メキシコ大統領エンリケ・ペニャ・ニエトは来週予定されていたトランプ大統領との会談を、両国間の緊張が高まっていることを理由にキャンセルしました。この動きは、トランプが25日(水)に、米国とメキシコの間の国境壁を拡大する計画を発表したことを受けたものです。この費用はメキシコ側に負担させると、トランプは繰り返し主張していました。26日(水)には米大統領報道官ショーン・スパイサーが、メキシコからの全ての輸入品に20%の関税を課し、国境の壁拡大の費用に充てると発表しました。しかし、この計画に対する抗議が広がったため、スパイサーはわずか数時間後にこの発言に再び言及し、関税を課すのは「アイディアの1つに過ぎない」と訂正しています。