デイリーニュース

  • アイ=ジェン・プー 「トランプのCOVID-19対策の軽視はホワイトハウスの家事労働者を「完全に度外視」

    【20/10/12/1】トランプ大統領はCOVID-19治療が終了しないうちにホワイトハウスに復帰し、マスクを取り外すという挑戦的な態度を取りました。このことは、ほとんどが年配の非白人家事スタッフの健康を脅していると、「ケア・イン・アクション」(Care in Action)相談役を務める家事労働者の支援者アイ=ジェン・プーは言います。「トランプ大統領と彼の家族の安全を保ち世話をしてきたのはこうしたエッセンシャルワーカーなのに、トランプは彼らの健康と安全をまったく無視する姿勢を示しました」。ニューヨーク・タイムズ紙は、ここへきて少なくとも3人の家事労働者と住居スタッフの1人が感染したと報じています。一方、新型コロナウィルス対策としての景気刺激法案が不成立となり、その深刻な結果に直面するのは数千人の家事労働者です。

    dailynews date: 
    2020/10/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アルメニア・アゼルバイジャン紛争がトルコの介入で「代理戦争」に発展しかねない理由

    【20/10/09/3】アルメニアとアゼルバイジャンは係争中の領土ナゴルノ・カラバフをめぐる2週間の戦闘を受けて、それぞれの外相をモスクワに送って交渉を行うことになりました。すでに少なくとも300人が犠牲となり、もっと広域の地域紛争に発展する恐れがあります。トルコがアゼルバイジャンを公然と支持し、ロシアはアルメニアを支持しているからです。ナゴルノ・カラバフ州はアゼルバイジャンの内側に位置していますが、支配権を握っているのはアルメニア系の住民です。「トルコがアゼルバイジャン側に味方して介入すれば、おおきく不安定化させる要因となります」と、ストーンヒル大学の政治学・国際関係学の教授アンナ・オハニャン氏は言います。「そうなれば、この紛争が代理戦争に発展する条件が整います」

    dailynews date: 
    2020/10/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国連世界食糧計画にノーベル平和賞 戦争・パンデミック・気候危機で広がる飢餓への取り組みを評価

    【20/10/09/2】世界食糧計画が、世界中の飢餓と闘う努力が評価され、2020 年のノーベル平和賞を受賞しました。これを受けて、トリコンチネンタル社会研究所のヴィジャイ・プラシャド所長に話を聞きます。彼はこの国連機関の活動を高く評価しています。「世界食糧計画がノーベル平和を受賞したことは、このうえない喜びです。なにしろ、この飢えというパンデミックはおそらく世界で27憶人ほどを無力化させているからです」

    dailynews date: 
    2020/10/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ミシガン州知事を誘拐する右翼の陰謀をFBIが阻止 トランプ大統領が同州の「解放」を呼びかけた数カ月後

    【20/10/09/1】トランプ大統領が支持者に「ミシガンを解放せよ」(LIBERATE MICHIGAN!)とツイートしてからわずか数カ月後、連邦捜査局(FBI)は民主党のミシガン州知事グレッチェン・ホイットマーを誘拐する計画を阻止したと発表しました FBIは8日(木)、誘拐計画に関与した容疑で 6人の男を逮捕しました。他にも7人の男が、ランシング市にある州議会議事堂を襲撃して内戦をひき起こす計画を立てていたとして逮捕されました。「多くの人にとっては驚きでししょうが、ミシガン州内では必ずしもそうではありません。ここでは民兵と白人ナショナリストのつながりの歴史が長いのです」と、ラス・マクナマラRuss McNamaraは言います。彼はデトロイトのNPR(米国公共ラジオ)系列局WDETの記者です。また、地元の民主党員たちは数カ月にわたって極右過激派の脅威について警告してきたと言うミシガン州下院議員のカイラ・ハリス・ボーデンKyra Harris Boldenにも話を聞きました。「とても重要なのは、この事件は防げていたかもしれないということです」と彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/10/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ウィリアム・バーバー師 有権者抑圧を語る:多くの有権者が投票すれば勝ち目はないと共和党は知っている

    [20/10/08/3] 10月7日の副大統領候補討論会で、マイク・ペンス副大統領は、仮にバイデンが当選した場合、権力の移行を平和的に行うかどうかに言明するのを拒否しました。代わりに、ペンスはトランプ政権が法的に郵便投票を制限しようとしていることに言及しました。ウィリアム・バーバー師によれば、11月の投票日を前に共和党は有権者抑圧への取組みに力を入れており、それは主に黒人や褐色の肌の有権者を標的にした「極めて精度の高い人種差別」だということです。バーバー師が共同委員長を務める「貧者のキャンペーン」は有権者の選挙権はく奪と闘うために大規模な投票促進運動を先導しています。「みんなが投票すれば勝てないと、彼らには分かっているのです。共和党は貧困層と非白人の有権者が投票するのを非常に恐れています」

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    2020/10/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ウィリアム・バーバー師:数百万人が生活苦に直面している 討論会ではなぜ「貧困」に触れないのか?

    [20/10/08/2] 米国人口の半分近くは、COVID-19パンデミック前から貧困状態に陥っており、生活苦に直面する人の数は、その後さらに数百万人増えています。それにもかかわらず、2020年大統領選の討論会では「貧困」という話題が確実に無視されているとウィリアム・バーバー師は言います。「COVID-19前は順調だったと言うのは止めるべきです。現実的には株式市場が好調だったというだけです」とバーバー師は言います。バーバー師は「貧者のキャンペーン」(Poor People’s Campaign)の共同委員長で、「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)代表です。

    dailynews date: 
    2020/10/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米大統領史上で最悪の失策:カマラ・ハリス トランプ/ペンスのCOVID-19対応を批判

    [20/10/08/1] マイク・ペンス副大統領とカマラ・ハリス上院議員は、10月7日、プレキシガラス2枚で仕切られた会場で、今回の大統領選シーズン唯一の副大統領候補者討論会を行いました。トランプ政権のコロナウイルス対策本部長を務めるペンスは、政権のコロナ危機対応を繰り返し擁護しましたが、米国ではCOVID-19の死者が21万2000人近くに上り、数百万人の人々がいまだ失業しています。また今回の討論会は、トランプ大統領を含む数十人の高官がウイルスに感染し、ホワイトハウスでコロナの集団感染が発生している中で行われました。「ホワイトハウス内の感染者数は、最近発表されたイエメンやベトナム、ニュージーランドという国々の感染者数よりも多いのです」とコロンビア大学医療センター、世界健康緊急医療長クレイグ・スペンサーは言います。「ホワイトハウス内部の安全も守れないのに、どうやって米国全体の安全を守るというのでしょう?」

    dailynews date: 
    2020/10/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グリーンズボロ虐殺事件から41年、クラン、ナチスによる反人種差別主義者5人の殺害を、警察は容認していたと、市が謝罪

    【20/10/07/2】41年近く前、ノースカロライナ州グリーンズボロの町で、米国の白人至上主義団体クー・クラックス・クランやアメリカ・ナチ党のメンバーが、反人種差別活動家5人を射殺した事件がありました。グリーンズボロ市議会が、このほどひとつの決議を採択しました。襲撃そのものと殺害行為を警察が容認していたことについて、謝罪するという内容です。1979年に起きた襲撃事件の生存者、ネルソン・ジョンソン牧師とジョイス・ホブソン・ジョンソンのお二人に話を聞きます。「(襲撃の計画を)警察は知っていながら、まったく動こうとしなかった」ことを市が認めて、謝罪したと、ネルソン牧師は言います。「我々が現在、北米の暗殺集団と呼んでいる集団の一つに警察が便宜を図っていたのです」。

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    2020/10/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • メアリー・トランプ、叔父は21万人の死に責任があり、こんどは「わざと感染を広げている」

    【20/10/07/1】トランプ大統領は、自身も新型ウイルスに感染し、病院に担ぎ込まれたが、にもかかわらず、多くの死者をだしているこの新型コロナウイルスの爆発的流行を、インフルエンザみたいなものだと言っています。トランプ大統領のただひとりの姪、メアリー・トランプに話を聞きます。大統領選挙の最終盤を迎えたこの数週間、トランプの行動は、ますます常軌を逸しているが、どう思うか。また、彼の一族は病気になることを、弱さと見なしていることについてメアリー・トランプは語ります。「何らかの治療を受けるということは、治療が必要なんだと、認めることなのですが、叔父には、そうした自覚はないと思います。側近の人々が、大統領にとって何がよいことかを気にかけていないこともはっきりしています。もし気をつけているのであれば、トランプは、まだウォルター・リード陸軍病院にいるでしょう」。また、トランプ大統領が比較的すみやかに病気を克服することは、「最悪のシナリオ」になるだろうと、警告しています。トランプが、自分の主張を信じて疑わなくなり、このパンデミックを無視し続けることになると思われるからだ、というのです。臨床心理学者でもあるメアリー・トランプは、トランプ大統領による出版の差し止め訴訟をはねのけ、7月に新著『世界で最も危険な男』を出版しました。新著はベストセラーになっています。

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    2020/10/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 疾病対策予防センターによるトランプの接触者追跡却下後COVIDトラッカーを構築した大学4年生にインタビュー

    【20/10/06/3】トランプ大統領の周囲でCOVID-19検査で陽性反応を示す人数が増え続けていますが、ホワイトハウスが米疾病対策予防センター(CDC)にしてほしくないこと―トランプ大統領を感染させた、または彼によって感染させられた可能性がある接触者を追跡する―をしている学生ジャーナリストに話を聞きます。ミドルベリー大学4年生のベンジー・レントンは、トランプ大統領の周辺で増え続ける、COVID-19にさらされた、あるいは感染した人間を監視するためのリアルタイム追跡ツールの開発を手伝いました。このサイトは「ホワイトハウスのCOVID-19 」(COVID-19 at the White House)と呼ばれ、これまでに270人以上の接触者と25人の陽性例をリストアップしています。このサイトは「公表されている情報」を使って、「米国の市民に与えられるべき透明性と情報へのアクセスを確実にしている」とレントンは言います。

    dailynews date: 
    2020/10/6(Tue)
    記事番号: 
    3

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