デイリーニュース

  • ボサム・ジーンを殺害した白人警官に殺人で有罪判決 遺族の弁護士「今後の判決の先例になる」と称賛

    2018年、ダラスで26歳の黒人男性をダラスの彼の自宅で射殺した白人の非番の警察官が、10月1日、殺人罪で有罪判決を受けました。警官のアンバー・ガイガーは、ボサム・ジーンのアパートに自宅と勘違いして入り、彼を射殺しました。ジーンの部屋は、ガイガーの部屋と同じ建物の1階下に位置していました。彼女は公判で、ジーンが侵入者だと思いこんだと主張しました。「ダラス・モーニング・ニュース」紙によると、ダラスの警察官が、殺人で有罪判決を受ける1970年代以来、ガイガーが初めてです。事件の詳細について、ボサム・ジーンの遺族の弁護士であるベンジャミン・クランプに話を聞きます。彼は、この判決は「今後の判決の先例」となり得るものであり、白人の警察官が、武器をもたない黒人やラティノを殺したら、相応の結果を伴う、ということを示すものだと言います。

    dailynews date: 
    2019/10/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ニューアークの水危機:ラス・バラカ市長が批判に応え同市が解決に取り組むことを約束

    ニュージャージー州ニューアーク市の担当当局は最近、住民に配られた数千の浄水器が水道水に含まれる鉛を安全基準にまで大幅に減らしたことを発表しました。鉛による水の汚染は何年間も市の深刻な問題でしたが、2019年になって汚染がさらに悪化していました。「自然資源防衛協議会」(Natural Resources Defense Council)は2019年夏、飲料水の安全に関する複数の連邦法に違反しているとして、ニューアーク市を告訴しました。この危機は9月になって、住民に配られた浄水器が機能していなかったかもしれないという事実が暴露されたことで頂点に達しました。一方、ニュージャージー州当局は、ニューアーク市の汚染されたパイプを短期間で3年以内に交換するため、エセックス郡による1億2000万ドルの郡債の発行を許可しました。ニューアーク市のラス・バラカ市長は10月2日、水質に関する対話集会を行う予定です。デモクラシー・ナウ!のスタジオでバラカ市長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/10/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 弾劾か否か? クリス・ヘッジズとジョン・ボニファズが議会は次に何をするべきかを討論

    下院民主党は9月30日、トランプ大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニに対し、ウクライナでの彼の仕事に関係する書類を求める召喚状を送りました。ジュリアーニは9月最終週、テレビ番組の中で、ウクライナ政府に対しトランプの政敵で2020年の民主党大統領候補ジョー・バイデンを調査するよう要請したことを認めました。トランプがウクライナの大統領との電話で、ジョー・バイデンと彼の息子ハンターを含む民主党の活動を捜査する「便宜」を要請したことをめぐる内部告発をうけて、下院民主党がトランプ大統領の弾劾の立件に向けて動くなかでの出来事です。一方、トランプは弾劾を推し進める議員たちを引き続き脅し、匿名の内部告発者の身元を突き止めようとしていることを公的に認めました。これは内部告発者保護法違反に当たる可能性があります。トランプの弾劾を求める団体のひとつ「市民に言論の自由を」(Free Speech for People)の共同創設者で代表のジョン・ボニファズと、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで、受賞歴のある作家で活動家でもあるクリス・ヘッジズとの弾劾に関する討論を放送します。

    dailynews date: 
    2019/10/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エドワード・スノーデンが語るトランプ・オバマ大統領 本国送還を逃れる旅がロシアで立ち往生になった理由

    米国家安全保障局(NSA)を内部告発し自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』を出版したばかりのエドワード・スノーデンのインタビューを締めくくります。2013年に国家安全保障局を辞職し、香港に行ったスノーデンは、米国への強制送還を逃れるため香港から中南米へ飛ぼうとしていました。しかし途中ロシアで降りた時に米国政府が彼のパスポートを無効にしたため、スノーデンはロシアで立往生させられることになりました。それ以来モスクワで亡命生活を送っています。彼がこの間のいきさつを語ります。

    dailynews date: 
    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • スノーデンが逮捕されることなく国家安全保障局の犯罪行為を秘密裏に暴露した方法

    エドワード・スノーデンが、秘密文書のリーク先としてウィキリークスではなくジャーナリストのグレン・グリーンウォルドとローラ・ポイトラスを選んだ理由、内部告発者に対する米国政府の対応について語ります。出版されたばかりの自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』でスノーデンは巨大監視システムを暴露する決断について語っています。「この暴露が国家安全保障に何の害も与えなかったことは明らかだと思います。それでも、私に対するそうした批判や指摘は消えません。どの内部告発者も同じことを経験しています」とスノーデンは語ります。「重要なのは、私の公開方法が正しくてウィキリークスのやり方が悪いということではなく、警戒レベルやリスク軽減において大きく異なる二つの方法があるということです」。

    dailynews date: 
    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • エドワード・スノーデン 「忍び寄る独裁体制」 米情報機関で重要な役割を果たしているのは民間請負業者

    トランプ大統領に対する内部告発がワシントンを揺るがすなか、民主党は大統領の弾劾調査を開始しました。トランプは、これに応じる者は「重大な結果」を被ることになると威嚇しています。世界で最も著名な内部告発者であり、現在ロシアに亡命中のエドワード・スノーデンとのインタビュー第2弾をお送りします。スノーデンは6年前、米国が世界中すべての通話・メール情報を収集する巨大な監視機構を作り上げ、地球上にいるすべての人間の私生活をのぞき見していることを示す膨大な秘密文書をリークして世界に衝撃を与えました。新著は出版されたばかりの自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』です。米国政府が当初スノーデンは民間請負業者に過ぎず、重要人物ではないと説明しようとしていたこと、しかし民間請負業者は米国情報機関で中心的な役割を果たしていることについてスノーデンの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランプの「お気に入り独裁者」エジプトのシーシー 抗議運動の高まりで2000人以上を逮捕

    エジプトでは27日もデモが続いています。アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領の汚職の告発を受けて、数千人が街頭に出て大統領の辞任を求めています。抗議運動はカイロや他の都市に広がり、過去1週間で2000人近くが逮捕されました。デモのきっかけとなったのは元軍事請負業者によるSNS投稿で、シーシー大統領や他の政府高官たちが公金を乱用していると非難する内容でした。反政府抗議運動はエジプトではまれな出来事です。2013年にモハンマド・モルシ大統領が失脚した後にシーシーが政権を握り、それ以来、政府を批判する抗議行動は事実上禁止されているからです。トランプ大統領は今週ニューヨークの国連総会で会談した折、シーシーを褒め称えました。また最近、シーシーのことを「お気に入りの独裁者」と呼んでいました。デモクラシー・ナウ!の通信員シャリーフ・アブデル・クドゥースにさらに詳しく話を聞きます。彼は、カイロを拠点とする独立メディア・アウトレット『マダ・マスル』の記者です。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジェイムズ・ライゼン:2015年に私が報じたバイデンとウクライナの関係を右派メディアが捻じ曲げた

    トランプ大統領がウクライナ大統領ウォロディミール・ゼレンスキーに電話して、民主党のジョー・バイデン議員と息子のハンターについて調査するよう迫った件で、民主党はトランプ大統領を弾劾する方針で結束しています。一方、共和党はバイデン親子のウクライナ疑惑にしがみついて、バイデン元副大統領に汚職政治家のレッテルをはり、次期大統領選でのトランプ大統領の潜在的ライバルにダメージを与えようとやっきになっています。この件の詳細について、インターセプト誌の国家安全保障担当の上級記者ジェイムズ・ライゼンに話を聞きます。彼はニューヨーク・タイムズ紙の記者時代の2015年に初めてバイデンとウクライナの問題を記事にしました。ライゼン記者は、「右派の情報操作マシン」が自分の記事の内容を捻じ曲げ、発覚したことをゆがめて伝えていると言います。ライゼンはオンライン誌『インターセプト』の最新の記事で、「ドナルド・トランプ、ルドルフ・ジュリアーニ、そして彼らの背後にいる勢力によって、自分の記事が捻じ曲げられ、誤解され、嘘と悪意あるプロパガンダに変わるのを見るのは、とてもおかしな気分だ」と書いています。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ジェイムズ・ライゼン:トランプは職権乱用の「常習犯」 内部告発状の公開で明らかに

    米民主党がトランプ大統領を弾劾する手筈を進めています。民主党大統領候補のジョー・バイデンとその息子ハンターを調査するようウクライナ大統領に働きかけたことが理由です。およそ90%の民主党下院議員が弾劾を求めています。26日木曜日、匿名の内部告発者による告発状が機密解除されて公開され、7月にトランプ大統領がウォロディミール・ゼレンスキー大統領にかけた電話の詳細が明らかになりました。告発状の中で、匿名の内部告発者(CIA職員だと特定されています)は、トランプが「大統領の職権を使って、2020年の米大統領選挙への外国の干渉を懇願した」と非難しています。さらに、ホワイトハウスが、トランプがゼレンスキーと電話で交わした会話の全ての記録を、コードワード・レベル機密情報専用のネットワークから独立したコンピューターシステムに移すことで「隔離」しようとした手法に関する詳細も明らかにしました。内部告発者は告発文の中で、「私が話したホワイトハウスの職員によると、大統領の通話記録がコードワード・レベルの機密システムに入れられたことは、トランプ政権の下では『初めてのことではありません』。国家安全保障上の機密事項だからではなく、政治的にデリケートな情報を保護することだけが目的なのです」と告発状には書かれています。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ウクライナ疑惑を暴露した内部告発者に対するトランプの不当な扱いを エドワード・スノーデンが批判

    トランプ大統領弾劾への捜査のきっかけとなった内部告発のニュースについて、有名な内部告発者エドワード・スノーデンが、2013年に機密文書を漏洩した自身の決断について語りました。今週、下院情報特別委員会は機密扱いから外された内部告発である、7月のトランプ大統領とウクライナ大統領との電話会談の内容を公表しました。政府は「疑惑を話題の焦点から外そう」としていると、スノーデンはデモクラシー・ナウ!に述べています。「政府は自らの不正ではなく、内部告発者を話題にしたいのです」

    dailynews date: 
    2019/9/26(Thu)
    記事番号: 
    2

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