デイリーニュース

  • ウィキリークスのジュリアン・アサンジ送還問題は 国の報道の自由への攻撃だ ダニエル・エルスバーグが警告

    ペンタゴン・ペーパーズで内部告発をした伝説的ダニエル・エルスバーグが、ロンドンで行われたジュリアン・アサンジの米国への送還審理で、アサンジ側の証人としてビデオストリームで証言を行いました。アサンジの米国への送還は、いずれ報道の自由に影響が及ぶものだと語ります。ウィキリークス創設者アサンジは、イラクとアフガニスタンで米軍が犯した戦争犯罪を明らかした外交公電を公表したことで、次々と諜報およびハッキング容疑がかけられています。アサンジが送還されれば、有罪になることはほぼ確実で、禁固刑175年になる可能性があります。「アメリカの報道メディアは、40年前の私の事件で明らかになったとおり、諜報活動取締法には報道を直接、標的とした表現が含まれていると分かっているのに、その現実から目をそらしてきました」とエルスバーグは言います。「諜報活動取締法が使われることで、米国のジャーナリストと発行者は、彼らの報道活動に、銃口が向けられるのを目撃しているのです」

    dailynews date: 
    2020/9/17(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ギリシャのモリア難民キャンプが火事で焼失 難民キャンプの代替えよりも移住を求める声が高まる

    ギリシャ、レスボスのモリア難民キャンプで起こった大火災についての最新情報を放送します。この火災でアフガニスタン、アフリカ諸国、そしてシリアからの難民と移民1万3000人が住まい、食べ物、衛生設備へのアクセスを失いました。今回の火事でコロナウイルスの感染が高まり、移民たちはパンデミック中の住環境に抗議しています。女性と子供も多く含む亡命希望者は、レスボス島を離れたいと求めていますが、ギリシャ政府は火事で行き場を失った人々のほとんどを本島に移住させるのを拒否しています。「ギリシャ政府は人々の抵抗心をくじこうとしていたのだろうと思います」と、レスボスからフランツィスカ・グリルマイヤー記者が語ります。

    dailynews date: 
    2020/9/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国が作った危機:飢餓に瀕するイエメン 戦争をあおりながらも援助を削減する米国 

    イエメンで人道的危機がさらに悪化しています。米国支援のサウジアラビア主導で、数年にわたる残酷な空爆を受け国が破壊したイエメンでは、このパンデミックの最中に米国と同盟国が国際援助を削減したことで、数百万人が飢餓に瀕しています。CNNのシニア国際報道特派員ニマ・エルバヒアは、イエメンに起こっているのは自然災害ではなく、米国の政策の直接的結果である「人為的大災害」だと言います。エルバヒアは「米国はこの戦争でアラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアに武器を売ることで利益を得ているだけでなく」、民間人に対する影響を無視していると言います。エルバギアのCNN独占レポートYemen:A Crisis Made in America(「イエメン:米国が作った危機」)も放送します。

    dailynews date: 
    2020/9/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ヌーラ・エラカット、トランプが自賛するバーレーン・UAE・イスラエルの国交正常化協定でパレスチナ和平は進むどころか、抑圧が強まる

    イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンが外交関係を樹立する署名式を行い、トランプ政権が祝福の式典を行いました。パレスチナ系米国人の法学者ヌーラ・エラカットは、トランプ大統領が自賛する「和平」合意は見せかけだと、言います。ラトガース大学の助教で、Justice for Some: Law and the Question of Palestine(『一部の人々のための正義:法律とパレスチナ問題』)の著者でもあるエラカットは、「この合意は、意味のある、恒久的な平和を進めるものではありません。むしろ、地政学的な同盟を固め、中東の人々に対する抑圧を強めることになるでしょう」と、警告しています。

    dailynews date: 
    2020/9/16(Wed)
    記事番号: 
    3
  • マイケル・デンゼル・スミス:ブリオナ・テイラー事件、警察予算の削減、構造的な人種差別、自身の「トランプ時代の鬱」を語る

    ジャーナリストで作家のマイケル・デンゼル・スミスがゲストです。警察のレイシズムに対して起きている激しい抗議行動、間近にせまった大統領選挙、バイデンが勝ってもトランプ政権時代に体験してきた自らの鬱(うつ)は治らない理由、さらに自身の新著、Stakes Is High: Life after the American Dream(『ハイステークス(いちかばちか):アメリカンドリーム後の生活』)など、話題は多岐にわたります。デンゼル・スミスは、ブリオナ事件の和解をうけ、ルイビル市とブリオナの遺族との間で歴史的な和解が成立したとはいえ、ブリオナの死をきっかけに広がった多くの抗議活動で要求の中核とされた、彼女を殺害した警察官の逮捕と告訴が、正義を意味することになるのか、と問います。「ブリオナ・テイラーの命を奪ったような状況を繰り返させない唯一の方法は、全米で警察部門の予算を削減し、解体することしかありません」。11月の選挙で、ドナルド・トランプを倒しても、構造的な人種差別、格差、気候変動の危機は解決しないだろうとのべ、「ジョー・バイデンのこれまでの主張には、こうした問題に対抗できる変革的な行動計画はありません」。

    dailynews date: 
    2020/9/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 彼女の名前を語り続けよう:1200 万ドルで和解した、ブリオナ・テイラーの遺族が望むのは、警官の逮捕

    ケンタッキー州ルイビル市は、半年前、警察官が26歳の黒人緊急治療室技師、ブリオナ・テイラーを自宅で射殺した事件で、過去に例のない1200万ドルの和解金を支払うと発表しました。テイラーの名は、黒人の命を守ろうという、全米の抗議運動のなかで、だれもが知る名前となりました。今回の金額は、警察官による黒人を殺害事件1件で支払われる賠償金のなかでも最大級です。市は、また、テイラーの死に責任のある警察部門の大規模な改革を実施することも明らかにしました。ルイビル市長のグレッグ・フィッシャーが和解を発表した記者会見には、テイラーの遺族が同席しました。この異例といえる記者会見を抜粋して放送します。

    dailynews date: 
    2020/9/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • パンデミックで不当儲け:アマゾン社の便乗値上げが露呈する一方でジェフ・べゾスの資産は2000億ドルに膨張

    オンライン巨大企業、アマゾン社はCOVID-19のパンデミックが始まって以来莫大な金額を稼ぎました。多くの人々が自宅にこもりオンラインで買い物をするからです。団体「パブリック・シチズン」(Public Citizen)による新たな報告は、アマゾン社がパンデミック開始以来、多くの州の便乗値上げ禁止法に抵触するほどの生活必需品の値段を設定し、一部の商品には最大1000%の価格引き上げを行ったことを明らかにしています。「これは今も続いています。彼らは現時点でもそれをやっているのです。彼らはパンデミックがはじまってからずっとそうしてきたのです」と、パブリック・シチズンで競争政策の推進を担当し、この報告書を執筆したアレックス・ハーマンは言います。「彼らはパンデミックの最中の利益を最大限にしようとしています」。

    dailynews date: 
    2020/9/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 植民地化がカリフォルニア州を火口箱にした:先住民の土地管理が気候火災と闘うことを助ける理由

    カリフォルニアの森林管理の歴史と、一世紀に渡る野焼きへの弾圧が現在の気候火災をさらに破壊的なものにしている過程を検証します。カリフォルニア州のアメリカ先住民部族たちは、土地を管理するために定期的に野焼きを行ってきましたが、植民地化によってこうした手法は制限され、数十年にわたる間違った政策へと進みました。先住民族のこうした活動に回帰することは土地の管理を改善し気候の変化に対する耐久性を増す、とカリフォルニア州立大学チコ校で地理学と計画学を教える、山火事を専門とする地理学者であり、プレインズ・ミウォク族の火を扱う熟練者でもあるドン・ハンキンスは言います。「私たち全員が一緒に取り組み、気持ちを一つにしてことを進めれば、火をその地勢の中で使いこなすことが可能になり、生態学的そして文化的な正しい目的のために必要な範囲に山火事の規模を戻すことができるでしょう」と、ハンキンスは言います。

    dailynews date: 
    2020/9/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「大規模な有権者の権利剥奪」大統領選を前に共和党が全米で投票権への攻撃を強化

    米国大統領選が7週間後に迫っていますが、ホワイトハウスをめぐる闘いが裁判所を舞台にするケースが全米で増えてきています。ウィスコンシン州からフロリダ州、ペンシルベニア州、コロラド州にいたるまで、判事によって、投票用紙に記載される候補者はだれか、記録的な数の郵便投票がどのように処理・配布されるのか、そして最終的に11月3日に最誰が投票できるのかを決める主要な判決が下されています。マザージョーンズ誌の上級記者で、Give Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票させよ:投票権を求める現代米国の闘い』)の著者であるアリ・バーマンは、共和党は、減り続けて少数派になりつつある白人を、権力の座に留めることを目的に、投票権に対する全国的な攻撃を行っていると言います。「これは、アメリカ国民のためには何もしないで、投票することをできるだけ難しくさせ、新たな投票抑制法を支持する判事を置くという共和党のゲームなのです。」

    dailynews date: 
    2020/9/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「トランプ大統領は犯罪が歩いているようなもの」 ウイリアム・バーバー師が投票権保護と貧者の動員について語る

    11月の大統領選挙まで2カ月を切るなか、「貧者の運動(Poor People's Campaign)」は、選挙結果を左右する可能性のある貧しい低所得者数千万人の投票権登録運動を開始しました。「貧者の運動(Poor People's Campaign)共同代表で「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)代表のウイリアム・バーバー牧師は、「投票は解き放たれた力です。私たちは投票の力、投票を守る力、投票によって公共政策を練り上げていく力について、人々を訓練しなければなりません」と言います。この呼びかけは、Mobilizing, Organizing, Registering, Educating People for a Movement That Votes(人々を結集、組織、登録、教育する投票運動)を略して、MOREと呼ばれています。

    dailynews date: 
    2020/9/14(Mon)
    記事番号: 
    3

Pages