デイリーニュース

  • 「市民を殺してタダで済むか」ケネス・チェンバレンの近隣住民たちが警官不起訴に物申す

    ケネス・チェンバレンが住んでいたホワイトプレインズの市営住宅の住民に、彼を自宅で射殺した警官が誰も起訴されないというニュースの感想を聞きます。2011年11月19日未明、誤って作動させた緊急救命通報でチェンバレンの自宅に駆けつけた警官たちはチェンバレンにテイザー銃を浴びせ、その後実弾を発砲しました。「警官たちの行動は間違っていた」と近所に住むデニス・グラントは言います。「(警官たちは)やったことをきちんと説明しないといけない……こんなふうに殺すなんて許されない、白人だろうが黒人だろうが関係ない。市民を殺しておいてタダで済ませてはダメだ」

    dailynews date: 
    2012/5/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • チェンバレンの遺族 不起訴決議を受け訴訟を検討 連邦当局に調査を求める

    ケネス・チェンバレンの遺族代理人弁護士メイヨ・バートレットが、チェンバレン射殺に関してホワイトプレインズ警察を全員不起訴とした大陪審の評決に反論します。チェンバレンは自宅で緊急救命通報を誤って作動させ、駆けつけた警官の発砲で死亡しました。バートレットはウエストチェスター郡検察のヘイトクライム班の元主任で、同郡人権委員会の委員長でもありました。

    dailynews date: 
    2012/5/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ホワイトプレインズ黒人退役軍人殺害で警官は全員不起訴 新たな現場ビデオ公開

    ニューヨーク州ウエストチェスター地方検事は、警官による発砲でケネス・チェンバレンが死亡した事件で、大陪審は関与した警官のいずれについも起訴を否決したため、全員不起訴となることを明らかにしました。亡くなったケネス・チェンバレンは68歳のアフリカ系アメリカ人元海兵隊員で、ニューヨーク州ホワイトプレインズの自宅で間違って緊急救命通報を作動させてしまい、駆けつけた警官によって射殺されました。新たに公開された、発砲の状況を捉えた音声とビデオを放送します。また、チェンバレンの妹が事態を収拾しようと警察に通報した通話記録も放送します。

    dailynews date: 
    2012/5/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フリープレスの共同創設者ロバート・マクチェズニー「マードックの電話盗聴スキャンダルは米国メディアの真実の瞬間」

    団体フリープレス(Free Press)の共同創設者のロバート・マクチェズニーは、電話盗聴スキャンダルに関してニュース・コーポレーションを糾弾した英国議会の報告書を米国のメディアにとっての“真実の瞬間”だと呼んでいます。ニューズ・コーポレーションは米国に27の放送ライセンスを所有しています。「この事態について少なくとも何らかの検証が必要だと言える根拠がそろったわけです」とマクチェズニーは言います。「マードックが、メディア王としての権力を利用して政治家に圧力をかけ自分に都合のことを引き出すという、陳腐な資本主義を体現していることをわれわれは知っています。そしてそのことを白日にさらさねばなりません。もしそうしなければ、億万長者は基本的に法律を超えたところにいると言っているようなものです。」

    dailynews date: 
    2012/5/3(Thu)
    記事番号: 
    4
  • FCCが巨額選挙テレビ広告の料金公開命令 揺れる米国の巨大メディア

    政治評論家たちは、2012年 の大統領選挙で、50億ドルもの金がテレビの選挙広告で使われるだろうと試算しています。米連邦通信委員会による新しい決定により、放送局はオンライン上で政治広告データを公表することが義務付けられました。それによって、本当のところ誰が政治広告を買っているかを人々が簡単に知ることができるようになります。全米メディア改革組織、フリープレス(Free Press)の共同創設者のロバート・マクチェズニーと、「ファイルを解放せよ」(Free the Files)というプロジェクトに関わっているプロパブリカの記者、ジャスティン・エリオットに話を聞きます。「ファイルを解放せよ」プロジェクトは、テレビ局をから政治広告に関する書面になった情報を入手し、プロパブリカ・ドット・オルグ(ProPublica.org)のサイトにそのファイルを掲載することを全米の市民とジャーナリストに呼びかけるというものです。

    dailynews date: 
    2012/5/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 英国議会の国際的なメディア帝国を経営するにはふさわしくない人物との報告で かつてない砲火を浴びるルパート・マードック

    ニューズ・コーポレーションによる電話盗聴スキャンダルへの対処の仕方を理由に、ルパート・マードックは、巨大で国際的なメディア会社を経営するには「ふさわしい人物ではない」とした痛烈な批判をこめた報告書を英国議会の委員会が発表しました。英国議会の「文化・メディア・スポーツ特別委員会」は、マードックとその息子、ジェームスが大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの電話盗聴の深刻さについて「見て見ぬふり」をしたと言いました。この委員会の報告書を受けて、米国の監視グループ「ワシントン責任と倫理の市民たち」(Citizens for Responsibility and Ethics in Washington)は、米連邦通信委員会(Federal Communications Commission)に、ニューズ・コーポレーションが米国で保持しているフォックスグループの27の放送ライセンスを無効にするよう求めています。マードックのメディア帝国で起きた電話盗聴慣行を最初に暴露した新聞、ガーディアン紙の調査担当編集者、デビッド・リーに話を聞きます。リーは、英国議会の調査が大西洋の反対側のメディア界におけるマードックの存在も脅かすと言います。

    dailynews date: 
    2012/5/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 選挙前の衝突で11人が死亡 エジプト軍事政権が直面する情勢不安の拡大

    エジプトでは、 カイロの防衛省の外で11人のデモ参加者が殺されたことを受け、4日に計画されている大規模抗議活動参加への呼びかけがおこなわれています。大統領選に立候補していた超保守派イスラム主義者のハゼム・アブ・イスマイルが、母親がエジプトと米国の2重国籍を持っているという理由で、選挙目前に失格とされたことから数百人が抗議行動を起こし、当局の攻撃を受けました。5月後半には大統領選挙が予定されていますが、この死亡事件は、エジプトを支配している軍事評議会に対する人々の怒りの火に新たな油を注ぎました。首都カイロにいるデモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥースに最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 雇用削減や負債に怒る学生たち ニューヨーク市の選挙運動がメーデーで99%のための「無料自由大学」を開催

    ニューヨーク市のマディソン・スクエア・パークではウォール街占拠運動が「自由大学」を開催し、大学教授たちが参加した数百人のメーデー抗議者たちに無料授業を行いました。活動家たちは、このイベントは資本主義体制の外側で知恵を共有するもう1つの別の方法だと言います。「この運動の目的はコミュニティを創造して、私たちの暮らし、私たちが行うすべてのことのなかに浸透している今の経済システムに代わる方法を見い出しそれを共有していこうというものです」と占拠運動の主要立役者で今回の大学にも出席したアミン・フサインは言います。「こういうのは資本主義の中にできたひび割れのようなもので、そこに我々は実際に自分たちの見方をすり込ませていける」と彼は付け加えています。刑務所廃止運動グループの「クリティカル・レジスタンス」(Critical Resistance)の共同創設者で大学教授のルーシー・ウィルソン・ギルモアはニューヨーク市立大学の自分のクラスの学生たちをこの自由大学の行動に連れてきました。「メーデーと言うのは立ち上がって『私たちは自由であるべきだ』と言う日なんです。つまり自分たちが生産手段を管理すべきなのであり、そうすれば自分を再生産する際にもすべての決定権を自分で手にすることができる。警察活動について検討し、資本主義について学び、人種差別についての知識を得る。

    dailynews date: 
    2012/5/2(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 労働者と移民の権利を伝承してきたメーデー 新たなオキュパイ世代の参加で歴史的抗議運動に発展

    ニューヨークでは複数の主要労働組合が、移民権活動家たちやウォール街占拠運動の抗議者数万人と合流して大規模なデモとなりウォール街まで行進しました。「私が今日ここに参加したのは、労働者の家庭や毎日の生活にも困っている家庭や個人──つまり99%と呼ばれている人たちのことですが──そうした人たちを守ろうとする連合体としてのメーデーの戦いを支持したかったからです。それと私たちがかかえる問題や目的が忘れられないように、我々が悪者扱いされないようにするためです」と米国州・郡・市職員同盟(AFSCME)第37 地区評議会のバーバラ・イングラム-エドモンズは言います。ニューヨーク市では、この日一日中、ティーチインやピケや山猫抗議活動がいくつも行われました。バルーク大学のジャッキー・ディサルボ教授に、1886年5月1日に起きたシカゴのヘイマーケット虐殺にまで遡るメーデーの歴史について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/5/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • メーデーの抗議 世界中に広がる 経済正義と国際的連帯を呼びかけ

    5月1日火曜日はメーデーでした。世界中でおびただしい数の人々がよりよい労働環境や雇用保障、生活の質の向上を求めて街をうずめました。メーデーは同時に「国際労働者の日」としても知られており、スペインからバングラデシュ、イラクそして全米の至る所にまで抗議の人たちの声が響き渡りました。スペインでは保守政権がこのほど公的医療及び教育部門における雇用の削減を打ち出しました。スペインの一般労働者組合(General Union of Workers)はそれを非難しています。同組合員のマリアーノは「これは残酷で独裁的な仕打ちだ」と言います。

    dailynews date: 
    2012/5/2(Wed)
    記事番号: 
    2

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