アイオワ州では、2012年大統領選の最初の実質的なテストとなる共和党員集会に有権者が向かう中、各候補のいわゆるスーパー政治活動委員会が資金提供する何百万ドルものネガティブキャンペーン広告が氾濫しています。「米国の政治の将来を見たいなら、アイオワ州でテレビをつけてみてください」と、ネイション誌の記者ジョン・ニコラスは言います。「もしこれが多額の資金を持つ主流派または中心的な共和党候補者に対立する候補者を引き摺り下ろすために闇雲にネガティブ広告が打たれるような状況なのだとしたら、非常に恐ろしい状況です。そして、我々がシチズンズ・ユナイテッド対連邦選挙管理委員会の判決(注:法人による選挙運動のための支出を禁じる超党派政治資金改革法の規定を憲法違反とした2010年1月の判決)に真剣に対処しないなら、政治はもっとひどく、はるかに有害な事態に陥るでしょう」。ニコラスは候補者とそれぞれの政治活動委員会は、アイオワ州で一票につき200ドルを費やしていると見積もっています。最新の世論調査によると、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が24%の支持率で、ロン・ポール下院議員とリック・サントラムをわずかにリードしています。