者・学生が抗議行動に立ち上がる現状を、状況や課題は違っても、チュニジアやエジプトを始めとする中東全体と同じ精神でつながっていると語ります。米国人が行動に出ない限り次の映画は撮らないと行動を呼びかけるムーア監督にインタビューします。(斉木)

*マイケル・ムーア (Michael Moore):映画監督・作家
ゼネラルモーターズによる大量解雇が招く故郷の崩壊をブラックユーモアで描く『ロジャー&ミー』以来、多国籍企業の利害に振り回される米国の政治と経済の病理を、20年間一貫して追及し続ける、おそらく記録映画史上もっとも影響力のある映画作家。最新作は2010年公開の『キャピタリズム~マネーは踊る~』。公式サイトwww.michaelmoore.com (英語のみ)

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字幕翻訳:斉木裕明 校正・全体監修:中野真紀子 サイト:丸山紀一朗