デイリーニュース

  • 悪質な警官を解雇せよ、被害者へ口外禁止令を出すな、ボディ・カメラ装着を増やせ: ベン・ジェラス 警察改革を求める

    ボルチモアからファーガソンそしてニューヨークまで、12月16日は刑事司法上の重要なニュースが重なりました。ボルチモアではフレディ・グレイの死を巡り起訴された警官の1人の裁判で無効審理が宣言されました。グレイは4月、移送中に警察の移送車の後部座席で負った脊髄の怪我のため亡くなりました。一方ミズーリ州ファーガソン市は、司法省との交渉に大筋で合意を見たと発表しましたが、これは同市警察への改革を強制すると共に、長期間にわたる違憲の警察活動に対する公民権訴訟を回避するための取り引きでもあります。「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(Center for American Progress)上級研究員のベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。ジェラスは元全米黒人地位向上協会(NAACP)会長およびCEOです。

    dailynews date: 
    2015/12/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フレディ・グレイ事件の裁判: 陪審員の意見不一致で評決を下せず 死亡した黒人被害者への正義は棚上げに

    ボルチモアでフレディ・グレイの死に関わったとして起訴された警官の1人の裁判で、無効審理が宣言されました。グレイは4月、移送される途中に警察の移送車の後方座席で負った脊髄の怪我のため亡くなりました。遺族および弁護士は、グレイは喉頭を潰され、脊髄の「8割が喉のところで切断されていた」と主張しています。彼の死をめぐって警官6人が起訴されましたが、今回のウィリアム・ポーター巡査の裁判が最初です。ポーター巡査は過失致死、第二級暴力行為、無謀危険行為および職権濫用で起訴されました。陪審の3日間に渡る評議で、陪審員の意見が一致せず評決を下せなかったため、12月16日判事が無効審理を宣言しました。

    dailynews date: 
    2015/12/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • スティーブン・ズネス:「自ら創り上げた怪物」であるイスラム国の真の原因を見ようとしない候補者たち

    共和党大統領候補者たちが中東での戦闘拡大を断言する中、スティーブン・ズネス教授は殆どの候補者たちが米国によるイラク侵交が自称「イスラム国」の誕生に果たした役割を見ようとしないことを問題視します。ズネス教授は討論会について「中東についても過激派の起源についてもまるでわかっていない男たちによる男性ホルモンの誇示」と評します。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    6
  • トランプ候補 インターネットの一遮断を要求 クルーズとルビオ両候補はアメリカ国家安全保障局の権力拡大を討議 

    12月15日の共和党討論会で、テッド・クルーズとマルコ・ルビオ両上院議員はアメリカ国家安全保障局によるメタデータ一括収集について議論を白熱させました。ドナルド・トランプ候補は自称「イスラム国」に役立つインターネットの一部遮断を求めました。トランプは「言論の自由や何でも自由が主張されるが、イスラム国に我々のインターネットを使わせたくはありません」と述べました。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ベン・カーソン:「数千人の無実の子供や市民が死んでもかまわない」

    12月15日の共和党討論会で、ラジオ番組の司会者ヒュー・ヒューイットはベン・カーソン候補に残酷に戦争を仕掛ける度胸はあるか、と問いました。「数千人もの罪のない子供や市民が死んでもかまわないのですか」というヒューイットの質問に神経外科医のカールソンは、「その通り」と答えました。シンクタンク「デモス」(Demos)の上級研究員で、調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)所属のザイド・ジラニに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 私たちの目の前で民主主義が崩壊している: シェルドン・アデルソン後援の共和党討論会にボブ・ハーバートが苦言

    12月15日の共和党討論会は、共和党を支援する億万長者シェルドン・アデルソンが所有するラスベガスのベネチアン・カジノで開催されました。アデルソンと同業者の億万長者ドナルド・トランプは討論会の前に私的な会合をもちました。共和党大統領候補指名争いの情勢について、元ニューヨーク・タイムズのコラムニストで、シンクタンク「デモス」(Demos)の上級研究員のボブ・ハーバートに聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 共和党討論会:トランプはイスラム教徒の米国入国禁止提案を弁護 他候補は権利の制限と武力行使について論議

    ドナルド・トランプ候補がイスラム教徒の米国への入国禁止を提案し大統領候補指名戦を揺るがせて以来初めて開催された12月15日の共和党討論会で、上位9人の候補者たちが対戦しました。討論の中心議題は国家安全保障で、候補者たちは米軍の規模拡大、中東における戦争の拡大、米国国家安全保障局の権力の拡張を論じました。トランプは「イスラム国の旗を付けた携帯を持った何万人もの連中がやって来る?それはないだろう。奴らをこの国には入れない。いま私が大統領で、オバマがすでに何人かを入国させていたとしたら、出て行かせる。追い出しますよ」と述べました。The Muslims Are Coming!: Islamophobia, Extremism, and the Domestic War on Terror(『イスラム教徒がやってくる!テロに対するイスラム恐怖症、過激主義、そして国内の対テロ戦争』)の著者アラン・クンドナニに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ファン・ゴンザレス:共和党がプエルトリコに「くたばれ」

    12月15日、 上院の共和党幹部はプエルトリコに連邦破産法第11条を拡大適用しようとする民主党下院議員たちの提案を退けました。これにより、プエルトリコはあと2週間で米国史上最大の地方債デフォルト(債務不履行)に陥ることになりました。デモクラシー・ナウ!の共同司会者ファン・ゴンザレスが解説します。

    dailynews date: 
    2015/12/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 警官によるレイプ:ダニエル・ホルツクローと、警察による虐待に対する黒人女性たちの脆弱性

    オクラホマシティーの元警官が、アフリカ系米国人女性たちに対する一連のレイプで終身刑を課されようとしています。全員が白人だった陪審員団は12月第2週、告訴した13人の女性のうちの8人に対するレイプと他の犯罪で、ダニエル・ホルツクローに有罪判決を下しました。13人の犠牲者たちは全員、公判で証言し、それぞれがレイプと性的暴行、ホルツクローの要求に従わない場合の脅しといった似たような話をしました。ホルツクローは交通違反取締りと尋問中に彼女たちを狙い、彼のパトカーまたは彼女たちの自宅での性的行動を強要しました。検察側は、彼が故意に低所得地域の弱者の黒人女性たちを餌食にしたと言います。彼は、最後の犯罪の6週間前にオクラホマシティー警察の性犯罪課の捜査対象になったと報じられています。このことは、ホルツクローが有罪判決を受けた事件の被害者の半分は、彼に対する捜査が行われている最中に暴行されたことを意味します。ホルツクローの有罪判決は彼の犠牲者たちにある程度の安堵をもたらすかもしれませんが、今回の事件は、それがアフリカ系米国人、今回の場合はアフリカ系米国人女性の命をおとしめるという、より広範な問題の一部であるのではないかという疑問を投げ掛けています。連続レイプでの罪状と最終的な有罪判決にもかかわらず、大手メディアは他の刑事裁判に比べ、ホルツクローの起訴にほとんど関心を払いませんでした。

    dailynews date: 
    2015/12/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オバマは米国によるISILへの空爆の成果を強調、しかし軍事増強は失敗した戦略を埋め合わせできるのか?

    オバマ大統領は自称イスラム国(ISIL)との闘いに進展が見られると述べる一方で、米国の同盟諸国にもっと行動するよう求めています。オバマは、イラクとシリアにおける米国主導の軍事作戦の成果を強調し、同作戦を支援していると彼が名を挙げた国の中に中東の同盟国を含めないことで、こうした国々を暗に非難しました。オバマのコメントは、米国が最近イラクとシリアに数十の特殊部隊を派遣し現地での存在感を密かに拡大している中で発表されました。また、ジョン・ケリー国務長官が12月15日のロシアを訪問を皮切りに、数カ国を歴訪するなど、米国はシリア内戦についての国際交渉における役割も増大させています。ISILが米国主導の空爆で後退しているにしても、オバマのコメントはここ数週間であらわになった危機的状況を象徴しています。同盟国は空爆がISILの今後のテロを止めさせる助けになるだろうと言いますが、ISILはこうした空爆は、さらなるテロ攻撃につながると言います。中東の専門家で作家、ロンドン大学の東洋とアフリカ研究学の教授であるジルベール・アシュカルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/15(Tue)
    記事番号: 
    1

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