デイリーニュース

  • リビアでの拘束から解放されたNYタイムズのアンソニー・シャディド カダフィ軍下での試練を語る

    アンソニー・シャディドは3月にリビアでカダフィ軍に捉えられた4人のNYタイムズの記者の1人です。彼らは1週間近く拘束されて殴られ脅迫されながらも最終的に解放されました。解放からわずか2週間後、シャディドがリビアでのその過酷な経験について長時間のインタビューに応じてくれました。その他、この紛争の見通し、中東と北アフリカで吹き荒れる反乱に関する彼の思いについても語ってくれます。シャディドはピュリッツァー賞を2度受賞したNYタイムズ・ベイルート支局長です。

    dailynews date: 
    2011/4/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • パレスチナ人平和活動家の指導的人物で舞台監督のジュリアノ・メル=ハミスがジェニンで殺害

    パレスチナ人、そして世界中の芸術家や平和活動家が、パレスチナの創造的な非暴力抵抗の中心人物の死を追悼しています。パレスチナの子供たちのための劇場を創設したジュリアノ・メル=ハミスは4月4日、ヨルダン川西岸のジェニンで覆面の襲撃者らによって殺害されまました。メル=ハミスは、彼の「ジェニン自由劇場」の活動に対し、パレスチナ過激派から多くの殺害脅迫を受けていました。同劇場はパレスチナの若者たちに、映画や写真、美術、演劇などの芸術を通して自らを表現することによってイスラエルの占領下での困難な生活に対処していくことを助けてきました。ジェニン自由劇場の演劇学校の監督で、メル=ハミスと長年密接に活動したナビール・ラエ、そしてニューヨークを拠点とするフレンズ・オブ・ジェニン自由劇場の設立者兼取締会代表でジェニンでのプログラムにも密接に関わったコンスタンシア・“ディンキー”・ロミリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/5(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 複数の州で「驚くほど配慮と審議を欠いて」死刑で使用する新たな致死薬を選択

    4月5日の夜、テキサス州は、予定されている死刑囚クレーブ・フォスターの死刑執行で初めて、新しい死刑薬を使う予定です。多くの州と同様に、鎮静剤のチオペンタール・ナトリウムが不足しているため、同州は致死注射の過程を実験しています。同州では苦痛を無くし、筋肉を弛緩させ、心臓を停止させる目的で3薬を混合したカクテルを用いています。その中の鎮静剤を選ぶ上で、州の刑務所職員が、医療専門家に相談することなく新聞記事に頼って代替薬としてペントバルビタールを選んでいたことが明るみに出るまで、新しい刑執行方法は秘密にされていました。米麻薬取締局は4月1日、不法に輸入された疑いがあることから、ケンタッキー州とテネシー州に対して薬物の供給を引き渡すことを要求しました。テキサス州の新しい死刑薬について詳細を得るために提訴したオースティンのモーリー・レビンに話を聞きます。ワシントンDCの死刑情報センター(Death Penalty Information Center)の本部長リチャード・ディーターからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 国連の核の番人:世界的に高まる核への懸念に反し、原子力発電所を推進しつづけると発言

    日本の福島第一原発の災害は、国際社会の中で、原子力発電の将来についての議論を引き起こしました。世界では現在440の原子炉が運転中で、世界中の電気の約14%を生み出しています。また過去10年間、新たな原子力発電所の建設計画は特にインドと中国で急増していました。4月4日にウィーンで始まった、国連における核についてのご意見番である国際原子力機関(IAEA)が主催する原子力安全会議の第5回検討会合で、この問題に焦点が当てられました。東京の原子力資料情報室のフィリップ・ホワイトと、グリーンピース・インターナショナルの反核運動の責任者ジャン・バラネクに話を聞きます。バラネクは、IAEAは「原子力への大衆の信頼回復と、各国での民間原子炉発電の拡大への支援へ力をつぎ込むことで」真摯な検討を避けていると論じています。

    dailynews date: 
    2011/4/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 日本:法的限度の数百万倍の放射能汚染水を海に放出

    地震と津波発生から4週間後、そして作業員らが高濃度の汚染水が太平洋に直接流出している亀裂を見つけてから数日後、福島第一原発沖の放射線量は法で定められている限度の数百万倍と測定されました。専門家らは、放射線は広大な海ですぐに消散すると言いますが、大量の汚染水の長期的な影響については彼らもわかりません。新たな問題を受け、日本政府は4月5日、魚介類の放射性ヨウ素の基準値を初めて定めました。東京の原子力資料情報室のフィリップ・ホワイトに話を聞きます。「現段階の放射線に起因する癌は、数ヶ月または1年で発症することはなく、遅発性の現象になるでしょう」とホワイトは言います。「現状がどんな影響をもたらすかをきちんと把握するために、健康状態について多くのモニタリングをする必要があります。」

    dailynews date: 
    2011/4/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ガザ進攻の「ゴールドストーン報告書」、執筆者が一部を撤回

    2008-2009年のイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区攻撃についての「ゴールドストーン報告書」の主執筆者が、報告の主要な一部を撤回しました。1日付のワシントン・ポスト紙の社説で、リチャード・ゴールドストーン判事は「(イスラエルは)意図的に民間人を標的にしたのではない」と語っています。イスラエルは現在、民間人数百人を含む1400人のパレスチナ人、そしてイスラエル人13人が死亡するに至った衝撃的な戦争に関するゴールドストーン報告を撤回するよう、国連に呼びかけています。ジョージ・ゴールドストーンの立ち位置について考えるために、アダム・ホロウィッツとリジー・ラトナーに話を聞きました。2人は国連による調査書「ゴールドストーン報告:画期的なガザ紛争調査の功績」の一部の編集に携わりました。ホロウィッツは「ゴールドストーン判事は実際のところ、報告書のほんの一部についてのみ言及したのです。つまり報告書の大部分の正当性は変わらず、判事は依然として報告書を支持しているということだと私は考えています」と述べます。

    dailynews date: 
    2011/4/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • マルコムXを取りまく複雑な環境、マラブルの伝記で明らかに

    マニング・マラブルが執筆に20年を費やした、600ページ近くに及ぶ伝記Malcolm X: A Life of Reinvention(『マルコムX:改革する人生』)は、マルコムXの人生の再評価を目指して書かれました。自伝の中では、暗殺された状況についての新たな考察の他、マルコムXの自伝に関する疑問などが指摘されています。マニングは、同著作が出版される数日前の1日、この世を去りました。著者の功績をお話しするために、ジョージタウン大学の社会学者で、Making Malcolm: The Myth and Meaning of Malcolm X(『メイキング・マルコム:マルコムXの神話と意味』)の作者でもあるマイケル・エリック・ダイソン、それにマラブルの友人であり長年、労働・人種問題のアクティビストとして活動しているビル・フレッチャー・ジュニアに番組に参加してもらいました。フレッチャーは次のように語っています。「マルコムの死に関心があった3つの組織があり、その点をめぐりこの書籍は非常に重要になってくるのです。警察、FBI、ネイションオブイスラムです。だが一方で、マルコムの組織内部にも、彼が方向性を変えて行ったことを快く思わない人びとがいました。

    dailynews date: 
    2011/4/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • マニング・マラブル死去、歴史学者 マルコムX伝記出版直前に

    著名なアフリカ系アメリカ人の歴史家であるマニング・マラブルが1日、60歳でこの世を去りました。彼のライフワークであったマルコムXの記念碑的な伝記が出版される数日前のことでした。執筆に20年を費やしたMalcolm X: A Life of Reinvention(『マルコムX:改革する人生』)は、マルコムXの人生を再評価することを目指して書かれました。番組ではエイミー・グッドマンが2005年、2007年に行ったマラブルへのインタビューの一部をお送りしました。インタビューではマルコムXの自伝から抜けていた章や、彼の殺害に加担した団体について質問しました。★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/4/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 前回選挙を牽引した市民運動派を切り捨て オバマは企業インサイダーを次期選対部長に任命

    共和党も民主党も2012年選挙に向けてすでに動き出しています。同選挙に使われる資金は史上最高になると見られています。オバマ大統領は4月14日に再選に向けた選挙運動を正式にスタートさせると見られています。彼が集める選挙献金は10億ドルに達する可能性があります。進歩派から批判されていることですが、オバマはホワイトハウスの首席補佐官代理だったジム・メッシーナを選挙対策本部長に任命しました。この人事で、メッシーナの経歴に厳しい目が注がれています。アメリカ企業界とのつながりや、医療制度改革で公的保険制度の排除に尽力したこと、ゲイの人権への支持の欠如などです。ジャーナリストで著書もあるアリ・バーマンに、ネイション誌に発表したメッシーナについての新たな紹介記事に関して話してもらいます。「メッシーナは反対など歯牙にもかけない強硬な姿勢で有名だ。問題は、彼と対立するのが民主党の活動家や市民運動のオルガナイザーだということだ」

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 反バグボ勢力が大統領府を包囲 コートジボワール危機強まる

    コートジボワールの指導者ローラン・バグボが政権維持のために必死です。政敵であるアラサン・ワラタの軍隊が最大の都市アビジャンを包囲しています。戦闘は重武装で防衛された大統領府周囲に集中しています。ワラタ派の軍隊は同国土の80%を掌握していると推定されます。人権団体ヒューマンライツ・ウォッチのアフリカ部上級研究員コリーヌ・ダフカと、AfricanDiplomacy.comでコートジボワールの政治を分析しているナカ・ラゴケに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/1(Fri)
    記事番号: 
    3

Pages