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2020年11月6日(金)

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  • 【20/11/06/1】いくつかの州でまだ開票作業が続いている中で、トランプ大統領が選挙が不正に操作されているという根拠のない主張を声高に訴えたため、トランプ支持者の一部が暴力を用いて開票プロセスを混乱させる懸念が高まっています。トランプ支持者は、フェニックス、ラスベガス、アトランタ、デトロイト、フィラデルフィアの投票所で抗議行動を行っています。フィラデルフィアでは警察が2人の男を逮捕しました。AR-15で武装した男達がバージニア州から車でペンシルバニアコンベンションセンターを襲撃しに向かっているとの情報が入ったからです。一方、トランプ大統領の元選挙参謀スティーブ・バノンは、アンソニー・ファウチ医師とクリストファー・レイFBI長官の首を刎ねろと呼びかけました。調査ジャーナリストのアラン・ネアンは、「トランプや共和党の過激派は、人口構成においては少数派であり、投票数でも少数派です。この少数派による支配を、彼らは強固なものにしようとしています。「大多数の国がそうであるように、最も多数の票を得た者か大統領になる仕組みであれば、今のような状況にはならなかったでしょう」。

  • 【20/11/06/2】ドナルド・トランプ大統領が米国の大統領選挙を無力化しようと企てていることについて、労働組合組織家のジェーン・マカレビー(Jane McAlevey)と一緒に見ていきます。マカレビーはカリフォルニア大学バークレイ校労働センターの上級政策研究員で、2000年の大統領選挙でフロリダ州の再集計の証人を務めました。彼女は、2000年の選挙で共和党に異論の多い勝利の主張をすることを民主党が許してしまったことは、今日の事態に教訓を残していると言います。「私たちには対抗言論が必要です。大きな数の人々を街頭に集めなければなりません」。

  • 【20/11/06/3】ジョージア州では初めてバイデン候補がトランプ候補をリードしました。アトランタから、最新情報をお届けします。ジョージア州の激戦が2020年の大統領選挙の決め手になるかもしれません。長く共和党王国だったジョージアが民主党に傾いた陰には、地元でのコミュニティ活動家の働きがあったと多くの人が指摘しています。その一人がステイシー・エイブラムスです。彼女は2018年のジョージア州知事選に立候補し、投票抑圧行為の訴えが方々で上がる中で激戦の末に敗れましたが、それ以来ずっと、自分の組織「フェア・ファイト」と「フェア・カウント」を通じて投票率を上げるための大規模な取り組みを主導してきました。ジョージア州の上院2議席をめぐる争いも共に決戦投票に持ち込まれそうな情勢であり、共和党が上院の過半数を守り切れるかどうかはジョージアの2議席にかかっている可能性があります。アトランタに拠点を置くフリーランスのジャーナリストで、選挙の公正と投票権に注目しているアノア・チャンガは、「有権者登録を拡大するために、地域社会が深く関与した幅広い努力が行われてきました」と語ります。

  • 【20/11/06/4】大統領選挙の結果に大方の関心が集まっていますが、カリブ海の米国自治領プエルトリコでも同3日に選挙が行われました。合衆国の州への格上げの是非を問う住民投票はぎりぎり承認されましたが、法的な拘束力はありません。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスが状況を分析します。また、プエルトリコ上院議員に当選したアフロ・プエルトリコ人の人権、フェミニスト、LGBTQI活動家アンナ・イルマ・ラッセン(Ana Irma Rivera Lassén)と話します。

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