ウィスコンシン州の民主党予備選の投票者たちは、議論の的となっている共和党州知事スコット・ウォーカーのリコール選挙での対抗馬としてミルウォーキー市長のトム・バレットを選びました。2011年、ウォーカーが大半の公務員のほとんどすべての団体交渉権を剥奪するばかりか、賃金や年金を大幅削減するという計画まで発表して同州いたるところで抗議運動が勃発しました。6月5日のリコール選挙は現時点ではウォーカーとバレットの一騎打ちです。同州マディソンからザ・プログレッシブ誌の編集者マシュー・ロスチャイルドに話を聞きます。ロスチャイルドは、知事の座を維持しようというウォーカーの選挙戦は全米の富裕層からの多額の寄付金で支えられていると言います。「ウォーカーはアメリカの悪徳ビジネス階級のお気に入りなんです。労働者たちの喉をブーツで踏んづけてやりたいと思ってるボスたち全員のヒーローなんです」とロスチャイルドは言います。「そして、彼らの財布のひもは……今ゆるみ始めたばかりなんです」