デイリーニュース

  • 「私たちにとって悪夢」:トランプの一時保護資格打ち切り決定を受け最大25万人のエルサルバドル人に強制送還の恐れ

    トランプ大統領は1月9日ホワイトハウスで、国境の壁の建設資金調達の交換条件として「ドリーマーズ」として知られる約80万人の在留資格を持たない若い移民を保護する、という彼の提案について共和党と民主党の議員たちと会談します。この会談前日、トランプ政権は2001年以来米国で暮らしている最大25万人のエルサルバドル人の「一時保護資格」(temporary protected status)を終わらせると発表しました。TPSとして知られる一時保護資格は、エルサルバドル人に米国で暮らし働く法的許可を与えてきました。TPSは、2001年に破壊的な2回の地震がエルサルバドルを襲った後に施行されました。トランプ政権はすでに、米国で暮らしている数万人のハイチ、ニカラグア、スーダンの移民の一時保護資格を終わらせると発表しています。ストーニーブルック大学の学生で「道を開こうニューヨーク」(Make the Road New York)のメンバーでもある、ロッドマンという名前の男性に、さらに詳しく話を聞きます。彼は米国市民で、彼の両親はエルサルバドル人でTPSの対象となっています。彼は、家族を守るために番組で苗字を出さないでほしいと言っています。「ニューヨーク移民連合」(New York Immigration Coalition)の移民政策部長であるアヌ・ジョシにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • 「彼女の心臓は攻撃された」:ハーレムで数百人がエリカ・ガーナーの葬儀に出席

    ニューヨークのハーレムで数百人が、警察の暴力に抗議してきた活動家エリカ・ガーナーの葬儀に出席しました。彼女は、2番目の子供を出産した4ヵ月後の12月30日、喘息誘発性の心臓発作により27歳で亡くなりました。エリカの父親エリック・ガーナーは2014年、スタテン島で警官に地面にねじ伏せられ、締め技を使われたことによって窒息死しました。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • Time's Up(時間切れ)! ゴールデングローブ賞授賞式で活動家が女優と登場 ジェンダーと人種への正義を呼びかけ

    ハリウッドで7日夜に行われたゴールデングローブ賞授賞式では、俳優らが「#MeToo」運動への支持を表明し、ハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダル後の新たな時代にジェンダーや人種への正義を呼びかけました。8人の女優が社会的正義の活動家とともに登場しました。ミシェル・ウィリアムズは「#MeToo」運動創始者のタラナ・バークと、メリル・ストリープは「全米家事労働者連盟」(National Domestic Workers Alliance)のアイ=ジェン・プーとともにレッドカーペットを歩きました。シェイリーン・ウッドリーはスクアミッシュ族のカリーナ・ローレンスに付き添われ、エマ・ストーンはテニス優勝者でLGBT支持者のビリー・ジーン・キングと、スーザン・サランドンはプエルトリコのメディア正義を求める活動家で米国緑の党の副大統領候補に指名されたことのあるローザ・クレメンテと登場しました。エイミー・ポーラーは「レストラン・オポチュニティー・センター連合」(Restaurant Opportunities Centers United)代表のサル・ジャヤラマンをゲストに招きました。ローザ・クレメンテとサル・ジャヤラマンに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オプラ・ウィンフリーがゴールデングローブ賞生涯功労賞を受賞 力強いスピーチを披露

    米国で7日夜、ゴールデングローブ賞授賞式が開かれ、ハリウッド俳優たちが「#MeToo(私も)」運動を賞賛、ジェンダーや人種への正義を求めました。多くの参列者が呼びかけに応え、黒い衣装に「Time's Up!(時間切れ)」と書かれたピンを付けて登場しました。オプラ・ウィンフリーがアフリカ系米国人女性として初めて生涯功労賞を受賞、新たな歴史を刻みました。アフリカ系米国人の同賞受賞は1982年のシドニー・ポワチエ以来です。司会を務めたセス・マイヤーズは冗談めかして、大統領選に出馬してはどうかとオプラに言いました。そのジョークとオプラの力強い受賞スピーチは、オプラが2020年大統領選に本当に出馬するのではないかとの憶測を呼び、熱い期待が寄せられています。オプラの長年のパートナーであるステッドマン・グラハムは、「それは人々にかかっている。彼女ならきっと応えるだろう」と述べています。オプラの受賞スピーチのほか、ゴールデングローブ賞司会者を務めたセス・マイヤーズや『ビッグ・リトル・ライズ』のニコール・キッドマンとローラ・ダーン、『侍女の物語』のエリザベス・モス、『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンド、『THIS IS US 36歳、これから』のスターリング・K・ブラウンのスピーチをお送りします。

    dailynews date: 
    2018/1/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 最大の秘密:テロとの戦いの影響を受けたNYタイムズ記者時代をジェイムズ・ライゼンが語る

    本日は、8月にニューヨーク・タイムズ紙の記者を辞職し、報道サイト『インターセプト』の国家安全保障担当上級通信員となったジェイムズ・ライゼンと共にお送りします。彼は、The Biggest Secret: My Life as a New York Times Reporter in the Shadow of the War on Terror(『最大の秘密:テロへの闘いの影にあったニューヨーク・タイムズ紙レポーターとしての私の半生』)と題した1万5000語の記事を今週発表しました。この衝撃的な記事には、9/11同時多発テロ後の時期の国家安全保障に関する重要な記事を公表しようと奮闘したことや、米国政府と他ならぬニューヨーク・タイムズ紙の編集部の両者が握り潰していたことが書かれています。その中には後に彼がピュリッツァー賞を受賞したブッシュ政権の令状なしの盗聴プログラムについての報道も含まれています。ライゼンは、ニューヨーク・タイムズ紙の重要編集者たちとCIAやホワイトハウスの幹部たちによる会議についても語っています。ライゼンは情報源を明かすことを拒否したために起訴され、最高裁判所まで争い、あやうく刑務所送りになるところでしたが、オバマ政権が見逃してくれたためにそれを免れました。

    dailynews date: 
    2018/1/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フォーダム大学の学生「パレスチナの正義を求める学生の会」承認破棄で 言論の自由を理由に提訴

    全米の大学キャンパスで、言論の自由が「パレスチナ問題に関しては適用されていない」と一部が主張しています。その問題の一例として、ニューヨーク市のフォーダム大学リンカーン・センター・キャンパスで「パレスチナのための正義を求める学生の会」(Students for Justice in Palestine)発足の権利を巡り学生が大学を提訴した件を見ていきます。学生の自治会は満場一致で同グループを承認しましたが、学生部長がこれは「賛否両論を引き起こし」「対立をあおる」可能性があるとし却下しました。1月3日、学生らは裁判所に学生自治会の承認を回復させるよう求めました。フォーダム大学卒業生で、現在はラトガース大学法学部の学生であるアハメド・アワドに話を聞きます。アワドは今回の申立人の一人です。「パレスチナ・リーガル」(Palestine Legal)のディマ・ハリディ理事長にも話を聞きます。

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    2018/1/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ノルウェーが人道の危機を理由にイエメン戦争への武器輸出停止を決定 米英は供給を継続

    ノルウェー外務省は1月3日、イエメンにおける人道的危機への「大きな懸念」を理由にアラブ首長国連邦(UAE)への武器及び弾薬の供給を停止すると発表しました。UAEはサウジ先導の連合軍に参加しており、3年近くイエメンで空爆を行っています。一方、米国および英国はサウジアラビアに対し数十億ドル単位の武器をいまだ供給し続けています。米国はサウジアラビア軍への後方支援も行っています。イエメンではサウジアラビアによる空爆で1万人以上の市民が犠牲となり、300万人以上が難民になっています。イエメンでは国民の8割以上が食料、燃料、水および医療へのアクセスを失いました。タイムズ・オブ・ロンドン紙イエメン特派員として2010年から15年までサヌアを拠点に報道したイオナ・クレイグ記者に話を聞きます。クレイグは2016年、イエメンでの報道でオーウェル賞を受賞しました。

    dailynews date: 
    2018/1/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプがツイッターで金正恩を挑発する中 北朝鮮と韓国首脳が直接協議に合意

    トランプ大統領は、自分の「核兵器のボタン」は北朝鮮の指導者、金正恩のものよりも「もっと大きくてもっとパワフル」だとツイートしました。その間に北朝鮮と韓国は電話での通信を再開し、直接協議も検討するとしています。シカゴ大学の歴史学教授で『北朝鮮とアメリカ 確執の半世紀』(North Korea: Another Country)の著者ブルース・カミングスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • エリカ・ガーナー:ニューヨーク市警の手による父親の窒息死後 正義のために「妥協のない独自の闘い」を展開

    「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の活動家エリカ・ガーナーを追悼します。喘息誘発性の心臓発作の後、昏睡状態に陥り、12月30日に27歳で亡くなりました。エリカは、2014年に父親のエリック・ガーナーがスタテン島の警察官により地面に倒され、絞め技で首を絞めつけられて死亡した後、正義のための闘いの先頭に立ちました。エリックは最後の言葉「息ができない」を11回繰り返していました。エリカは2017年8月に第二子となる男の子を産み、亡き父の名をとってエリックと命名しました。医師の話では、妊娠により心臓が圧迫されたと言います。デモクラシー・ナウ!に出演した時のエリカの言葉を再放送し、彼女をよく知る2人に話を聞きます。「インターセプト」のショーン・キングと、オンライン・マガジン「ルート」(The Root) のクリステン・ウェスト・サバリです。サバリは、“Erica Garner: ’I’m in This Fight Forever.”(「エリカ・ガーナー:この闘いは永遠に」)と題する記事を書きました。

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    2018/1/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 6日目に入ったイランの反政府デモ トランプの支持発言は「信用できない」

    イランでの反政府デモは2週目に入り、複数の主要都市に広がりました。ドナルド・トランプ大統領は「変革のとき」とツイートし、米国の国連大使ニッキー・ヘイリーは動向を協議する緊急会議を呼びかけました。テヘランに拠点を置くレザ・サヤ記者は、「一連の反政府デモ参加者たちが、過去1週間に渡って注目を集めましたが、2009年の再来という徴候は見えませんでした。あの時のような大衆蜂起ではありません」と述べます。「全米イラン・アメリカン・カウンシル」(the National Iranian American Council)の創設者兼代表のトリータ・パーシにも話を聞きます。パーシは、イラン議会での新たな予算交渉で、貧困層への政府支出を削減し、燃料価格を5割引き上げる案が出たことが、抗議運動勃発の引き金となったと指摘します。

    dailynews date: 
    2018/1/3(Wed)
    記事番号: 
    1

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