デイリーニュース

  • 気候変動の存在について明言を拒否するエイミー・コニー・バレット 米憲法修正第1条は「抗議する権利」も保護していることを忘れる

    [20/10/15/2] トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したエイミー・コニー・バレットの上院での公聴会は10月14日、質疑応答の2日目が行われました。そのハイライトをお送りします。バレットは8時間にわたり、気候変動から投票権、同性結婚、中絶に至るまでさまざまな問題についての見解を問われました。共和党は11月3日の大統領選前に保守派の最高裁判事を承認し、最高裁で6対3の保守派優位を確保しようと躍起になっています。

    dailynews date: 
    2020/10/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「集団免疫」をめぐる討論: 配慮あるアプローチか 数百万人もの死者や重症者を出す愚行か

    [20/10/15/1] 米国の多くの地域でコロナウィルスの感染が拡大する中、トランプ政権は意図的に米国の人口の多くをウイルスに感染させる「集団免疫」という方法を採用したと報じられています。世界保健機関(WHO)はこのアプローチに警告を発しています。本日は論争の的になっている「集団免疫」の問題とウイルスに立ち向かう最善の方法について、ハーバード大学から2人の医療専門家を迎えて討論をお送りします。ゲストはハーバード大学医学教授で疫学者のマーティン・クルドルフ、そしてブリガム・アンド・ウィメンズ病院とハーバード大学医学部の内科医、アブラール・カランです。クルドルフは物議を醸している「グレート・バリントン宣言」の主要支持者の一人で、ロックダウンの緩和を主張しています。カランは、今年2月以降、マサチューセッツ州の現場でCOVID-19の公衆衛生上の対応に当たっています。

    dailynews date: 
    2020/10/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 非民主的な機構の改革が、民主主義にとって安全な最高裁を生む、サムエル・モイン

    【20/10/14/3】共和党は、トランプ大統領が指名した最高裁判所判事候補エイミー・コニー・バレットの承認を11月3日の大統領選挙の前に行い、司法の最高機関を保守派が数十年にわたって多数を固めることができるようにと躍起になっています。そうしたなか、ジョー・バイデンに対して、大統領に当選したら、最高裁判所判事の定数増員を求める声が高まっています。しかし、エール大学の法学者サムエル・モインが提唱するのは、判事の数を増やすことや、最高裁判所のイデオロギー構成を均衡させるために提案されている一般的な方法などではありません。民主主義を守るために、最高裁判所全体を弱体化しなければならないと、言うのです。「この国は、少数派の人々による支配と民主主義の排除に基づいて建国されました。その構図の一角を最高裁判所が占めており、ずっとそれが続いているのです。今、右派による統制が打ち立てられようとしている危機に瀕しており、最高裁は危険な存在なのです」。

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    2020/10/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 中立を守るとエイミー・コニー・バレットは言うが、活動履歴は「過激な保守」だと、ダリア・リトウィック

    【20/10/14/2】最高裁判所判事候補のエイミー・コニー・バレットの承認を審理する2日目の公聴会が13日に開催されましたが、バレット連邦高等裁判所判事は、投票者への脅し行為に関する基本的な問いや、選挙を遅らせることができる権限が、大統領にあるのか、という質問にたいしても回答を拒否し、「公平に対応する」と答えるにとどまりました。これについて、オンライン誌「スレート」(Slate.com)で法律担当の上席特派員をつとめる、最高裁判所担当記者のダリア・リトウィックは、「自分を中立であると見せかけようとしているにすぎません」と言い、「隠し立てすることはなにもない、それまでの自分が何者であって、どんな判決をくだしたかなどというのは、関係のないことだと、いっているのもそういった狙いがあるのです」と指摘します。「先入観なしに対応するという必要のない問題もあったのです。(明快に答えていれば)多くの不安を和らげることができたはずです」。

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    2020/10/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領が選挙を遅らせたり、平和的に権力を移行することを拒否することはできるか、上院公聴会での質問に、エイミー・コニー・バレットは回答を拒否

    【20/10/14/1】最高裁判所判事候補の承認をめぐる13日の上院の公聴会で、候補者のエイミー・コニー・バレットは11時間にわたって、医療保険制度改革法やロー対ウェイド判決(Roe v. Wade)、投票権などについての見解を問われましたが、明らかにすることを拒みました。また、トランプ大統領が選挙の実施を遅らせることは可能かとの質問にも、あるいは、共和党が、48歳の連邦判事の承認を、大統領選挙日の前に行おうと、躍起になっており、承認されれば、最高裁判所は、6対3で圧倒的に保守が優位になる、という質問に対しても、答えませんでした。長時間に及ぶ公聴会の模様を、主要部分を特集して放送します。

    dailynews date: 
    2020/10/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 不正司法は不正選挙につながる:アリ・バーマンが語るバレットの公聴会と共和党による有権者の抑圧

    【20/10/13/3】ジョージ・W・ブッシュの法律チームの一員として、2000年の大統領選挙をめぐる法廷闘争に関わったエイミー・コニー・バレットを見れば、共和党候補の利益のためなら彼女は進んで法を曲げることがわかる、とマザージョーンズ誌の記者のアリ・バーマンは言います。「それがエイミー・コニー・バレットについて非常に憂慮すべき点です。なぜなら、それがトランプ大統領が現時点で求めていることだからです」と、バーマンは言います。「事実や法律に関係なく、彼は開票に関して彼のやり方に従う最高裁判事がほしいのです。」バーマンはさらに、ジョージア州からアリゾナ州にいたるまで全国で行われている期日前投票において有権者たちが直面している問題も検証します。アリゾナ州では先住民パスクア・ヤキ族が10月12日に、2018年に閉鎖された保留地唯一の期日前直接投票所の復活を求めて訴訟を起こしました。

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    2020/10/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 裁判所の抱え込み:少数派支配を強固にするべく数十年をかけ判事を配置した共和党

    【20/10/13/2】エイミー・コニー・バレットの上院承認公聴会が開かれていますが、連邦司法のいたるところに右派の判事を置こうとする保守派による数十年の計画に続き、保守派が11月3日の大統領選を前に最高裁にバレットを就任させるためにいかに黒い金を使っているかを検証します。「私たちが直面しているのは疑いなく、少数派支配の強化です」と、上院司法委員会の元スタッフで政策研究団体「トゥルー・ノース・リサーチ」(True North Research)の事務局長リサ・グレイブスは言います。「最高裁判事の定員を増やす必要が言われるのは、実は最高裁判事構成の現状を変える必要があるということなのです。」

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    2020/10/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「国民に決めさせろ!」 エイミー・コニー・バレットの公聴会での抗議デモが共和党の権力掌握と医療保険制度改革法への攻撃を非難

    【20/10/13/1】トランプ大統領が指名した最高裁判事候補エイミー・バレット判事の承認公聴会に反対する数百人が10月12日、上院の外で抗議を行いました。大統領選のさなかにバレットの指名を押し進めようとする上院に反対する座り込み抗議では、少なくとも21人が逮捕されました。上院の民主党議員たちは、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事の席をバレット連邦判事が埋めるようなことになれば、彼女の経歴からして、医療保険制度改革法(Affordable Care Act)を覆し、性と生殖に関する権利を脅かす可能性があると警告しています。「トランプと共和党議員たちがしようとしているのは権力の掌握です」と、「大衆民主主義センター」(Center for Popular Democracy)共同事務局長のアナ・マリア・アチーラは言います。抗議2日目を前に、米国最高裁判所前から、アチーラに話を聞きます。彼女は、新型コロナウイルスのパンデミックの中、議員たちは「数百万の人々に緊急援助を提供する、彼らができるすべてのこと」をすることにむしろ集中すべきだと言います。

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    2020/10/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 軍事化による弾圧のなか、先住民の土地保護活動家たちがオオダム地区の抵抗運動を推進

    【20/10/12/3】全米で14州、130以上の都市がコロンブス・デーに代わる「先住民の日」を祝うなか、アリゾナ州の話題を取り上げます。アリゾナ州では、オーガン・パイプ・カクタス国定公園の中にある聖なる泉の近くに国境の壁が建設されることに対して、先住民コミュニティーが抵抗運動を進めています。「壁だけでなく、私たちの同胞でもある国境の向うの人々に対する根拠のない恐れに基づいて故郷の土地が完全に軍事化されたことでも、人々の生活は大きな打撃を受けています」と、オオダムの水と土地擁護活動家ネリー・ホ・ダビドは言います。この非暴力抵抗運動が行われるなか、米連邦控訴裁判所が10月9日(金)、アリゾナ州の壁建設に差止め命令を出しました。テキサス州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州でも同様の命令が出ています。

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    2020/10/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「彼らの気持ちがわかる」 元ホワイトハウス執事の息子 トランプは住居スタッフの健康を危険にさらした

    【20/10/12/2】ホワイトハウスの執事を34年間務めたユージン・アレンを父に持つチャールズ・アレンに聞きます。アレンは、トランプ大統領が新型コロナウイルス入院に続いて取った無謀な行動はホワイトハウスの家事スタッフの健康を脅していると言います。「父がよく言っていたことですが、著名人の仕事を可能にするのは彼らのような名もない人々です」。ユージン・アレンはハリー・トルーマンからロナルド・レーガンまで8人の大統領に仕え、2010年に亡くなりました。その生涯は、フォレスト・ウィテカーが主役となった2013年の映画『大統領の執事の涙』の原作となりました。

    dailynews date: 
    2020/10/12(Mon)
    記事番号: 
    2

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