ベネズエラ外相:米国はラテンアメリカの政治に絶えず介入している
2019/1/25(Fri)
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8分
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2020学生字幕翻訳コンテスト 課題3:「ラテンアメリカと米国」の受賞作です。
石油資源の豊富なベネズエラを標的とする米国の策謀は、先代のウゴ・チャベス大統領が1999年に就任して以来、20年にわたって続いてきました。後継のマドゥロ大統領を引きずりおろそうとする国内反対派の動きが2019年のはじめから活発になっていますが、ニューヨークタイムズ紙によれば、2018年9月にトランプ政権がベネズエラ軍の将校の一部と秘密会合を持ち、政権転覆について話し合っていた模様です。ベネズエラ外相ホルヘ・アレアサへのインタビューです。
2019年1月、マドゥロ大統領が二期目に就任するとすぐ、クーデタの試みが起こりました。1月24日に野党指導者のフアン・グアイド国民議会議長が、選挙は不正でありマドゥロの就任は正統性がないとしてこれを認めず、自ら臨時大統領を名乗りました。すると即刻、米国がグアイドを承認し、親米諸国もそれに続きました。しかし、グアイド議長の呼びかけに応じる国民は少なく、軍もマドゥロ支持を表明し、クーデターの試みは失敗しました。それでも主要メディアの注目と米国を後ろ盾にグアイドはマドゥロ政権への揺さぶりを続けており、こう着状態が続いています。
•ホルヘ・アレアザ(Jorge Arreaza):ベネズエラ外務大臣。元副大統領。ウゴ・チャベス前大統領の義理の息子にあたる。
Credits:
字幕翻訳:小泉 毅一郎 日本大学法学部新聞学科4年(2020年コンテスト当時)
監修:中野真紀子