「最初は悲劇、二度目は喜劇」ジジェク金融危機後の世界を語る

2009/10/15(Thu)
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ナショナル・レビュー誌に「欧米でもっとも危険な政治哲学者」と呼ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙が「文化評論のプレスリー」と評した、哲学者で知識人のスラヴォイ・ジジェクには、哲学、精神分析、神学、歴史、政治理論に関して50冊を超える著書があります。出版されたばかりの新著、First as Tragedy, Then as Farce(『最初は悲劇、二度目は喜劇』)でジジェクは、米国がどのようにして9.11同時多発テロの悲劇から、彼が茶番劇と呼ぶ金融破綻に至ったのかを分析しています。

今回の登場では、金融制度破綻、医療保険制度改革、中南米とチャベス大統領などのトピックを取り上げ、今日におけるイデオロギーの役割を語ります。

*スラヴォイ・ジジェク(Slavoj Žižek)
スロベニアの哲学者、精神分析家、文化理論家。In Defense of Lost Causes(『敗れし大儀を弁護して』)など50冊以上の著書がある。最新作は First as Tragedy, Then as Farce (『最初は悲劇、次は喜劇』)

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字幕翻訳:大竹秀子/校正:関房江
全体監修:中野真紀子・付天斉