デイリーニュース

  • 教室が犯罪取り締まりの対象に:学校‐刑務所パイプラインの内情

    ニューヨーク市では、公立校を巡回する警察官の数は5千人を超えています。この数字はスクール・カウンセラーと校内ソーシャルワーカーの総数を上回ります。全米では1万7千人の警官が学校に常駐しています。教室で学生が逮捕されるとどうなるのでしょうか。多くの専門家たちが学校と刑務所を直結する「学校‐刑務所パイプライン」を懸念しています。

    dailynews date: 
    2015/10/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • テキサス州で学内常駐警官にスタンガンで撃たれた学生 52日間こん睡状態に

    校内で起きた最も衝撃的な警官暴行事件のひとつは、2013年11月に17歳のノイ・ニニョ・デ・リベラが警官にスタンガンで打たれた後、52日間にわたり、医療行為から生じたこん睡状態に陥った事件です。デ・リベラの脳の障害は生涯残ります。2014年、テキサス州のバストロップ郡は連邦裁判所への訴訟でデ・リベラの家族と77万5千ドルで和解しました。デ・リベラの弁護士アダム・ローウィーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 学校常駐警官がアレルとき:サウスカロライナ州の事件で学校での警察の存在が浮き彫りに

    サウスカロライナ州の高校で警官が10代の女生徒を床に投げ倒し、教室から引きずり出す様子を捉えた衝撃的なビデオ映像が明るみに出ました。10月26日にインターネットで拡散されたこの映像には、警官のベン・フィールズが席についている女生徒に近づき、首に腕を回して机ごと床に投げ倒すところが撮影されています。フィールズはそのまま女生徒を教室の外に引きずり出します。女生徒は逮捕されました。この暴行を撮影した生徒も逮捕され、保釈金1,000ドルで釈放されました。事件は女生徒が教師に携帯を渡すのを拒否したことが発端となったと報道されています。今回の事件は、学校常駐の警官が生徒に対して過剰な暴力を行使した一連の事件の最新例です。

    最新情報:サウスカロライナ州当局は、ベン・フィールズ警官が解雇されたと発表しました。

    dailynews date: 
    2015/10/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 学生たちの勝利 ミシシッピ大学が南部連合軍の旗印が付いた州旗を撤去

    ミシシッピ大学では10月26日早朝、3人の大学警備員が南部連合軍の旗印が付いた州旗をオックスフォードにある同大学キャンパスの敷地から撤去しました。これは、学生自治会が州旗の撤去を可決したことを受けて行われました。今回の件は、4ヶ月前に白人至上主義者がサウス・カロライナ州のチャールストンで9人のアフリカ系米国人を殺害して以来起きている、南部連合の旗印の掲揚を公共の場からなくそうという動きの最も最近のものとなります。ミシシッピ大学の学部生で、全米黒人地位向上協会(NAACP)の同校支部の秘書であるドミニク・スコットから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    6
  • ジョセフ・スティグリッツ:TPPによって 汚染者は二酸化炭素輩出制限をめぐり米国を訴えることができるようになる

    ノーベル賞受賞歴のある経済学者でコロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の危険性について警告します。「我々は、二酸化炭素の排出を制限する規制が必要になることはわかっています」と、スティグリッツは言います。「しかし、TPPの条項によって、企業は米国政府も含めて政府を訴えることができるようににります。TPPに参加する全ての政府を、地球温暖化につながる二酸化炭素輩出を制限する規制の結果としての利益の損失で訴えることができるのです」。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    5
  • ノーベル賞経済学者ジョセフ・スティグリッツが語る「米国経済の規制の書き換え」

    大統領候補者たちが経済政策をめぐり舌戦を繰り広げ、米議会では環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が議論されていますが、米国を代表する経済学者の1人は米経済の包括的な見直しを求めています。ノーべル賞受賞経済学者でコロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツは新著Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(『米国経済の規則の書き換え:成長と共栄のための課題』)を出版したばかりです。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 軍の後ろ楯 前大統領の投獄以来初の選挙でTVコメディアンが大統領に当選

    グアテマラでは10月25日、投票率が有権者の半数を割った大統領選で、右派寄りの元TVコメディアンで政治経験のないジミー・モラレスが勝利しました。モラレスの得票率は67%で、対抗馬である元大統領夫人サンドラ・トレスの得票率の2倍以上でした。今回の大統領選は、9月に民衆による大規模な抗議行動によって、当時のオットー・ペレス・モリーナ大統領が辞職に追い込まれたことを受けておこなわれました。ペレス・モリーナは現在、汚職罪で投獄されています。大統領に選ばれたジミー・モラレスは、長年続いた寸劇コメディショーで主役を務めたことで有名です。このショーはしばしば、一部から同性愛嫌悪で性差別的と批判される卑猥な寸劇を披露してきました。教師が授業に出席することを保証するために教師にGPSトラッカーを付けるといった奇抜な提案のいくつかを明らかにした以外、モラレスの政治方針はほとんど知られていません。グアテマラ市からジャーナリストで活動家のアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • インドネシアの大規模プランテーション火災 煙害と二酸化炭素排出により環境への打撃大

    インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、大規模な森林火災で同国の大部分とマレーシアとシンガポールの一部が煙霧と有毒ガスで覆われていることを受け、米国訪問を途中で切り上げることを決めました。この火災の多くは、パーム油と製紙産業のプランテーションのための土地開墾を目的に、不法に野焼きをしたことが原因です。この火災は21世紀最大の環境犯罪のひとつといわれています。「世界資源研究所」(the World Resource Institute)によると、この火災は9月以来、米国全体の経済を上回る量の二酸化炭素を排出しています。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • パプアでの軍事弾圧とその他の人権侵害にもかかわらず、オバマ、インドネシア大統領を歓待

    オバマ大統領は10月26日、インドネシアの新大統領ジョコ・ウィドドと、気候変動、貿易、米国とインドシアの関係強化についてホワイトハウスで会談しました。オバマ大統領はインドネシアを世界最大の民主主義のひとつと表現しましたが、複数の人権団体はインドネシア軍による西パプアにおける進行中の抑圧と、宗教的少数派と女性の権利を制限する差別的法律を引き合いに出して、別のインドネシア像を描いています。インドネシアは、100万人以上を死亡させた1965年のインドネシア大虐殺事件の50周年をめぐる、いかなる議論も口封じしようとしていることでも非難されています。ヒューマン・ライツ・ウォッチのジョン・シフトンと、数十年にわたりインドネシアを取材しているジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新・奴隷制の共謀 囚人労働を搾取する企業国家アメリカをクリス・ヘッジズが批判

    ピュリッツアー賞受賞ジャーナリストで活動家、長老派教会牧師のクリス・ヘッジズは10月24日、警察暴力を終わらせるためニューヨークで行われた「Rise Up October(立ち上がれ10月)」でスピーチをしました。 ヘッジズの新著はEmpire of Illusion: The End of Literacy and the Triumph of Spectacle(『虚構の帝国 リテラシーの終焉とスペクタクルの勝利』)です。ヘッジズは警察の暴力と大量投獄が家族に与える影響について話しました。「配偶者から切り離された、時には永遠に切り離された夫婦がいる。 兄弟姉妹も引き裂かれてきた。しかし今朝、私たちは何よりも、子どもたちのことを思おう。両親が監獄に入れられた子どもたち、または両親が二度と刑務所から帰ってこない子どもたち、小さな人生が打ち砕かれ、子ども時代が盗まれ、親が刑務所に入れられた痛ましい喪失と汚名に耐え、この世界の無情を理解することができない子どもたちのことを」とヘッジズは訴えました。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    5

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