デイリーニュース

  • 投票者に対する新たな抑圧法 主要な選挙を左右する可能性と、今後起きる時代の逆行

    「全米黒人地位向上協会」(NAACP)の元代表で「南部選挙基金」(Southern Election Fund)の現会長であるベンジャミン・ジェラスは2014年に入ってから、有色人種の有権者の中に起こった有権者登録の大きな動きが南部主要州の勢力の均衡をいかに変えるかを示す報告を発表しました。しかし、こうした取り組みは、有権者が投票するのを難しくするような一連の面倒な有権者ID法という障壁に直面しています。これらのID法は「投票権法」(Voting Rights Act)の主要部分を無効にした米国最高裁判所の判決が支える形となっています。「共和党は彼らが勝利しようとしている州での投票者に対する抑圧を強化しているわけではありません」と、ジェラスは言います。「彼らは支配を失うことを恐れている州で投票者抑圧を強化しているのです。この状況は、ちょうど時代が逆行しているかのようです」。

    dailynews date: 
    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジョージア州で有権者4万人が行方不明? 有色人種地域での有権者登録運動で集めた名前が名簿から欠落

    上院の勝利が焦点となっている11月4日の中間選挙で、有権者登録を巡る大きな論争が接戦区の一つに影響を与えることになりそうです。ジョージア州では4万件以上の有権者登録が行方不明になったと言われています。そのほとんどは、主に民主党を支持する有色人種のコミュニティを代表するものです。このことが共和党の上院勝利を助けることになるでしょうか? ジョージア州の下院少数党院内総務であるステーシー・エイブラムスから話を聞きます。彼女の団体「新しいジョージア・プロジェクト」(New Georgia Project)が提出した何万もの有権者登録は現在行方不明です。エイブラムスはジョージア州下院を率いる最初のアフリカ系アメリカ人で、ジョージア州議会の両院を通じて、女性としてはじめて党の代表となりました。「全米黒人地位向上協会」(NAACP)の元代表で「南部選挙基金」(Southern Election Fund)の会長であるベンジャミン・ジェラスからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人差別再び:州間の「クロスチェック」プログラムが数百万人の投票権を奪う恐れ

    中間選挙前日ということで、黒人とヒスパニック、アジア系アメリカ人を中心に数百万人の有権者から投票権を奪う恐れのある新たな有権者ID法について、調査報道記者のグレッグ・パラストの報告をお送りします。現在、州間有権者登録クロスチェック・プログラムには27州が参加しています。このプログラムの支持者は不正投票の防止に不可欠だと主張していますが、民主党寄りの有権者の投票を阻止するために用いられていると批判する人もいます。すでに何万人もの人が有権者名簿から削除され、さらに数百万人の人が危機にさらされています。6か月間にわたる調査に基づき、パラストの取材はアルジャジーラ・アメリカで放送されました。パフィン基金特別研究員のパラストは、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー本Billionaires & Ballot Bandits: How to Steal an Election in 9 Easy Steps(『億万長者と選挙泥棒:選挙を乗っ取る9つのかんたんな方法』)を執筆しています。

    dailynews date: 
    2014/11/3(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ママ・アフリカ」を讃えて:アンジェリーク・キジョー 南アフリカ人歌手で活動家のミリアム・マケバを追悼

    グラミー賞受賞シンガーソングライターのアンジェリーク・キジョーに、著名な南アフリカ人歌手で活動家のミリアム・マケバの追悼イベント企画について話を聞きます。「ママ・アフリカ:ミリアム・マケバへのトリビュート(Mama Africa: A Tribute to Miriam Makeba)」は、ニューヨーク市のカーネギーホールで5日に上演される予定です。ユニセフ親善大使のキジョーは自叙伝Spirit Rising: My Life, My Music(『スピリット・ライジング:私の人生、私の音楽』)の著者でもあります。彼女の最新アルバムEVE(『イヴ』)は、アフリカの女性たちに捧げたものです。

    dailynews date: 
    2014/11/3(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アンジェリーク・キジョー:エボラ危機でアフリカから人間性を奪わせないで アメリカを憎しみに呑み込ませないで

    エボラウイルスの感染者がシエラレオネで急増し、現在確認されている死者が5000人に達している中、西アフリカで拡大し続ける感染と世界の不充分な対応について、グラミー賞受賞シンガーソングライターのアンジェリーク・キジョーに話を聞きます。ベニン出身のキジョーはユニセフ親善大使を務め、女子教育のためのバトンガ基金の共同創設者であり、自叙伝Spirit Rising: My Life, My Music(『スピリット・ライジング:私の人生、私の音楽』)も執筆しています。彼女の最新アルバムEVE(『イヴ』)は、アフリカの女性たちに捧げたものです。先週、キジョーは、ニューヨーク・タイムズ紙にDon’t Let Ebola Dehumanize Africa(「エボラでアフリカから人間性を奪わせないで」)と題した記事を寄稿しました。

    dailynews date: 
    2014/11/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エリック・リヒトブラウの 「隣人はナチス」 CIAとFBIがナチ戦犯をこっそり保護

    調査報道記者エリック・リヒトブラウの新著は、米国が何千人ものナチ戦犯の安全な隠れ家となった経緯について、隠れた歴史を明かします。そうした戦争犯罪人の多くは第二次世界大戦後にCIAによって、ジョン・エドガー・フーバーFBI長官の助けを借りて米国に連れてこられました。リヒトブラウは最初、新たに機密解除された公文書をもとに2010年にこの話を発表しました。その後、何十人もの捜査官に初めてインタビューしたことを踏まえて、新著The Nazis Next Door: How America Became a Safe Haven for Hitler’s Men(『 隣人はナチス 米国がヒトラーの部下の安全な隠れ家に』)を発表しました。

    dailynews date: 
    2014/10/31(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ニューヨーク州知事候補ハウイー・ホーキンズ「グリーン・ニューディール」を呼びかける

    ニューヨーク州では緑の党が知事選で大幅に得票を伸ばすことに期待しています。ハウイー・ホーキンズは在職中の民主党アンドリュー・クオモ、共和党のロブ・アストリーノ、自由党のマイケル・マクダーモットに挑戦します。ホーキンズは4日に全国で行われる中間選挙に出馬する200人以上の緑の党員のうちの一人です。ホーキンズは失業者に公共の仕事を与え、単一支払者のための保険制度、フラッキングの禁止、100%クリーンエナジーを目指すなどの「グリーン・ニューディール」を提唱しています。ホーキンズは先週4人の知事候補討論に参加しました。この討論会ではデモクラシー・ナウ!のフアン・ゴンザレスが汚職対策の実績についてクオモに質疑しました。

    dailynews date: 
    2014/10/31(Fri)
    記事番号: 
    3
  • シェブロン地方選挙に300万ドルをつぎ込み精製所批判派の追放を計画

    カリフォルニア州リッチモンドの市政を金で買おうとしたと、巨大石油会社シェブロンが非難されています。シェブロンは11月4日に行われる市長選挙に先立ち、シェブロン支持派の候補を支援するため300万ドル以上を費やしました。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、シェブロンはテレビに攻撃広告を流し、市内のほとんど全ての広告掲示板に枠を買い、膨大な宣伝メールを送り、シェブロン従業員によって運営されている偽の「ニュース」ウェッブサイトに資金提供しているとのことです。この動きは2年前リッチモンドのシェブロン製油所で大火事が起こり1万5千人が病院に運ばれた後に始まりました。これは1989年以来、この町で3度目の火事になります。リッチモンド市は最近の火事に対しシェブロンを提訴し、市民の安全より利益や管理職の給料を優先にしていると同社の幹部を非難しています。攻撃目標とされている政治家の1人、退職間近のゲイル・マクラフリン市長に話を聞きます。マクラフリンは2006年にリッチモンド市長に選ばれ、緑の党の初の首長として10万人以上の都市を代表しています。市長の任期の継続制限のため、今回はリッチモンド市議会の議員に出馬します。

    dailynews date: 
    2014/10/31(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 公衆衛生vs自由権:討論 1980代のエイズパニックを思い起すエボラ隔離

    シエラレオネでエボラ患者の治療にあたった後に帰国して、ニュージャージーで隔離されていた看護婦のケイシー・ヒコックスは30日、メイン州当局の指示に公然とそむいて、実家を離れて恋人と自転車ツーリングの旅に出ました。メイン州知事のポール・ルパージュは「法的に許される最大の権限を使って」ヒコックスを自宅に押しとどめると宣言しています。フアン・ゴンザレスがニューヨーク・デイリーニューズの最新コラム記事とヒコックスの弁護士ノーマン・シーゲルへのインタービューについて語ります。

    dailynews date: 
    2014/10/31(Fri)
    記事番号: 
    1
  • おたくの判事を金で買える? 闇の資金組織 裁判所の体勢改変目的で 判事選に数百万ドルを投入

    2014年中間選挙が迫る中、匿名寄付者が数百万ドルの「闇の資金」を投入することで、判事選をどう作り変えているのかを見ていきます。判事候補の選挙戦への寄付を、立法機関の選挙援助よりも安価に、しかもより影響力を増す手段と見なしている者もいます。マザージョーンズ誌の新たな調査報道記事はIs Your Judge for Sale?: Thanks to Karl Rove and Citizens United, judicial elections have been overtaken by secretive interest groups, nasty ads, and the constant hustle for campaign cash(「おたくの判事を金で買える? ――カール・ローブとシティズンズ・ユナイテッド判決のおかげで 秘密主義の圧力団体と 下品な選挙広告と 絶え間ない選挙資金集めに乗っ取られた 裁判官選挙」)です。同誌の上級記者アンディ・クロールに話をききます。

    dailynews date: 
    2014/10/30(Thu)
    記事番号: 
    3

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