グアンタナモ収容所から英国在住者シャケル・アメールが13年以上の勾留を経て釈放されました。アメールは2007年に釈放許可が下りていましたが、米国防総省は彼を罪状もないのに収監し続けました。収監中に拷問、暴行、睡眠妨害を受けたとアメールは主張しています。彼はハンストを決行し、一時期は体重が半分になりました。現在、アメールは妻と4人の子どもが待つロンドンへ向かっています。「世の中がどれくらい変化したかを考えると、米当局は彼をまったく異なる環境の中にほとんど何の支援もなしに放り出すのです。そして拷問されたという彼の信憑性のある訴えや、自由裁量による長期勾留をはじめ、彼が受けた人権侵害の一切に、賠償を求める権利がないのです」と、「人権のための医師団」でプログラム責任者を務めるウィドニー・ブラウンは話します。