デイリーニュース

  • カンザスでの銃撃殺人は避けられた?犯人は憎しみに満ちた白人至上主義者で犯罪歴を持つ元FBI密告者

    白人至上主義者として悪名高いフレイジャー·グレン·ミラーは、カンザス州の2カ所のユダヤ人コミュニティ・センターで、13日に3人を殺害した罪で起訴されました。別名でフレイジャー·グレン·クロスとしても知られるミラーは、何十年もの間、公然とユダヤ人とアフリカ系アメリカ人を激しく罵倒し続けてきました。彼は武器所持と暗殺計画を画策した罪で懲役3年の刑を受けた事がありますが、他の白人至上主義者に対する証言をして長い刑罰を免れました。ミラーはFBIの情報提供者であったと主張しており、連邦政府が1990年代初頭、証人保護プログラムの一貫としてミラーを保護していたという報告もあり、これが彼が複数の名前を保持する原因とされています。本日はミラーを長年追い続けている南部貧困法律センター(SOLC)の上級研究員マーク・ポトックと2010年にミラーをインタビューしたニュースキャスターのデビッド・パックマンの二人に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/4/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 戦争税反対者らが納税日に軍事支出を止めることを要請

    数百万人の米国人が4月15日、深夜の締め切りまでに連邦税と州税を申告しようと急いでいます。一方、この日を使って、戦争資金のために税金を使うことに反対する人々もいます。「戦争抵抗者連盟」(The War Resisters League)は、2015年の連邦予算のうち少なくとも45%は現在と過去の軍事費および国家債務利子に使われ、その債務の約80%は軍事支出から生じると推定しています。米市民の中には、そのことへの抗議を表明するために、連邦税を払うことを拒んでいる人たちがいます。コロンビア大学の医学部進学過程の学生、リダ・シャオはこのような「戦争税」抵抗を3年続けています。彼女は「全米戦争税抵抗調整委員会」(the National War Tax Resistance Coordinating Committee)からの支援を受けています。シャオから、彼女にとっては納税日が抵抗の日である理由について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/4/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 刑務所に行くのは誰? マット・タイビが語る米国の金融界と市井の不公正格差

    受賞歴のあるジャーナリストのマット・タイビは、金融危機が始まって以来、圧倒的多数のホワイトカラー犯罪者(知能犯罪者)が刑期を逃れる一方で、不平等な司法制度によって貧困者や非白人種が大量に投獄されている理由を問う衝撃的な新刊を発表しました。The Divide: American Injustice in the Age of the Wealth Gap(『分裂:貧富の格差時代の米国の不公正』)の中で、タイビは、富裕層と貧困層の世界大恐慌に匹敵する所得格差と、起訴と投獄の対象における「正義」の格差がいかに対称的であるかを述べています。「他のすべての人々には法執行が信じれないくらい厳しいことを考えるとき、ホワイトカラー犯罪者に法的処置がされないことを考えると、さらに異様に思えます」と、タイビは言います。

    dailynews date: 
    2014/4/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ポ-ク賞受賞のアフガニスタン人:記者の殺害、偽投票、今も続く米軍に関連した死亡、拷問

    アフガニスタンのカブールを拠点にしているジャーナリストのマシュー・エイキンスは11日、ローリング・ストーン紙の記事The A-Team Killings(エリート軍人の殺害)で、米陸軍特殊部隊がワルダク州でアフガニスタン市民10人を殺害した「説得力のある証拠」を取り上げたことを評価され、ジョージ・ポ-ク賞を授与されました。エイキンスに彼の記事の最新情報を聞くとともに、大統領選挙から先日2人のジャーナリストが死亡した未だに続く暴力まで、アフガニスタンの最近の動向について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/4/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「我々は脅しに屈しない」:NSA監視を報じた記者らが報道後初めて米国に戻る

    10ヶ月前、ローラ・ポイトラスとグレン・グリーンウォルドはニューヨークから香港に飛び、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンに会いに行きました。ポイトラスとグリーンウォルドは、国家安全保障に関する報道でジョージ・ポーク賞を受賞するためにベルリンからニューヨークに移動した11日まで、米国には一度も戻っていませんでした。米国家情報長官ジェームス・クラッパーがNSAの報道に関わっているジャーナリストをスノーデンの「共犯者」と表現していたため、彼らは身柄を拘束されるのか、あるいは出頭命令が下されるのか分からないまま、米国に到着しました。ジョージ・ポーク賞授賞式後に行われた記者会見で、ポイトラスとグリーンウォルドは、彼らの記事と政府からの脅しについて記者からの質問に応じました。

    dailynews date: 
    2014/4/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「この賞はスノーデンが受賞した」:グリーンウォルドとポイトラス、NSA監視報道でポーク賞受賞

    ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドとローラ・ポイトラスは11日、米国家安全保障局(NSA)の大規模監視プログラムの暴露後初めて米国に戻り、ニューヨーク市で、国家安全保障に関する報道でジョージ・ポーク賞を受賞しました。この10ヶ月間、ポイトラスとグリーンウォルドはエドワード・スノーデンによって漏洩された大量の重要文書を報道する中心的役割を果たしてきました。英紙ガーディアンのエウェン・マックアスキルや米紙ワシントンポストのバートン・ゲルマンも、2人とともに賞を受賞しました。ポイトラスとグリーンウォルドは受賞スピーチで、彼らの情報源に賛辞を表しました。「これらの賞のひとつひとつは、(スノーデンが)表沙汰にしたことは本当に正しいことであり、起訴や数十年の実刑ではなく、感謝にこそ値するということをまたしても証明しています」とグリーンウォルドは語りました。「自分の人生を犠牲にして、この情報を公開した人物がいなければ、我々は誰一人ここにいなかったでしょう。この賞は実はエドワード・スノーデンに与えられたものなのです」とポイトラスは述べました。

    dailynews date: 
    2014/4/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『イマジン:社会主義国の米国での暮らし』:より良い民主主義、資本主義の無い世界を構想する新著

    番組の締めくくりでは、新刊Imagine: Living in a Socialist USA(『イマジン:社会主義国米国で暮らす』)を取り上げます。同書には、マイケル・ムーア、アンジェラ・デイビス、フランセス・フォックス・ピベン、マーティン・イスパーダ、リック、ウルフ、そしてデモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスなど大勢の著名な人々によるエッセーが収められています。いくつかの世論調査では18歳から29歳のアメリカ人は「社会主義」ということばに「資本主義」という言葉より好意的な反応を示すという結果が出ているそんな今、この本が出版されました。この本の共同編集者は、伝説的なブックエージェントのフランセス・ゴールディンで、60年以上も出版業界で仕事し、6月に90歳になる人物です。1951年、27歳だったゴールディンは、W.E.B.デュボイスが党首だったアメリカ労働党の候補としてニューヨーク州上院に立候補しました。ゴールディンの共同エディターの一人、マイケル・スミスも番組に参加します。スミスは、ニューヨーク市の弁護士で、憲法上の権利センターの役員でもあります。

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    2014/4/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 『危険と暮らす日々』:ジェームス・キャメロン、マット・デイモン、ハリソン・フォードが登場する気候変動TVシリーズ

    ケーブルテレビ局Showtimeの新番組は、ハリウッドの俳優たちと受賞歴のあるジャーナリストたちを起用し、気候変動の問題を超大作映画なみのドラマとサスペンスに満ちた生き生きとした作品に仕立てています。Years of Living Dangerously (『危険と暮らす日々』)と題したこのシリーズで、ハリソン・フォードはインドネシアに旅し、ヤシ油業界を調査します。アーノルド・シュワルツェネッガーは、荒野の消防士のエリート消防団に加わります。マット・デイモン、ジェームス・キャメロン、ジェリー・ワイントラウブなどのハリウッドの著名人が、ハイディ・カレン、ジョー・ロム、ジェームス・ハンセンなどの一流レポーターや主要な気候変動科学者たちとチームを組み、気候変動の影響を被っている人々の本当の物語を語ります。『危険と暮らす日々』の主任科学アドバイザーで、「クライメート・プログレス」の創設編集者でもあるジョー・ロムに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/4/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 化石燃料からの投資撤収にはずみ: ハーバード大学教授陣、デズモンド・ツツが行動を呼びかけ

    化石燃料企業からの投資撤収運動にはずみがついています。10日、南アフリカのデズモンド・ツツ大司教は化石燃料企業が、気候変動の進行に寄与しているとして、同業界に対し、アパルトヘイトに対して用いたのと同じ手法のボイコットと投資撤収運動を呼びかけました。一方、ハーバード大学の教授陣のうち100名近くが、石油、ガス、石炭企業の利権を売却するようアイビーリーグに呼びかける公開文書を発表しました。「企業が投資撤収を『政治的』とみなすとしたら、現行の企業活動に資金を与え、そこから利益を計算する投資の継続も、同様に政治的な行為です。アパルトヘイトと喫煙の害毒同様、かつては奴隷制も投資がかかわる問題でした」と、教授陣は述べています。ハーバード大学は、米国の大学で最大の基金を有し、その額は320億ドルに及びます。ハーバード大学の化学および地球と惑星科学教授のジェイムズ・アンダーソンに話を聞きます。化石燃料産業からの投資撤退をハーバードに促す書簡に署名した教授の一人で、気候変動とオゾン喪失とのつながりを明らかにする画期的な研究をなしとげた学者です。また、気候変動に取り組む団体、350.org共同創設者、ジェイミー・ヘンも番組に参加します。

    dailynews date: 
    2014/4/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 潰された虫けらじゃない  パキスタンの子どもの巨大写真で米無人機操縦士に立ち向かうアーティスト

    無人機攻撃への反対運動の一環として、数名のアーティストと村民が、パキスタンの平原に広がる、小さな子どもの顔を描いた巨大なバナーを公開しました。企画者によれば、この女の子は両親と幼い兄弟を、米の無人機攻撃により亡くしました。この女の子の写真は、衛星写真でも確認可能なほどの大きさがあります。「潰れた虫けらじゃない」(Not a Bug Splat)キャンペーンは、パキスタン人と米国人および、JRというフランスのストリート・アーティストが協力して実現しました。プロジェクト名の由来は、空爆による破壊のコンピュータ・シミュレーションを作成する軍のソフトウェアです。シュミレーションの結果がウィンドシールドに貼りついた潰れた虫の死骸のように見えるそうです。でもこれからは、無人機操縦士は自分を見つめる少女の顔を目にすることになります。同プロジェクトの共同創設者で医者のアカシュ・ゴエルに話を聞きます。

    ☆このニュースは「 学生字幕コンテスト2015」の課題に挙がっています。記事の表題をクリックすると英語版に飛べます。

    dailynews date: 
    2014/4/10(Thu)
    記事番号: 
    3

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