米司法省 フロリダ州にラティーノ系住民や民主党支持者を標的にした有権者排除をやめるよう命令

2012/6/1(Fri)
記事番号: 
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司法省は2012年選挙で勝敗のカギを握りそうなフロリダ州に対し、ラティーノ系住民および民主党や独立系候補の支持層を標的にした有権者排除という問題行動をやめるよう命じました。このような施策は投票権法に抵触する恐れがあると司法省は言います。この排除施策が11月の大統領選挙でミット・ロムニーにフロリダ州での勝利をもたらす可能性があると懸念を表明する民主党政治家もいます。「フロリダでいま行われているのは(リック・)スコット知事による大々的な投票妨害です。有権者が投票することをより面倒なことにしようという努力です」と同州選出の民主党下院議員テッド・ドイチュは言います。他に、フロリダその他でラティーノ系有権者の権利を保護する公民権団体連合の一部「ラティーノジャスティス(LatinoJustice)」の主任弁護士ダイアナ・センに話を聞きます。また、フロリダ州フォートローダーデールに住むモーリーン・ルッソにも話を聞きます。彼女は米国市民として過去40年間投票を行ってきたにも関わらず真っ先に有権者排除の対象になりました。「私が民主党の党員登録をしているからだと思います」とルッソは言います。

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