デイリーニュース

  • 2016年大統領選 初の民主党候補者討論会でヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースに脚光

    2016年大統領選へ向けた初の民主党候補者討論会で13日の夜、ラスベガスで候補者たちが論戦を交わしました。出席したのは、ヒラリー・クリントン前国務長官、バーモント州上院議員のバーニー・サンダース、マーティン・オマリー前メリーランド州知事、バージニア州元上院議員のジム・ウェッブ、そしてリンカーン・チェイフィー前ロードアイランド州知事の5名です。本日開催された討論会は、民主党の候補者指名争いで予定されているわずか6回の討論会の第1回目でした。今回は、論議の的となっている銃規制、気候変動、2003年イラク侵攻時の票などが論点になりました。討論会でバーニー・サンダース候補は一貫して格差と経済問題を中心に訴えました。ツィートが最も多かったのはサンダース候補がマスメディアはヒラリー・クリントン候補が国務長官在任中に私用メール・サーバーを使用していた問題について大騒ぎしすぎだと批判した瞬間でした。

    dailynews date: 
    2015/10/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米国秘密政府の台頭:元CIA長官アレン・ダレスの破壊的な遺産

    アレン・ダレスが中央情報局(CIA)長官を退任してから50年以上が経ちますが、彼が残した遺産は生き続けています。ダレスの監督のもと、CIAは1953年から1961年の間にイラン政府とグアテマラ政府を転覆させ、キューバに侵攻し、コンゴで初めて民主的に選ばれた指導者パトリス・ルムンバの殺害に関与しました。The Devil’s Chessboard: Allen Dulles, the CIA, and the Rise of America’s Secret Government(『悪魔のチェス盤:アラン・ダレス、CIA、そして米国秘密政府の台頭』)の著者デビッド・タルボットに、CIAにダレスが在籍した期間がどのように米国の国家安全保障の現状を形作る一翼を担ったかについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 難民問題の外部委託:暴力から逃げてきた中米難民対処のため、米、メキシコに数百万ドル支払う

    移民問題は大統領選の鍵となる課題ですが、「米国は、現在ヨーロッパで巻き起こっている難民危機と同様の難民問題をメキシコに外部委託している」ことを明らかにする驚くべき新報告について検証します。ニューヨーク・タイムズ紙の意見記事”The Refugees at Our Door”(「私たちの国境前にたつ難民たち」)の中で、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリスト、ソニア・ナザリオは、オバマ政権がメキシコ政府に金を払って難民が米国との国境に近づけないようにしている様を明らかにしています。これらの難民の多くは、正当な亡命理由を持っています。ナザリオから、彼女が南メキシコの避難所で中米の移民たちから聞いたという悲惨な物語について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 非民主党? 大統領選の第1回討論会を前に、民主党の統制姿勢に批判高まる

    10月13日夜、ラスベガスで、5 人の民主党大統領候補が対決します。これは2016年大統領選に向けた6回の討論会の第1回目となります。参加者は、元国務長官ヒラリー・クリントン、バーモント州の上院議員バーニー・サンダース、元メリーランド州知事マーティン・オマリー、元バージニア州上院議員ジム・ウェッブ、そして元ロードアイランド州知事リンカーン・チェイフィーです。ハワイ州議員で民主党全国委員会副議長のタルシ・ガバードは今回の討論会には参加しません。彼女は、6回以上の討論会を公式に要請したことで、招待を取り消されたと言います。「サロン・ドットコム」(Salon.com)の政治コラムニストでクリントン大統領の元顧問、そしてコネチカット州知事の2度にわたる民主党候補であるビル・カリーに今回の討論会の予想される内容について聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジャシー・ロス: 「私はサンダース候補も、彼を妨害した「黒人の命も大事」活動家も支持する」

    バーニー・サンダース候補を含む民主党の大統領候補者は、10月13日に行われる第1回討論会の準備をしています。著者で弁護士のジャシー・ロスに最新記事について聞きます。ロスはTheStranger.comで「私はバーニー・サンダース候補も、シアトルで彼の演説を妨害した『黒人の命も大事』の活動家も支持します」と書きました。ロスはサンダースの演説が妨害されたシアトルの会場に出席していました。

    dailynews date: 
    2015/10/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 100万人大行進から「コロンブスの日」まで 白人至上主義と「発見者の権利」に挑戦

    首都ワシントンでは10日、「100万人大行進」20周年を記念して、数万人が全米から国立公園ナショナル・モールに集まりました。この集会は、「ネイション・オブ・イスラム」の指導者ルイス・ファラカンが「贖罪の日」と銘打ち、アフリカ系アメリカ人男性に首都結集を呼びかけた1995年のイベントを記念したものです。今年の集会は「正義なければ他に無し」というテーマを掲げ、警察の残虐性を終わらせること、そして有色人種、女性、貧困層コミュニティへの正義を要求し、第一回集会よりインクルーシブなものとなりました。集会に集まった女性、他の有色人種の人々のなかには「コロンブスの日」の改名を要求するアメリカ先住民もいました。「コロンブスの日」は、1492年のクリストファー・コロンブスによるいわゆる「新大陸」到達を記念する祝日です。 ヨーロッパによる植民地化と先住民の搾取への道を開いた人物を称賛するこの祝日は、それに反対するアメリカ先住民にとって長年、悲しみと怒りを呼び起こす日でした。 1995年の第一回100万人大行進に参加したラリー・ハムと著者で弁護士のジャシー・ロスに訊きます。ハムはThe People's Organization for Progress「(進歩のための人々の組織)」議長です。ロスは「ブラックフィート・ネイション」のメンバーで語り手でもあります。

    dailynews date: 
    2015/10/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 動揺とパニック トルコ史上最悪規模のテロ攻撃で128人が死亡

    トルコでは10月10日、首都アンカラで開かれていた平和集会で起きた同時爆発で128人が死亡しました。負傷者は245人以上に達しました。同時爆発が起きたのは、トルコ政府軍とクルド人戦闘員との衝突の再燃に抗議するクルド人グループ、労働組合、左派組織がデモを準備している最中でした。トルコのアフメト・ダウトオール首相は12日、爆発はISIL(「イスラム国」)による犯行だと非難しました。しかしデモ主催者は、それを未然に防ぐことが出来なかった政府を批判しています。爆発が起きた日は、トルコの総選挙を3週間後に控えた日でした。トルコでは今年6月の総選挙で与党・公正発展党(AKP)が過半数を失い、エルドガン大統領が大きな敗北を喫して以来、緊張が高まっています。 野党の人民民主党(HDP)は13パーセントの得票率を獲得、初めて議席を確保しました。選挙以来、トルコ治安部隊とクルド人武装組織の関係は急速に悪化していました。 トルコ国会議員のヒシャー・オイサイとUCLA教授のアスリ・バーリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ラティーノ初の桂冠詩人フアン・フェリペ・エレーラ 移民農業労働者、国境、アヨツィナバについて語る

    第21代アメリカ桂冠詩人に任命されたフアン・フェリペ・エレーラに話を聞きます。メキシコから移民してきた農夫の息子エレーラは、米国初のラテン・アメリカ系桂冠詩人となりました。英語とスペイン語の両言語で書かれた彼の作品は、そのエネルギーやユーモア、情緒そしてアメリカの多様性の意識をとらえる能力で、40年以上にわたり賞賛されてきました。エレーラ任命の発表時に、「エレーラの詩はアメリカ起源の作品だと思います。『草の葉』のように荘厳で寛大な作品であり、それを発展させています。彼の詩は…優れた人の声であり、伝統であり、歴史であり、またアメリカ人のアイデンティティの核心である文化的観点です」と米国議会図書館館長ジェームス・H・ビリントンは話しました。エレーラは187 Reasons Mexicanos Can’t Cross the Border(『メキシコ人が国境を越えられない187の理由』)や近著Notes on the Assemblage(『集会でのノート』)を含む、28冊の本の著者です。彼は過去に全米批評家協会賞や国際ラティーノ・ブック賞を受賞しています。

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    2015/10/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 他人の不幸で一儲け? 移民危機からアフガニスタン、ハイチまで、惨事便乗資本主義を検証

    災害の発生で儲けるのはだれ? ジャーナリストのアンソニー・ローエンステインの著書Disaster Capitalism: Making a Killing out of Catastrophe(『惨事便乗資本主義:大災害から大儲け』)は、これを問います。ローエンステインは世界各国を回って、G4S、セルコ、ハリバートンのような企業がいかに災害で金儲けをしているかを検証しました。これらの企業が、営利目的の民間請負業者を雇って戦場に配属し、難民、囚人、亡命希望者を収容する営利目的の民間拘留施設を建設している様子を説明しています。最近では、ローエンステインは映画作家ソア・ニューライターとタッグを組み、国際支援や投資がハイチ、アフガニスタン、パプア・ニューギニアなどの国々のコミュニティにどのような影響を与えているのかを年代別にまとめた、書籍と同じ表題のドキュメンタリー映画を作成しています。

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    2015/10/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ノーベル平和賞はチュニジア市民社会団体へ 「アラブの春」後の対話による民主化努力を評価

    今年のノーベル平和賞はチュニジアの「国民対話カルテット」として知られる市民社会団体に授与されました。チュニジア人の露天商人が焼身自殺を図ったのをきっかけに、米国の支援を受けてチュニジアを長年支配していた独裁者ザイン・アル=アービディーン・ベン・アリーが倒され、「アラブの春」に発展してから、約5年後の受賞となりました。「カルテットは、民主化のプロセスが政治的暗殺や広がる社会不安により頓挫しそうになっていた2013年夏に組織されました。チュニジアが内戦の危機に瀕していたとき、武力に代わる平和的な政治解決の手続きを確立させたのです」と、ノルウェー・ノーベル委員会のカーシ・クルマン・フィーべ委員長は説明しました。チュニジアの国民対話カルテットは、「チュニジア労働総同盟」、「チュニジア産業貿易手工業連盟」、「チュニジア人権擁護連盟」、そして「チュニジア弁護士会」の4団体で構成されています。ノーベル賞委員会は、今回受賞となったカルテットの偉業は「他の国の手本になるように」と話しています。本日は、カーネギー国際平和基金の「民主主義と法の支配プログラム」上級参与サラ・チェイスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/9(Fri)
    記事番号: 
    1

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