デイリーニュース

  • 警察の暴力マップ 2015年の警官による殺害は少なくとも1,152人

    武器を持たないアフリカ系アメリカ人2人がシカゴで殺害されたことに対する悲嘆と憤慨が続くなか、「マッピング・ポリス・バイオレンス」調査プロジェクトの年末報告が発表されました。報告によると、2015年は全米で少なくとも1152人が警官に殺害されました。このうち14の都市では、全ての犠牲者がアフリカ系アメリカ人でした。また全国的に、警官による殺人と犯罪率および人口規模との関連は希薄だとしています。報告の内容について、「マッピング・ポリス・バイオレンス」プロジェクトで調査を行った統計学者サム・シニャングエに聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「バッジは殺しのライセンス」:悲嘆と憤慨 シカゴ市警が武器を持たないアフリカ系アメリカ人2人を射殺

    武器を持たない2人のアフリカ系米国人がシカゴ警察に射殺された事件への抗議が続いています。殺されたのは5人の母であるベティー・ジョーンズと19歳の大学生クイントニオ・レグリアーです。警官による17歳のラクアン・マクドナルド殺害事件から1年以上が経ち、警察の隠蔽疑惑に対する抗議が続いているさなかでした。これらの殺害事件は、ラーム・エマニュエル市長を辞任に追い込むでしょうか?シカゴの「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)活動家アイスリン・ソルに聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 年末の記録的な暖冬の嵐で43人が死亡 異常気象はさらに続く見込み

    クリスマス休暇の週末、米国では南部、南西部、中西部を襲った嵐で少なくとも43人の死者が出ました。竜巻が報告された州は10州に上り、ミシガン州では12月の竜巻としては観測史上初を記録しました。最も被害が深刻だったテキサス州ダラス周辺では、竜巻で少なくとも11人が死亡、損壊家屋は1000棟に上りました。現在、暴風雪が同地域に接近しています。一部の地域で最大約225ミリの豪雨を記録したミズーリ州、イリノイ州、アーカンソー州では鉄砲水が発生、少なくとも13人が死亡しました。クリスマス当日、米国の東海岸ではメイン州からジョージア州にかけて記録的な暖かさを記録しました。今年は前年を上回る暖かさとなり、今週末の異常気象は、観測史上最も暖かい冬になるとした気象学者たちの予想と重なりました。フロリダ州立大学教授で代表的な気象科学者ジェームズ・エルスナーに聞きます。エルスナーは、専門誌クライメット・ダイナミクス誌に"The Increasing Efficiency of Tornado Days in the United States"(アメリカの竜巻発生における効率性の高まり)を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2015/12/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ブラックリストに載せられた作詞家 エドガー・イップ・ハーバーグ追悼:「オズの魔法使い」に虹をかけた男

    彼の名前はあまり有名ではないかもしれませんが、その歌は世界中の多くの人に歌われています。今日はブロードウェーの作詞家、エドガー・イップ・ハーバーグの生涯と作品の歩みを紹介します。ハーバーグは「せめて10セント(Brother, Can You Spare a Dime?)」などのヒット曲を生み、映画「オズの魔法使い」のサントラを作曲しました。 マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれたハーバーグは、人種差別や貧困と戦うべく、常に作品に強い社会的、政治的要素を織り交ぜてきました。生涯社会主義であった彼は、ブラックリストに載り、しつこく追い回されながら、その生涯のほとんどをすごしました。ハーバーグの息子、アーニー・ハーバーグに父イップの音楽、政治観について話を聞きます。そして、映画「オズの魔法使い」やイップ・ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら、曲が作られた当時の政治状況を詳しく考察していきます。

    dailynews date: 
    2015/12/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 言論の自由は許されない? 米国最大級のショッピング・モールはジャマー・クラークの死に抗議する「黒人の命も大事」の集会を阻止できない

    モール・オブ・アメリカは言論の自由を歓迎するでしょうか?国内最大級のショッピング・モールが提訴した、「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の抗議行動中止要求と、主催者たちによるソーシャル・メディアでの抗議行動中止の告知の強制を、裁判所が却下しました。しかし、モール側は3人の主催者たちの参加を阻止することには成功しました。活動家たちは、ジャマー・クラーク事件の裁きを求める活動の一環として抗議行動を進めていくと述べています。警察は、クラークは警官との乱闘の末、射殺されたと主張しています。しかし、複数の目撃者が、クラークは手錠を掛けられた状態で撃たれたと証言しています。ミネソタ州の活動家たちにとって緊迫した状況の中、モール・オブ・アメリカは抗議行動の阻止に失敗しました。11月には、白人至上主義者とされる人々がクラークの死に対する抗議集会の参加者に向かって発砲し、5人の負傷者を出しました。警官たちも集会の場を襲撃しました。この抗議行動の衝突は1年前に同じモールで同様の抗議行動を起こした「黒人の命も大事」の主催者たちへの訴訟が却下された数週間後に起きました。本日行われた抗議行動への参加を阻止された「黒人の命も大事」ミネアポリス支部の3人の主催者のひとり、キャンダス・モンゴメリーと、彼女の弁護人ジョーダン・クシュナーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • サンドラ・ブランド死亡は裁かれるか? 誰も起訴されぬ大陪審への家族の反応

    サンドラ・ブランドの死をめぐる大陪審で、だれも起訴されなかったことから、家族や支援者たちは公正な裁きを求めています。アフリカ系アメリカ人女性のブランドは、7月10日にテキサス州のプレイリービュー市で、車線変更のウインカーを出さなかったとして逮捕されました。ブランドは5,000ドルの保釈金が設定されました。勾留されて3日目に、 独房で死んでいるのが発見されました。当局はブランドが自殺したと発表しましたが、ブランドの家族は異議を唱えています。家族は不法死亡の訴訟を起こし、ブランドを逮捕した警官の起訴を求めています。サンドラ・ブランドの死に責任を問われる人は出てくるのでしょうか?サンドラ・ブランドの母親のジェニーバ・レードビール、姉のシャロン・クーパー、そして家族の弁護人を務めるカノン・ランバートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 独占:夢に基づく証言で不当な有罪判決を受け、最近釈放されたクラレンス・モーゼス=エル その悪夢の28年を語る

    クラレンス・モーゼス=エルは無罪だと主張し続けた罪で有罪判決を受け、28年拘束にされた後、釈放されました。1989年、ある女性が、暗闇で彼女をレイプし暴行を加えた男がアフリカ系アメリカ人のモーゼス=エルだという夢を見たと証言。その証言に基づいて、彼は有罪判決を受けたのです。モーゼス=エルはずっと無罪を主張してきました。警察が被害者から採取した証拠である「レイプキット」および、シーツや被害者の服など証拠になりそうなものを破棄したため彼の無実が証明できなかたのです。そして2012年に別の男がこの事件の罪を認め、彼への判決が覆ったにもかかわらず、モーゼス=エルが釈放されたのは今週のことでした。デモクラシー・ナウ! 独占インタビューでは、クラレンス・モーゼス=エルに手に入れたばかりの自由と、他人の夢で30年近く悪夢に悩まされたことについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米軍内の不正:バーグダール軍曹が軍法会議にかけられ、捕虜を拷問し殺害した海軍特殊部隊は釈放される

    ボウ・バーグダール軍曹が軍法会議にかけられ、引き続き共和党主導の攻撃にさらされているのに、海軍の特殊部隊が、捕虜を虐待し死者も出した事件については、隠蔽が疑われているにも関わらず軍関係者は沈黙を保っています。バーグダール軍曹が法廷に召喚された数日前、ニューヨークタイムズ紙が2012年にアフガニスタンで海軍特殊部隊の兵士3人が被拘束者数名に対し激しい虐待を加え、内一人はその傷が原因で死亡した事件を報じました。米兵士4人がその虐待を目撃したと証言しましたが、海軍上層部は懲罰過程を非公開にする決定を下しました。通常、懲罰過程を非公開とするのは、ささいな違法行為に限られています。結局、容疑者である海軍特殊部隊の兵士3人は、不正行為がなかったとの判決で無罪となりました。元米陸軍主席法律顧問のレイチェル・バンランディンハムに話を聞きます。バンランディンハムはボウ・バーグダール軍曹が軍法会議にかけられたことを批判するとともに、海軍特殊部隊による虐待事件の審理再開を求めています。

    dailynews date: 
    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元陸軍主席法律顧問: バーグダール軍曹が軍法会議にかけられるのは 陸軍が共和党の圧力に負けたから

    米陸軍のボウ・バーグダール軍曹は今週、2009年に在アフガニスタン米軍基地から姿を消した件に関する容疑で法廷に召喚されました。タリバンに捕えられたバーグダール軍曹は5年間拘束され、繰り返し拷問されました。タリバンは2014年、グアンタナモ基地に拘束されていた5人と引き換えにバーグダール軍曹を解放。バーグダール軍曹が語ったところによると、彼が持ち場を離れたのは、自分の部隊で行われていた不正を報告するために、別の米軍基地に向かうところだった言うことです。この事件を捜査した士官を含む、独立した軍事専門家2人は、バーグダールに禁固刑を与えるべきではないと勧告しました。しかし12月はじめ、ロバート・エイブラムス陸軍大将はこの勧告には従わず、バーグダール軍曹を脱走と敵兵に対する不正行為の容疑で軍法会議にかけるよう命令しました。本日は、エイブラムス陸軍大将は共和党主導の政治的圧力に負けたのだと語る、元米陸軍主席法律顧問のレイチェル・バンランディンハムに話を聞きます。彼女は米空軍に20年勤務し、マーティン・デンプシー陸軍大将およびデービット・ペトレイアス陸軍大将の元で米中央軍のために国際法の主席法律顧問を勤めました。バンランディンハムは現在、サウスウエスタン大学ロースクールで准教授として教鞭をとります。

    dailynews date: 
    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 伝説的フォーク歌手でFBIの標的だったピート・シーガー:機密解除された文書で象徴的歌手が数十年偵察されていたことが明らかに

    フォーク・アーティストの故ピート・シーガーは、近代アメリカのフォーク・ミュージック・ムーブメントを創り出すのを助けた音楽的および政治的な象徴でした。ここにきて彼の歌集にいくつかの新たなページが加わりました。FBIが彼を約30年間偵察していたことを明かす約1800ページを米政府が公開したからです。この偵察は、第二次大戦中にシーガーが日系米国人たちを標的にすることに抗議したときから始まりました。偵察は、彼が20世紀で最も有名な反戦ソングのいくつかを書いた1970年代初頭まで続きました。ピート・シーガーの伝記作家であるデイビッド・キング・ダナウェイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/22(Tue)
    記事番号: 
    3

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