「ウォ‐ル街を占拠せよ」運動が引き続き記録的なレベルの富と収入の不均衡に抗議していますが、米国の経済はより民主的になっているのではないかと言っている作家に話を聞いてみます。15日のニューヨーク・タイムズ紙の論説欄で、ガー・アルぺロヴィッツは、われわれは、より民主的な所有形態に特徴付けられる経済体制への根本的な変化のさなかにいるのではないかと論じています。アルペロビッツによると、1億3千万人の米国人が何らかの協同組合のメンバーで、また1,300万人が労働者所有企業で働いているのだそうです。米国は、企業に支配された資本主義や、従来の社会主義とはかなり違った形へと向かっているとアルペロヴィッツは言います。「態度の変化がおきているようです。どちらも、今経済に何がおきているのかという非常に深い疑いで、それは占拠運動のおかげで目に見える形になりました。もうひとつの別の動きが言っているのは、『何が求められているのか、私たちはどこに向かっているのか』という問いです。これは、ある意味非常にアメリカらしい形での経済の民主化だと思います。」