トランプ政権の反体制派弾圧に大きな打撃です。今年1月20日に行われた大統領就任式で大量逮捕された「粉砕J20」デモの参加者に対する最初の裁判が21日に開かれ、被告全員に無罪判決が下されました。反ファシズム、反資本主義のデモ行進の場所に居合わせたというだけで、6人が起訴され複数の重大犯罪で禁固50年を求刑されていました。抗議の中、警察は封鎖した一角に追い込んで一斉に検挙する「ケトリング(包囲)」という手法を使って200人以上を一網打尽にしました。近辺にいた人々も、医師、法的監視人、ジャーナリストを含め全員逮捕されました。最初の公判は、言論の自由の今後を占うものとして注目されていました。6人の被告の一人アレクセイ・ウッドは、テキサス州サンアントニオのフリーランス報道写真家で抵抗運動を中心に取材しており、1月20日の大統領就任式で行われた抗議運動を記録するためワシントンD.C.を訪れ、街頭の人々が警官に拘束される様子や彼自身が逮捕される様子をライブ配信していたからです。ワシントンD.C.にいるアレクセイ・ウッドに話を聞きます。また、「J20を弁護する」(Defend J20)の世話人で、全国法律家ギルドの集団弁護委員会(Mass Defense Committee)の委員長ジュ―ド・オーティスからも話を聞きます。