デイリーニュース

  • グレン・グリーンウォルド:スノーデンはNSAの監視に対する世界の憤りと彼の苦境への支援に勇気付けられている

    7月8日のインタビューの第二弾として、ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドに国家安全保障局(NSA)の内部告白者エドワード・スノーデンと7月1週目の週末に交わした会話について詳細を聞きます。グリーンウォルドは、スノーデンが6月に香港を離れて以来初めて、彼と長時間にわたって話をしたと言います。「新事実の暴露と、彼の行動をきっかけに起こった世界中の監視政策をめぐる議論が続いているという点で、彼は先週からの展開に喜んでいます。世界中から支援を受けているという点についても喜んでいます」と、グリーンウォルドは言います。「彼が唯一恐れていたのは、こうした暴露を可能にするために自らの人生を犠牲にし、自分を巨大な危険にさらした結果、世界がそれに無関心や興味のない態度を示すことでした。」スノーデンが内部告発者になることを選んだ理由について、グリーンウォルドは次のように言います。「彼は、米政府は世界で最も素晴らしい政府だと思うようなったからこそ、米政府の政策を支援するために働き、自らのキャリアを捧げたかったのです。しかし、時間が経つにつれて、彼はだんだんといろんな種類のことを目にするようになり、米政府に対して批判的になっていきました。同じような志を持って米軍に入り、次第に米軍を悪の力を見なすようになったブラッドリー・マニングのように。

    dailynews date: 
    2013/7/9(Tue)
    記事番号: 
    2
  • エドワード・スノーデンが語るNSAに立ち向かった理由:集団監視「そんなものの下で暮らしたいは思わない」

    エドワード・スノーデンの新たに公開されたインタビューは、6月のあたまに彼が正体を明かす前に収録されたものですが、その中でスノーデンは、米国が世界をいかに監視しているかを暴露することに自らの人生をささげた理由を語っています。スノーデンは、彼の内部告発によって明らかになる最大の新事実は、国家安全保障局(NSA)が海外の通信だけを標的にしていると主張しているにもかかわらず、実際は米国を出入りする全ての通信を収集していることだと思うと述べています。スノーデンはさらに、米国の敵をほう助したとして米政府が彼を悪者扱いし非難するであろうことを予測しています。ジャーナリストのローラ・ポイトラスがこのインタビューの模様を撮影し、ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドが質問をしました。「米国は根本的には良い国です」と、スノーデンは言います。「米国には正しいことを行おうとする、良い価値観を持った善良な人々がいます。しかし、今存在している権力構造は、全ての人々の自由を犠牲にして、自らの可能性を拡大するという自らの目的にために動いているのです。」

    dailynews date: 
    2013/7/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド:スノーデン問題における米政府の「ならず者」的行動に中南米が亡命受け入れを表明

    ベネズエラとボリビア、ニカラグアは、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンの亡命受け入れを表明しました。ボリビアのエボ・モラレス大統領を乗せた航空機にスノーデンが搭乗しているとの誤った疑いを持ったフランスとポルトガルが航空機の自国領空進入を認めず、大統領機がオーストリアに着陸を余儀なくされた出来事を受けて、この表明は出されました。米国はこの出来事への関与について認めることも否定することも拒否しています。英紙ガーディアンの記者で、先月、スノーデンの暴露に基づいてNSAの監視を公表したグレン・グリーンウォルドに最新情報について話を聞きました。グリーンウォルドは最新のスクープで、NSAが何年間にもわたり、ブラジルの通信ネットワークに組織的に侵入して手当たり次第に傍受し、何百万人のブラジル国民のメールや通話の履歴を収集、保管していたことを明らかにしました。「米政府は、この出来事の中でずっと自らの最悪の敵でした。主権国家の大統領を乗せた航空機を止めるために欧州の同盟国に圧力をかけるという発想は極めて過激で極端な行動です。この行為は、『ならず者国家』じみているとともに、中南米が長らく苛立ってきた帝国主義と植民地主義のようでもあります。中南米政府やその国民からのスノーデンへの多大な支援が見られるのはそれが理由だと思います」とグリーンウォルドは話します。

    dailynews date: 
    2013/7/8(Mon)
    記事番号: 
    3
  • モルシ大統領退陣後に悪化する暴力と分裂、脅かされるエジプトの国民的結束への道のり

    8日にカイロで行われたムスリム同胞団の抗議デモで42人が死亡するなど、先週のモルシの大統領退陣を受けたエジプトの融和への取り組みは、いまだ暴力に満ちています。本日は、モルシが大統領退陣に追い込まれた理由とエジプトで次に何が起こるのかについて、センチュリー・ファウンデーションの上級研究員マイケル・ワヒド・ハンナ、ブルッキングスドーハセンターのリサーチ責任者で「中東政策のためのサバンセンター」研究員のシャディ・ハミド、カイロに拠点を置くデモクラシー・ナウ!特派員のアブドゥル・クドゥースの3人のゲストと討論を行います。

    dailynews date: 
    2013/7/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アブドゥル・クドゥース:モルシ大統領退陣で「暴力と報復の悪循環」に陥ったエジプト

    エジプトでは、軍によるモルシ大統領の追放後も、何日間もひどい暴力が続いています。報道によるとモルシが拘束されている軍施設で8日、少なくとも42人が死亡しました。ムスリム同胞団は、平和的な座り込みに対して発砲があり、500人以上が負傷したと述べています。犠牲者の中には女性や子どももいました。エジプト軍は、武装攻撃者による襲撃に応戦したと述べています。ムスリム同胞団はこの射撃を「虐殺」として非難し、軍に対して蜂起するよう呼びかけています。先週のモルシの退陣以降の暴力の波でこれまでに数十人が死亡、1000人以上が負傷していますが、8日の銃撃はその中でも最もひどいものでした。「血の海」となったモルシ支持派集会の現場から戻ったばかりのカイロのデモクラシー・ナウ!特派員アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/7/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米公民権運動の象徴 ジョン・ルイス下院議員が語る 投票権を勝ち取るまで、そして今度は守る闘い

    ジョージア州選出の下院議員を13期務めるジョン・ルイスに時間いっぱい話を聞きます。ルイスは、2013年の今年50周年を迎えた歴史的な1963年のワシントン大行進で演説をした最後の存命者です。ルイスは1960年代に40回以上逮捕され、死ぬほどひどく殴られたこともあります。当時、彼は学生非暴力調整委員会(SNCC)の議長を務めており、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師とともに行進し、フリーダム・ライド(自由のための乗車運動)やロバート・ケネディの大統領出馬キャンペーンに参加しました。

    投票権の獲得と、それを守るための流血の苦闘をルイスとともに見ていきたいと思います。非白人人種を標的にしていると批判される投票制限法が全米16州で可決されるなど、今日も続く投票権をめぐる闘いについてルイスが再考します。「人々が苦しみ、戦ったことを私たちが知ることはとても大切なことです」とルイスは語ります。「投票権を求め血を流し、命を落とした人もいたのです。投票は民主主義社会の中で最も力のある非暴力手段です。これはとても貴重で、ほとんど神聖なものです。我々はこれを使わないといけません。使わなければ、失ってしまうのです」

    ☆このセグメントは字幕付きの動画があります。選挙に行かなかった人たちは、ぜひ見てみてください。

    dailynews date: 
    2013/7/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ダニエル・エルスバーグらが語るビーコン・プレス版『ペンタゴン文書』出版の経緯

    41年前、ビーコン・プレス社(Beacon Press)は、国防総省の「ペンタゴン文書」全文を初めて出版したことで米国政府が起こした訴訟の最高裁判決で敗北が確定しました。1971年6月ニューヨーク・タイムズ紙がこの極秘報告書の一部を初めて掲載したことは今ではよく知られていますが、ユニタリアン・ユニバーサリスト協会(Unitarian Universalist Association)系の小規模な非営利出版社ビーコン・プレス社が、米国のベトナム介入の真の歴史を暴露した7000ページに及ぶ文書の全文を出版するに至った経緯については、それほど知られていません。この出版の結果、同社は2年半にわたり嫌がらせや脅しを受け、破産寸前まで追いこまれ、刑事告発される可能性もありました。この事件の全貌が語られることは、これまでほとんどありませんでした。2007年オレゴン州ポートランドで行われたユニタリアン・ユニバーサリスト協会主催の「ペンタゴン文書」の出版を記念し今日的な意義を考える会議で、エイミー・グッドマンが司会を務めました。事件の渦中にいた3人の中心人物がそれぞれの体験を語ります。国防総省に勤務していた元ランド研究所調査員ダニエル・エルズバーグは、「ペンタゴン文書」をニューヨーク・タイムズ紙にリークした内部告発者として有名です。

    dailynews date: 
    2013/7/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • NSA内部告発者エドワード・スノーデンの警告 「あなたは監視されている」

    本日の内部告発特集では、まず今年6月に米国家安全保障局(NSA)による自国民や外国政府、世界中の個人に対する秘密の監視プログラムの詳細情報をリークした人物として名乗り出たエドワード・スノーデンを取り上げます。彼を誉めたたえているのは米国で最も有名な内部告発者、ベトナム戦争の隠された歴史「ペンタゴン文書」(国防総省の機密文書)をリークしたダニエル・エルスバーグです。「エドワード・スノーデンが英ガーディアン紙に知らせたNSA関連の情報ほど重要で有益なリークないし無断公開は、米国史上で並ぶものがありません。ペンタゴン文書よりも断然すごい」とエルスバーグは言います。6月にガーディアン紙のグレン・グリーンウォルド記者がスノーデンに行ったインタビューの一部を見ましょう。

    dailynews date: 
    2013/7/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 学生ローン金利の倍増阻止が失敗に終り 「体系的」な負債危機取り組みへの声が高まる

    連邦政府が助成する学生ローン金利は、議会が引き上げ回避の合意に至らなかったことで、これまでの倍の6.8%になります。民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は、学生ローン金利を0.75%まで引き下げるという法案を提出しましたが、法案の期限を前にしてつまづきました。 0.75%は政府が大手型銀行へ貸し付ける際の金利と同じです。議会では次の学年度開始前に合意に達するチャンスはありますが、その結果に関わらず、巨大な米国の学生ローン負債への危機への影響はほとんど期待できません。米国の学生ローン負債額は過去10年間に約4倍増加し、現在は約1兆ドルに達しています。連邦議会予算事務局(CBO)は、大学の学費ローンからの金利で、505億ドルの利益がでると予測しています。2人のゲストに話を聞きます。パブリック・シティズンの議会監視部門の財務政策顧問マイカ・ハウプマンと、ニュー・スクール大学博士課程で社会学を専攻し、「学生ローンを占拠せよキャンペーン拒否の誓い」(Occupy Student Debt Campaign Pledge of Refusal)立ち上げを手伝ったパメラ・ブラウンです。

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    2013/7/3(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 作家アダフ・サエイフ:  モルシ大統領は大多数のエジプト市民の声を無視したことで自政権への反乱を招いた

    カイロのタハリール広場から、エジプト人の作家で活動家でもあるアダフ・サエイフが参加してくれます。エジプトのムハンマド・モルシ大統領とムスリム同胞団は民意を含んだ政治を行うことを拒否したことで、今行われている大規模な反政府デモを引き起したと語ります。「(モルシ大統領は)エジプトのための政治をしませんでした」とサエイフは言います。「彼はエジプトの民衆や彼らの要求には目を向けようとさえせず、大多数の市民のために働く政府を作るという、貴重なチャンスを逃したのです」。サエイフはThe Map of Love(『愛の地図』)や最新作Cairo: My City, Our Revolution(『カイロ:我が街、我らの革命』)など多数の著書を持つ作家です。

    dailynews date: 
    2013/7/3(Wed)
    記事番号: 
    2

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