デイリーニュース

  • ニューハンプシャー共和党予備選でもロムニーが勝利 ポールとハンツマンが続く

    ニューハンプシャー州予備選でも、元マサチューセッツ州知事ミット・ロムニーが勝利しました。彼は今回40%近い票を獲得し、共和党大統領指名争いの非常に重要な最初の2つの関門を突破したことになります。ロムニーは今回の勝利演説を、大統領選での対戦相手となるであろうオバマ大統領への攻撃に使い、大統領になった場合の計画の概要を示した上で、有権者は「大きく異なる2つの運命から1つを」選ばなければならないと話しました。一方、テキサス州選出のロン・ポール下院議員は23%という堂々たる得票率で2位に着け、支持者に向かって「まだまだ(ロムニーの)尻尾に食らいついている」と気勢を上げました。元ユタ州知事のジョー・ハンツマンは、選挙運動をほとんどニューハンプシャーだけで行ってきたにも関わらず、獲得票は17%にとどまりました。それでも「3位というのは指名争いへの乗車券をもらったということだ」として、今後も選挙戦を続けることを誓いました。昨晩の上位3人の共和党候補者の演説を抜粋してお送りしましょう。

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    2012/1/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 解雇された製鋼工:カンザスの製鉄所閉鎖で利益を上げたミット・ロムニーとベイン・キャピタル

    共和党の大統領候補ミット・ロムニーが自らのビジネス経験の誇大宣伝によってニューハンプシャー州で非難を浴びる中、彼の個人投資会社ベイン・キャピタルがいかにカンザスシティの製鉄所を倒産に追い込み、結果的に約750人が解雇され、連邦救済融資が投入されたかを検証します。それでも、ベイン社は数百万ドルの利益を持ち去りました。この話を取材したロイターの記者アンディ・サリバンと、カンザスシティのワールドワイド・グラインディング・システムズ製鋼所で28年間勤めた後に解雇された製鋼工のジョー・ソプティックに話を聞きます。「会社が買収された後に最初に気付いたのは、彼らが労働組合に対して非常に非友好的になったということです。つまり、彼らは人員を削減する方法を探し始めたのです」とソブティックは言います。「私の部署では、われわれが気づかないうちに買収による人員削減が行われました。安全のための装備も削減されたりしました。」ロムニーのビジネス感覚について、ソプティックはこう付け加えます、「彼が我々の会社を経営したようにこの国を経営しようとするなら、彼に大統領になってほしいとは思いません。」

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    2012/1/10(Tue)
    記事番号: 
    4
  • NDAA:オバマがグアンタナモ囚人の移送制限法に署名し無期限勾留を拡大

    米国がキューバのグアンタナモ湾の米軍基地に人々を勾留し始めてから10年が経ちました。過去10年、囚人らの権利を擁護するために働いてきた、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)の名誉会長であるマイケル・ラトナーに話を聞きます。グアンタナモで数十人が依然として先行きの見えない将来に向き合っている中、ラトナーに、オバマ大統領が最近承認した国防権限法(National Defense Authorization Act: NDAA)についての意見を聞きます。一部の専門家らは、NDAAによって米軍は罪状も裁判もなしでテロ容疑者と考えられる人間を誰でも無期限に投獄できるようになるだろうと言います。「我々のセンターは、10年以上前にグアンタナモから出所した最初の人々の代理人を務めました。その当時、人々の抑留や軍事裁判はすべて大統領命令によって行われていました。オバマが大統領に就任し、彼は同じ政策を続けました。そして最近、NDAAにより、こうした行動、つまり人々を勾留する権限や、軍法委員会を使う権限が実際に法律化されました。オバマは拒否権を発動すると主張していたのも関わらずこの法律にサインし、米国の政策としての無期限勾留を法制化した初の米国大統領になったのです」とラトナーは言い、さらにこう付け加えています。

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    2012/1/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独占放送:元主任検察官と元囚人がオバマにグアンタナモ収容所の閉鎖を要求

    米国がキューバのグアンタナモ湾米軍基地にテロの容疑者を拘束し始めてから10年を記念する日に、元囚人と元米国主任検察官に話を聞きます。二人はどちらも、オバマ政権に同基地を閉鎖することを要求しています。「人々は隔離された収容所の中に閉じ込められています。人々は手を失い、失明し、手足をなくしています」と、パキスタンでテロ容疑者として逮捕され、2002年5月から2007年12月まで米国政府によって勾留され、そのほとんどをグアンタナモで過ごしたオマール・デグハイエスは言います。「一部の人々は睡眠剥奪を受けました。眠ることを許されなかったのです。そして彼らはそんな状態で6年間も生きなければなりませんでした。何らかの犯罪で有罪判決を受けたわけでもないのにです。これは全く許しがたいことです」。空軍大佐で、軍事刑務所の元主任検察官であるモリス・デイビスは、グアンタナモで囚人らが拷問を受けたかどうかを聞かれ、「疑いようがない」と答えています。デイビスは2007年に、彼がいうところのグアンタナモの囚人に関する軍法委員会への政治的介入、に抗議して職を辞任しました。「多くの場合、我々は、有罪を立証するのに十分な、拷問にまったく依らない証拠を持っていました。しかし、情報を得るために拷問を使い、それを米国の裁判所で証拠として使うことは、米国の原理と全く相容れないのです」とデイビスは言います。

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    2012/1/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • グアンタナモの勾留者ら 同収容所の10周年抗議でハンガーストライキを開始

    グアンタナモ湾の米軍基地の勾留者らは1月10日、全国的な行動の日を呼びかけた米国人活動家に部分的に触発され、グアンタナモ収容所の10周年を記念するハンガーストライキを開始しました。「彼らは、ハンストだけでなく、収容所の共用エリアがある部分で、張り紙や横断幕を使った座り込みなど、一連の平和的な抗議行動を行おうとしています」と、グアンタナモの多くの囚人の弁護士をつとめるラムジ・カッセムは言います。カッセムは、彼の依頼人たちは、「米国内のあらゆる形の抗議行動に特別、注意を払っていて、米国人が自分たちが経験していること、そして彼らの家族が経験していることに対して一致団結して立ち向かうという事実に、常に非常に心を動かされている」と言います。1月11日には、ワシントンDCで大規模なデモが計画されており、主催者はそこで、罪状も裁判もないままに依然として拘束されているグアンタナモとアフガニスタンのバグラム空軍基地の囚人たちを象徴するオレンジ色のジャンプスーツを着た参加者らと共に、ホワイトハウスから国会議事堂まで伸びる人間の鎖を作ろうとしています。

    dailynews date: 
    2012/1/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アリゾナ銃乱射事件から1年:バージニア工科大学銃乱射事件の生存者が銃規制を呼びかける

    6人が死亡し、ガブリエル・ギフォーズ下院議員に重傷を負わせた1年前の銃乱射事件の追悼キャンドルサービスを行うため、アリゾナ州ツーソンに数千人が集まりました。いまだに治療を行っているギフォーズ下院議員が、群衆に向かって演説をしました。一方、逮捕、起訴され、ギフォーズ下院議員暗殺未遂の罪に問われているジャレット・ロフナー被告は、無罪を主張していますが、精神疾患のため裁判を受けられる状態ではないと判定されています。この銃乱射事件以降、更なる銃規制の要請が何度もあったにもかかわらず、ほとんど何も行われていなく、銃購入のための即時犯歴紹介システム「NICS」も未だ完全導入されていません。「全ての人の履歴調査をしていると思っている多くの人は、実際行われていないことを知って驚くと思います。最低限、我々は履歴の確認をするべきです」と、32人が死亡した2007年のバージニア工科大学銃乱射事の生存者で、銃規制に懸命に取り組んでいるコリン・ゴッダードは語ります。

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    2012/1/9(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ダニー・チェン上等兵の死:人種によるいじめの標的だったと軍が認める

    米軍調査官は、2011年10月にアフガニスタンへ派遣された数週間後に自ら命を絶ったダニー・チェン上等兵の死に関して衝撃的な新しい詳細を発表しました。19歳の中国系アメリカ人兵の遺族は、チェンが人種によるいじめを受け、兵士たちに石を投げられたり、人種についての中傷を浴びせられたり、口に水を含ませたままで腕立て伏せをさせたり、逆さに吊るしたりなどの同僚からの嫌がらせにほぼ毎日遭っていたことを、軍から告げられたと話しています。「いじめをしているのが上司でしたので、ダニーは上司に苦情を訴えられる状況ではなかったのです。小隊の最も位の高い上司が事態に対処しなければならなかった。もし彼がさらに高位の上司に報告していれば、ダニーは今でも生きていたかもしれないんです」と人権活動団体、OCAニューヨークのリズ・オーヤンは話します。チェンの遺族と支持者は、彼の死に関与した兵士8人を国外ではなく、米国内で裁判にかけるよう要請をしています。

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    2012/1/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 無人機、アジアとサイバー戦争:米国防総省が新戦略、予算はなおブッシュ政権上回る

    この週末に行われた共和党の大統領候補の討論会で、オバマ米大統領が先週後半に発表した国防費削減とアジア太平洋地域の重視、パキスタンやアフガニスタン、イエメンそして「アフリカの角」での無人機攻撃の拡大を約束するという軍事戦略に、候補者たちの論点が集中しました。国際政策センターの軍備安全保障プロジェクトのディレクターであるウィリアム・ハートゥングに、ブッシュ政権時と予算が変わらないままのオバマ政権の新しい戦略について話を聞き、ニューハンプシャー州共和党予備選で優勢のミット・ロムニー氏による代替案をみていきます。「彼の計画はかなりの常識外れで、笑ってしまうようなものです。あたかも国防総省への給付金制度のように、国防費をGDPの4%にとどめましょうと話しています。オバマ大統領の計画より1.5兆ドル上回る6.5兆ドルを10年で使ってしまうような話です。増税しない限り、既に多大なダメージを受けている内政対策に直に影響を及ぼします」とハートゥングは話ます。

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    2012/1/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 共和党予備選候補バディ・ローマー 占拠運動支持と選挙資金改革を唱えて討論会から締め出し

    共和党大統領候補の指名を争うバディー・ローマーに話を聞きます。彼はニューハンプシャー州の共和党大統領予備選の候補者名簿に名を連ねていますが、今週末に予定されている2つの党討論会に招かれず、過去16回の討論会のいずれにも招かれていません。泡沫候補だからではありません。元ルイジアナ州知事で連邦下院議員も4期務めているのです。ローマーの選挙運動は共和党では珍しく、100ドルを超える選挙資金の寄付は辞退し、また全ての政治行動委員会からの寄付を断っています。この選挙資金調達法こそが、彼の政治綱領の主要部分なのです。彼はウォール街占拠運動を支持してもいます。「(オバマ大統領は)チェンジが必要だと言って当選したのに、チェンジを望まない企業群からすべての資金を得ているんですよ」とローマーは言います。「特殊利益集団がワシントンを牛耳っているのです──そこにいた私が言うんですから」

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    2012/1/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ニューハンプシャー占拠運動のメンバー ミット・ロムニーに企業の人格化支持をめぐる応酬を語る

    ニューハンプシャーを占拠せよ運動の活動家マーク・プロボストが4日、全国ニュースに登場しました。共和党の大統領候補ミット・ロムニー主催のタウンホール集会に出席して、彼が過去に行った「企業は人間である」という発言に関して質問したのです。ロムニーに対するプロボストの質問は、ニューハンプシャー占拠運動が同州の共和党予備選に向けて用意している一連のイベントに呼応するもので、ともに企業や富裕層の政治献金が政治プロセスに対して不釣り合いなほどの力を持っていることを問題にするものです。タウンホールでの応酬の一部を放送し、ロムニーの返答に対するプロボストの反論を聞きましょう。「彼の返答は、相変わらずの否認です。この国には、(1%の富裕層という)階級が存在することを否認し、また企業内の一部の人々、はっきり言えば労働者たちが完璧に打ちのめされたおかげで、米国企業の重役たちが莫大なボーナスを受け取り、株主たちにもいい思いをさせている事実を否認している。なぜなら利益は大部分がキャピタルゲインや株主配当に回ってるんですから」

    dailynews date: 
    2012/1/6(Fri)
    記事番号: 
    2

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