最近シリアに米軍特殊作戦部隊を送り込んで米国の戦場はさらに拡大し、世界全体での米国の戦闘地域は過去最大の規模に達しています。今年、特殊部隊が派遣された地域は過去最大の147カ国に達し、世界の国々の75%にあたります。この数字は、ジョージ・W・ブッシュ政権時代よりも145%増えており、どの一日をとってみても、この米軍精鋭部隊は70~90の国々に配備されていることになります。この衝撃的な数字を明らかにしたニック・タース記者が本日のゲストです。タースは長年、世界的な米国の軍国主義の拡大を追跡し、ウェブサイト『トム・ディスパッチ』(TomDispatch)などの媒体で公開しています。近著Tomorrow’s Battlefield: U.S. Proxy Wars and Secret Ops in Africa(『明日の戦場 ~アフリカにおける米国の代理戦争と秘密作戦』)では、アフリカという見過ごされがちな米軍の戦場のひとつ取り上げています。タースによると、現在、アフリカ54カ国のうち90%以上の国に米軍が関与しています。