移民関税捜査局(ICE)は今週、ミシシッピ州の7カ所の家禽処理場に強制捜査を行い680人を逮捕しました。米国の一州で行われた一斉取り締まりとしては史上最大のものでした。この一斉検挙が行なわれたのは学期の始まりの日で、学校から帰宅したら家の扉に錠がかかり家族がいなくなっていたという子供たちもいました。7日(水)の強制捜査は、米国最大級の家禽肉製造業者コーク・フードが運営する鶏肉工場を標的にしていました。同社は昨年、ミシシッピ州の工場の一つでラティーノ労働者に対するセクハラ、民族や人種による差別、報復行為を理由に起こされた集団代表訴訟(クラスアクション)の和解のため雇用機会均等委員会に375万ドルを支払っていました。労働活動家によれば、これは移民労働者が組合をつくって差別に対抗し、安全性の確保されない不衛生な労働環境の改善を求めている工場を標的にした最大の取り締まりです。ミシシッピ州ジャクソン市のチョクウェ・アンター・ルムンバ市長と、ミシシッピ移民権利同盟の法務プロジェクト主任L.パトリシア・アイスに話を聞きます。