コンゴ内戦の性暴力とアフリカの「資源の呪い」 前編

2009/8/12(Wed)
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10分

前半:クリントン長官 コンゴで性暴力根絶への取り組みを表明

2009年8月にアフリカを訪問したヒラリー・クリントン国務長官は、コンゴ民主共和国の東部のゴマ市に立ち寄り、内戦による性暴力の被害者たちと面会しました。米国の高官が、戦火にまみれた同地域を訪れたのは初めてのことでした。

コンゴではレイプが戦争の手段として使われ、おびただしい数の犠牲者が出ています。2009年1月に、米国と国連が支援するコンゴ軍がこの地域に展開して以来、すでに驚くべき数に達していたレイプ被害の件数は2倍に跳ね上がり、場所によっては3倍にも増えました。

コンゴ東部で性暴力の防止に取り組んできたクリスティン・シュラー・デシュライバーが、ヒラリー・クリントン国務長官が現地を訪問したことの意義や、おぞましい被害の実態について語ります。 (中野)

★ DVD 2009年度 第2巻 「アフリカ」に収録

*クリスティーン・シューラー・デシュライバー (Christine Schuler Deschryver)
コンゴの人権活動家。コンゴ民主共和国の東部の都市ブカブBukavu に住み、イブ・アンスラーが創始した女性暴力に対抗する国際NGO「V-Day コンゴ」の事務局長として活躍している。

Credits: 

字幕翻訳:中村達人/校正:大竹秀子
全体監修:中野真紀子・付天斉