デイリーニュース

  • パプアでの軍事弾圧とその他の人権侵害にもかかわらず、オバマ、インドネシア大統領を歓待

    オバマ大統領は10月26日、インドネシアの新大統領ジョコ・ウィドドと、気候変動、貿易、米国とインドシアの関係強化についてホワイトハウスで会談しました。オバマ大統領はインドネシアを世界最大の民主主義のひとつと表現しましたが、複数の人権団体はインドネシア軍による西パプアにおける進行中の抑圧と、宗教的少数派と女性の権利を制限する差別的法律を引き合いに出して、別のインドネシア像を描いています。インドネシアは、100万人以上を死亡させた1965年のインドネシア大虐殺事件の50周年をめぐる、いかなる議論も口封じしようとしていることでも非難されています。ヒューマン・ライツ・ウォッチのジョン・シフトンと、数十年にわたりインドネシアを取材しているジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新・奴隷制の共謀 囚人労働を搾取する企業国家アメリカをクリス・ヘッジズが批判

    ピュリッツアー賞受賞ジャーナリストで活動家、長老派教会牧師のクリス・ヘッジズは10月24日、警察暴力を終わらせるためニューヨークで行われた「Rise Up October(立ち上がれ10月)」でスピーチをしました。 ヘッジズの新著はEmpire of Illusion: The End of Literacy and the Triumph of Spectacle(『虚構の帝国 リテラシーの終焉とスペクタクルの勝利』)です。ヘッジズは警察の暴力と大量投獄が家族に与える影響について話しました。「配偶者から切り離された、時には永遠に切り離された夫婦がいる。 兄弟姉妹も引き裂かれてきた。しかし今朝、私たちは何よりも、子どもたちのことを思おう。両親が監獄に入れられた子どもたち、または両親が二度と刑務所から帰ってこない子どもたち、小さな人生が打ち砕かれ、子ども時代が盗まれ、親が刑務所に入れられた痛ましい喪失と汚名に耐え、この世界の無情を理解することができない子どもたちのことを」とヘッジズは訴えました。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    5
  • Rise Up October(立ち上がれ10月)で クエンティン・タランティーノ、コーネル・ウエスト、犠牲者の家族が警察の暴行を非難

    ニューヨーク市では、警察の残虐行為に抗議する「Rise Up October(立ち上がれ10月)」が3日間にわたって行われ、24日には数千人が参加しました。警察の暴力の影響を受けた40家族が全米から参加、コーネル・ウエストやクリス・ヘッジズなどの学者、劇作家イブ・エンスラーや映像作家クエンティン・タランティーノなど有名人も参加しました。現場の声をお届けします。カディアトゥ・ディアロは、1999年2月4日に警察の銃弾41発を浴びて死亡した西アフリカ出身の移民アマドゥ・ディアロの母です。アマドゥ・ディアロが殺されたのは、武器を持たず、自宅玄関の鍵を開けている時でした。ニューヨーク市警察の路上犯罪ユニットは後に解散しています。「アマドゥ・ディアロ以降、何人が不当な殺され方をしたのでしょう」とカディアトゥ・ディアロは言います。「数え始めることも出来ません。私は多くの葬式に参列しました。多くの家族とも繋がっています。私たちは恨んでいるわけではない。法執行機関は、私たちが彼らに反対していないことを知るべきです。彼らに反対しているわけではない。警察の残忍性に反対しているのです」。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    4
  • イスラエル人入植者、ナイフを振り回しながら人権団体創立者であるラビを襲撃

    イスラエルでは連日、パレスチナ人による殺傷事件とイスラエル政府の取り締まり強化による緊張が続いています。10月1日以降、殺傷現場およびヨルダン川西岸地区とガザでの抗議行動の最中に射殺されたパレスチナ人は58人に上っています。イスラエル警察は、パレスチナ人に刺殺、または射殺されたイスラエル人は10人と発表しました。一方、覆面をしたイスラエル人入植者が「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)共同創設者でラビのアリク・アッシャーマンをナイフで攻撃するビデオがインターネット上で急速に広まりました。これは、西岸地区のナブルス近郊アワルタ村で、イスラエル人入植者がパレスチナ人のオリーブの木に放火する様子をアッシャーマンが撮影しようとしたときに起こりました。ビデオでは、覆面をした男がポケットからナイフを取り出し、後ずさる55歳のラビに繰り返し突進する様子が映っています。覆面男はまた、ナイフで脅しながら、アッシャーマンに殴る蹴るの暴行を振るいました。この入植者は最終的に逃走しました。「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)を1988年に共同創立したラビのアリク・アッシャーマンに話を聞きます。この団体はパレスチナのオリーブ収穫を守るため、ボランティアを10年以上にわたり派遣しています。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チャールズ・グラス 「トニー・ブレアは正しいーISIL台頭の共同責任はサダム・フセインの排除者たちにある」

    英国のトニー・ブレア元首相は25日、インタビューに応え、サダム・フセインの排除がISIL誕生の要因になったとする主張には「いくぶんかの真実がある」と認めました。「2003年にサダムを排除した我々が、2015年の状況に何の責任もないとは言えない」とブレアはCNNで述べました。チャールズ・グラス記者に最近のイラク訪問、そして新著Syria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 燃え上がるシリア:チャールズ・グラスが語る壮絶な紛争の起源と未来

    シリア戦争終結に向けた新たな国際会合が早ければ今週中に始まるとみられています。4年にわたるこの戦争で30万人以上が死亡、700万人を超える人々が家を失いました。ジョン・ケリー国務長官は10月23日、ウィーンでサウジアラビア、ロシア、トルコの外相たちとシリア危機について会談を行いました。ケリー国務長官は24日にはサウジアラビアを訪問、首都リヤド郊外でサルマン国王とも会談しました。同日、ケリー国務長官とセルゲイ・ラブロフ露外相は電話会談をしています。ラブロフ外相は、ロシアはシリアに議会選挙と大統領選挙の実施を求めると述べましたが、この数日前、シリアのバッシャール・アサド大統領はモスクワを電撃訪問しています。ラブロフ外相はまた、ロシアは欧米が後ろ盾となっている反体制派自由シリア軍を支援する用意があると述べ、「自由シリア軍の居場所が分かりさえすれば」と付け加えました。元ABCニュース中東主任特派員でシリアとイラクから帰国したばかりのチャールズ・グラスに話を聞きます。グラスはSyria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)の著者です。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「みんな容疑者」 エドワード・スノーデンの世界的プライバシー保護条約の呼びかけについて欧州人権トップが語る

    アメリカ国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデン、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド、プライバシー活動家たちが、9月に世界的なプライバシー基準を設定する運動を始めました。彼らが提案する「プライバシーの権利、不適切な監視からの保護、内部告発者の保護に関する国際条約」は、国家による大規模なデータ収集や国民を監視する国家安全プログラムの導入の禁止を求めます。また、内部告発者の政治亡命をみとめることも各国に求めています。これは通称「スノーデン条約」とも呼ばれています。大規模監視の状態について欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国によるテロ容疑者の引渡し&拷問の被害者が権利回復の要求を開始 欧州人権委員会トップが語る

    欧州の 25か国以上がCIAのテロ関係容疑者の他国への移送、拷問、秘密刑務所プグラムに協力したことがわかっており、いまだに説明責任の追及が続いています。「これは、欧州の面目を失わせる、あさましい話です。(欧州諸国は)これらの人権侵害の手助けをしていました。彼らは自国市民と国際法廷の前で説明を行うべきです」と欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスは話します。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「保護を求めるのは犯罪ではない」 欧州人権トップが難民問題と 「恥ずべき」米国の対応を語る

    シリア、イラク、アフガニスタン、アフリカの一部から戦火を逃れて大量の難民がヨーロッパに押し寄せています。国連難民高等弁務官事務所の報告によれば、旅を続けるための費用を払うために性行為を強要される子どもの数が増えています。現在、国連は難民の扱いに関して組織的な人権侵害があったとして、チェコ共和国を批判しています。国連によると、チェコ政府は、難民が入国したり国に滞在することを防ぐために虐待を行っています。欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国によるリビア不安化を無視した共和党のベンガジ公聴会はクリントンに的外れな質問ばかり

    民主党の有力大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官は 22日、リビアで起きた2012年の米国大使館襲撃事件を徹底的に追及する下院特別委員会で、長時間の証言を行いました。このベンガジ襲撃事件では米国大使クリストファー・スティーブンスのほか米国人3人が殺害されました。公聴会では、共和党の批判に対し、クリントンはベンガジ事件に関する自己の履歴を弁護し通しました。共和党は、当時国務長官だったヒラリー・クリントンが襲撃前の警告を無視し、襲撃後の対応も誤っていたと主張しますが、これまで行われた7回の議会調査で間違った行為は見つかっていません。クリントンは落ち着いた態度で共和党の質問に答弁し、閉会後に小委員会議長でサウスカロライナ州選出の下院議員トレイ・ゴウディは、この公聴会は何も新しい発見はなかったと認めました。CIAや国務省で分析官を努めた経験のあるメルヴィン・グッドマンは、ベンガジ公聴会はクリントンに弁明させるべきだった本当の問題を無視していたと指摘します。それは、米国によるリビア爆撃です。これにより、リビアの国内情勢が不安定化したことが、2012年のベンガジ大使館襲撃事件が起きる背景となっているからです。「議会で追及されたことは、どうでもいい問題ばかりだった。本当に重大なことは論じられなかった」とグッドマンは話します。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3

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