デイリーニュース

  • 故ジェームズ・ガンドルフィーニの知られざる一面:「ザ・ソプラノズ」の俳優は傷痍軍人や地域メディアを支援

    ヒットTVシリーズ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」でマフィアのボス、トニー・ソプラノを演じたことで有名な人気俳優ジェームズ・ガンドルフィーニが、6月19日51歳で亡くなりました。その死を伝える報道ではガンドルフィーニの俳優としてのキャリアが中心に記述され、政治的活動について触れられることは殆どありません。ニューヨーク市でのガンドルフィーニの人気は、舞台やスクリーンでの演技だけでなく、地域メディアへのサポートや、戦争に対し批判的なドキュメンタリー制作の強力な支援活動のためでもありました。2010年にはHBOの、南北戦争からイラクとアフガニスタン戦争に至るまでの心的外傷後ストレス障害(PTSD)を描いたドキュメンタリー映画Wartorn: 1861-2010(『戦争に引き裂かれて:1861-2010』)を制作しました。ガンドルフィーニはまた、2007年のHBOのドキュメンタリー映画Alive Day Memories: Home From Iraq(『生きし者の記憶:イラクからの帰郷』)で、多数のイラク戦争の傷痍軍人にインタビューを行いました。同作品を共同監督したジョン・アルパートとマシュー・オニールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/6/21(Fri)
    記事番号: 
    3
  • FBIが国内監視に無人機を使用 プライバシー侵害と企業・政府間の癒着の恐れ高まる

    FBIは今週、米国内の監視活動に無人機を使用していることを認めました。FBIのロバート・モラー長官は、無人機の使用は「非常に稀」だとしながらも、プライバシー保護のための規定はまだ完成していないと認めました。一方、最近リークされた国家安全保障局(NSA)の機密資料によれば、外国諜報活動監視裁判所[外国諜報活動監視法(FISA)に基づいて捜査機関の監視請求に応じて令状を出すかどうか決める]は、NSAによる米市民の個人データの収集と使用を「最低限に抑える」どころか、むしろNSAに広範囲の自由裁量を与えるような判断を下してきたと、6月20日に英ガーディアン紙は報じています。米国内の監視活動を巡る最新の問題について、全米法律家ギルド理事長で、近日発売のSpying on Democracy: Government Surveillance, Corporate Power and Public Resistance(『民主主義をスパイする:政府の諜報活動、企業の影響力と市民の抵抗』)の著者のハイディ・ボゴジアンに話を聞きます。普通の市民に対する監視活動の拡大や、企業が政府と協力して広範囲の情報源から集めた電子情報のデータマイニングを行っていることについて、ボゴジアンの分析をお願いします。

    dailynews date: 
    2013/6/21(Fri)
    記事番号: 
    2
  • FBIの殺しのライセンス:1993年以来 捜査官による全ての発砲が「正当」判定

    新たな資料からFBIが過去20年、同局捜査官による全ての発砲事件を問題なしとしていたことが明かされました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、93年から現在までに、FBIの発砲による70名の死亡と、80名の負傷はすべて正当な行為だったと判定されています。意図的とみられる警察官の発砲は289件ありましたが、書面による戒告5件を除けば、捜査官が懲戒処分を受けることはありませんでした。FBIが被害者に訴えられて和解金100万ドル以上を支払った場合でさえも、局内の調査報告では発砲した捜査官に落ち度は無かったとしています。FBIの責任の取り方については、5月のフロリダ州オーランドで捜査官がイブラギム・ トダシェフ容疑者を尋問中、射殺した事件以来、問題が再浮上しています。報道ではトダシェフ容疑者は武装していなかったとされています。この記事の共同執筆者、ピュリッツァー賞に輝くニューヨーク・タイムズ紙のチャーリー・サベジ記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/6/21(Fri)
    記事番号: 
    1
  • コミュニティ・ラジオの歴史的勝利 米連邦通信委員会が低出力FM周波数1000局の新規参入を募る

    コミュニティ・ラジオ運動の15年に渡る活動が大きな勝利へと実を結びました。米連邦通信委員会(FCC)が、10月から低出力FMラジオ数百局の新規参入申し込み受付をはじめると発表したのです。このことは、2013年に限り、非営利団体や、労働運動組織、コミュニティ団体が、放送波の1片を所有するチャンスが一度だけ与えられることを意味し、「米国史上最大の、コミュニティ・ラジオ拡大」だと歓迎されています。2人のゲストに話を聞きます。企業が支配するメディア界に挑戦し、今回の放送波解放を求めるキャンペーンの先頭に立ってきた全米プロメテウス・ラジオ・プロジェクト(National Organizer of the Prometheus Radio Project)のジェフ・ルセットと、オレゴン最大のラティーノ組織「北西部 農業労働者連合」(PCUN)のラモン・ラミレス会長です。2006年、プロメテウス・ラジオ・プロジェクトは、PCUNの低出力FM局「ムーブメント・ラジオ」(Movement Radio)設立を手助けしました。同局は農業労働者に労働者の権利についての情報提供を行うと同時に、より広範囲のラティーノ社会に移民法改革運動、健康問題やその他ラティーノ社会に関わる話題を提供してきました。

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    2013/6/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランスワールド航空800便墜落事故で米政府が嘘? 新たな証拠浮上で 元捜査官が再調査を求める

    1996年にトランスワールド航空(TWA)800便がニューヨーク州ロング・アイランド沖に墜落した事故では、搭乗していた230人全員が死亡しました。政府の公式捜査は機械の故障が原因だったとしましたが、今になって元捜査官の一団が、当時の報告書には誤りがあったとして、米国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board)に捜査を再開するよう要請しています。TWA機は付近で訓練を行っていた米海軍に誤って撃墜された、またはテロリストによる攻撃を受けたのでしょうか? この墜落事故の新しいドキュメンタリー映画、"TWA Flight 800"(『トランスワールド航空800便』)を製作した、CBS放送局の元ニュース・プロデューサー、クリスティーナ・ボルジェソンと、物理学者で「800便独立調査団」(Flight 800 Independent Researchers Organization)の共同設立者トム・スタルカップに話を聞きます。また、同じくこの論争について検証しているドキュメンタリー映画、”Shadows of Liberty”(『自由の影で』)からの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2013/6/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • シスター・ヘレン・プリジャンとビル・ペルケ ペルケの祖母を殺害した死刑囚の釈放について語る

    自身の祖母を殺された悲傷から許しまでの道のりを書いたビル・ペルケと、高名な活動家で「デッドマン・ウォーキング」の原作者シスター・ヘレン・プリジャンに、死刑反対運動での最近の成功について話をききます。インディアナ州は、17日、元死刑囚ポーラ・クーパーを釈放しました。クーパーは、1985年にインディアナ州ギャリーで聖書学校の年配教師でペルケの祖母でもあるルース・ペルケを殺害した罪で有罪判決を受けたインディアナ州の女性で、当時最も若い死刑囚となりました。彼女は、児童虐待の被害者で、逮捕時されるまでの間に10 もの異なる学校に通っていました。彼女の事件は、世界中の人権活動家や死刑反対派を動かしましたが、ビル・ペルケもその一人でした。彼はシスター・ヘレンと協力して、死刑への反対運動を展開しクーパーの恩赦を懇願しました。「この少女が死刑囚監房にいるという事実を知ったら、私の祖母は絶対に驚くだろうと思いました」とペルケは語ります。「祖母は、ポーラ・クーパーと彼女の家族のことを愛したと思います。祖母は私たち家族にもそのような愛情や慈悲を持って欲しいと思っていたと感じるのです」。

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    2013/6/19(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ブラジルの大規模デモ 公共サービス削減 W杯・五輪のため巨額支出への抗議

    ブラジルのデモは、17日に24万人がデモに参加して以来、過去数十年間で最大のデモとなり、参加者が増え続けています。デモは当初、サンパウロ市内のバス運賃値上げに対して起こりましたが、その後、政府の汚職、不公平さ、公共サービスの悪化、デモ隊に対する警官の強暴行為をめぐり、全国にひろがりました。デモ参加者は、政府の2014年ワールドカップ、2016年夏季オリンピックへの巨額の支出も非難しています。ブラジルを拠点にしている人権団体コネクタスの事務局長で、このデモに参加しているルシア・ナダーにサンパウロから話をききます。

    dailynews date: 
    2013/6/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • トルコの反抗デモ 政府の執拗な弾圧に対し「新しい抗議のやり方」を見い出す

    トルコ政府は、ますます激しくなる弾圧にもかかわらず、いまだに続いている反政府デモを鎮圧するために武装兵士を市内に送り込むと脅しています。18日、トルコ警察は一連の強制捜査で、数週間続く反政府集会に参加した疑いのある87人を逮捕しました。最近のデモではさまざまな形態が使われています。その一つである消極的抵抗運動は、警察の一斉検挙に抗議するため、8 時間もの間タクシム広場に静かに立ち続け、世界の注目を浴びた「スタンディング・マン」ことパフォーマンスアーティストのアーデム・グンドゥーズから始まりました。本日はイスタンブールから、活動家の学者で、このデモが始まった先月下旬からタクシム広場で活動しているナザン・ウスタンダッグに話を聞きます。「人々は、抗議をする新しい方法を見つけています。われわれは、次に何をするか、どのように組織して、民主的要求を主張するのかをみんなで話し合っています」と彼女は言います。

    dailynews date: 
    2013/6/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • マイケル・ヘイスティングス 33歳で死去: 権力に立ち向かいアフガン戦争の虚構を暴いた 恐れ知らずのジャーナリスト

    調査報道記者マイケル・ヘイスティングス がロサンゼルスで自動車事故で死亡しました。33歳でした。イラクとアフガニスタンからの広範囲にわたる彼の報道は、残酷な戦争の実態を暴き出し、多くの人に読まれました。2010年ローリング・ストーン誌に掲載されたアフガニスタンの米司令官スタンレー・マクリスタル将軍に関する彼の記事は、マクリスタルと彼の補佐官が政府高官に対して中傷的な発言をしたとして、政治的議論に火をつけました。この記事は、戦争の方向性をめぐって長きにわたる文官と軍部の意見の相違を露呈し、マクリスタルを辞職へと追い込みました。映画監督のオリバー・ストーンは、デモクラシー・ナウ!に提供された文書の中で、「マイケル・ヘイスティングは、短い一生の中で出来る以上のことをやり遂げました。彼はわが国でも最も優秀な若手調査報道記者の一人で、危険をかえり見ない彼の報道にはある意味彼の命がかかっていました。われわれには、許しがたい戦争犯罪や社会の支配至上主義の傲慢さに積極的に抵抗するマイケルのような若い世代がもっと必要です」と話しています。ローリング・ストーン誌は、「ヘイスティングスは決して権力に取り入らないリポーターだった。彼はすばらしい報道の遺産を残してくれた」というコメントを発表しました。

    dailynews date: 
    2013/6/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド:監視についてオバマが“虚偽の”主張をする一方、スノーデンは命懸けでNSA論争を喚起

    米国家安全保障局(NSA)の監視に関する記事を6月初旬に発表したガーディアン紙の記者、グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。監視プログラムを暴露したエドワード・スノーデン、そのプログラムを擁護せざるを得なくなったオバマ大統領、その両者とも6月17日に、詳細なインタビューに答えたばかりです。オバマはPBSとのインタビューの中で、自らの監視に対する取り組みをブッシュ政権のそれと区別し、裁判所からの令状なしには、いかなる米国民も電話通信やEメールを直接監視されることはないという彼の主張を再度明言しました。グリーンウォルドは、オバマの発言は、米市民と米国外の発信者との間の電話通信に対する令状なしの監視について触れておらず「まったくに見掛け倒し」だとコメントしました。「NSAが[令状なしの]監視で米国市民を意図的に標的にすることができないのは事実ですが、彼らが正にそうした侵略的技術による米国市民の監視に頻繁に携わっていることも事実なのです」と、グリーンウォルドは言います。スノーデンとガーディアン紙の読者とのオンラインでの質疑応答の司会を務めたグリーンウォルドは、内部告白者のスノーデンについて次のように言います。「米国内に作られた大規模な監視装置が、ほとんど管理・監督されないまま、米市民だけでなく世界を偵察していることを不快に思う人間がここにいたということです。

    dailynews date: 
    2013/6/18(Tue)
    記事番号: 
    2

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