デイリーニュース

  • 『マーク・デフリーストの人生とその思い』:フロリダ刑務所の受刑者のショッキングな試練を描く新作映画

    13回も逃走を試み、内7度を成功させたたことで、フロリダ刑務所のフーディーニとして知られる、マーク・デフリーストのショッキングな人生について見ていきます。1979年、デフリーストの父親が死んだ際、、彼に一式の道具を遺しましたが、彼は遺言が執行される前にそれを持ち去りました。10代だったデフリーストは盗難の罪で逮捕され、4年の刑を言い渡されました。34年後、デフリーストは受刑を解かれることもなく、内27年を独房で過ごしました。デフリーストはそのほとんどを、フロリダ州刑務所の悪名高き「X棟」(X wing)で過ごし、そこでは何年も日光を見ることなく過ごしました。デフリーストの人生を描いた新作映画The Life and Mind of Mark DeFriest(『マーク・デフリーストの人生とその思い』)を監督したゲイブリエル・ロンドンに話を聞きます。

    画像クレジット: defriest.com

    dailynews date: 
    2014/11/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 最も暖かい10月から一番寒い11月へ 極端な天気の背後に気候変動?

    11月第4週、全米で記録的な寒さが観測されています。もっとも極端なのはニューヨーク州西部で、少なくとも7人が死亡しています。同州バッファローの一部地域では少なくとも6フィートの降雪があり、20日には更に2~3フィートの雪が降ると見られます。米国では、18日には1976年以来11月としてはもっとも寒い朝をむかえました。18日と19日はハワイ州一部地域を含め、全州で氷点下となりました。記録開始以来、もっとも暖かい10月だったとNASAが発表したのがほんの数日前のことです。極端な天気と気候変動の関係について、オンラインマガジン「スレート」(Slate)で天気と気候を担当する気象学者エリック・ホルトハウスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • スー族が「戦争行為」と呼ぶキーストーンXL トランスカナダ社は広報会社を雇い反対派のあら探し

    18日、米上院でキーストーンXLパイプラインの建設の可否を問う議決が行われ、承認に必要な最小得票数60票にわずかに及ばない劇的な幕引きになりました。45人の共和党上院議員全員に加え、14人の民主党上院議員がこの法案を支持しましたが、賛成票59票で可決にはいたりませんでした。エリザベル・ウォーレン民主党上院議員が投票集計を発表した後、後ほどサウスダコタのラコタ族と報じられた男性が突然たからかに歌を歌い始め、それを呼び水に抗議者たちもパイプライン賛成に投票した民主党員の名前を叫びました。18日の投票後、共和党は同党議員が上院の過半数を占めることになる1月以降にただちに再度、議案をあげると断言しました。一方、最近リークされた資料によるとキーストーンXLパイプライン建設をめざすトランスカナダ社は、米国内の反対をかわすべく、カナダ国内だけでオイルサンド油田と海港とをつなぐ別のパイプラインを考案し支持を集める「恒久的キャンペーン」に取り組んでいます。世界最大規模の広報会社で株式非公開会社のエーデルマンがトランスカナダのために起草したこの戦略文書には、ロビー戦略と3万5千人の支持者を動員する作戦が詳述されています。サウスダコタのローズバッド・スー族の代表シリル・スコットとガーディアン紙の環境レポーターのスザンヌ・ゴールドバーグに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「パレスチナ人は恐怖の中で生きている」 エルサレムの襲撃事件に先立つ数カ月間の緊張と入植地拡大

    エルサレムのユダヤ教会堂で5人のイスラエル市民が殺害された18日の襲撃事件を受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領がエルサレムの暴力行使を煽っていると非難し、この殺害事件は「エルサレムをめぐる紛争」の一部だと述べました。でも実際には、アッバース大統領は襲撃を強く非難しています。この襲撃の背景には、ムスリムが「高貴なる聖地」、ユダヤ人が「神殿の丘」と呼ぶエルサレム最大の聖地をめぐる紛争と、拡張を続けるイスラエル人入植地により、数週間にわたり不穏な状態が続いていたという事情があります。イスラエルと占領地の間の緊張が先鋭化する現状ついて、コロンビア大学アラブ研究所の「エドワード・サイード基金教授」で、多数の著書があるラシード・ハーリーディと、元イスラエル戦闘兵で、現在は反占領運動家で調査研究員でもある エラン・エフラティの二人のゲストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • イスラエル市民に対する過去3年で最大の襲撃事件でエルサレムに動揺

    イスラエル市民5人が殺害された襲撃事件を受け、エルサレムでは不穏な空気が高まっています。被害者は、ユダヤ教会堂で朝の礼拝中に、武装したパレスチナ人による襲撃を受けました。イスラエル市民への襲撃としては過去3年間で最大、エルサレムでは2008年以来最悪の事件でした。殺害されたのは米国生れのラビ3名、英国生れのラビ1名、ドルーズ派の警察官1名でした。礼拝者7人が負傷しました。襲撃者(2人)は警察により射殺されました。この攻撃に先立ち、エルサレムでは数週間にわたって緊張が続いていました。背景にはムスリムが「高貴なる聖地」、ユダヤ人が「神殿の丘」と呼ぶエルサレム最大の聖地の扱いや、拡張を続ける東エルサレムのイスラエル人入植地の問題があります。ユダヤ教会堂での殺害後、イスラエル人入植者は西岸地区で報復行為を開始し、ナブルス近郊の学校とヘブロン周辺の路上で車を走らせていたパレスチナ人を襲撃しました。イスラエル軍が発射したゴム弾で少なくとも5人のパレスチナ人が負傷しました。数年にわたりガザ地区と西岸地区に住み、現地から報道を行っている唯一のイスラエル人ジャーナリストで、ハアレツ紙の通信員であるアミラ・ハスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 議論なし:米国によるイラクとシリア攻撃の前に大企業系テレビニュースで欠けていた反戦の声

    大企業系報道機関のテレビニュースを分析をした新たな報告によると、米国がイラクとシリアで戦争を始めるべきか否かについての討論がほとんどなかったことがわかりました。「公平正確な報道」(Fairness and Accuracy in Reporting: FAIR)というメディア監視団体は、米大手ネットーワーク局の番組に出演した200人以上のゲストのうち、軍事行動に反対したのは、たった6人だけだったという結論を出しました。"Debating How — Not Whether — to Launch a New War"(「新たな戦争の、是非ではなく、始め方だけが議論された」)という題名のこの報告書は、米国のイラクとシリアへの介入がテレビ放送の中心だった9月の2週間の期間を検証しています。同報告書はまた、人気が高い日曜日のトークショー番組では、89人のゲストのうち、たった一人、ネイション誌の編集者であるカトリーナ・バンデン・フーベルだけが反戦意見だったことも明らかにしています。FAIRの活動ディレタクーであるピーター・ハートから話を聞きます。

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    2014/11/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • FBI対マーティン・ルーサー・キング:J・エドガー・フーバーが公民権指導者に宛てた「自殺を迫る手紙」の中身

    50年前の1964年11月18日、米連邦捜査局(FBI)の長官J・エドガー・フーバーがマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のことを「全米で最も悪名高いうそつき」と呼んだことが大きく報道されました。フーバーはこのコメントを、キング牧師が史上最年少で1964年のノーベル平和賞を受賞するためにオスロに向かうのに先立って、女性ジャーナリストらの一団の前で発表しました。長官のフーバーが公的にキング牧師の名前に傷をつけようとしたのに加え、FBIは公民権指導者であるキング牧師の不倫を暴くと脅迫する匿名の手紙を彼に送ってもいました。この署名のないタイプされた手紙は、ある幻滅した公民権活動者の声として書かれていましたが、フーバーの側近の一人であるウィリアム・サリバンによって書かれたと信じられいます。この手紙は最後に「キング、お前に残された道は一つだけだ。なんだかわかるだろう。お前はおしまいだ。でも一つだけ道がある。お前の汚らわしく、異常で、詐欺的な正体が全米にさらされる前にそうした方がいいぞ」という文で結ばれていました。この、いわゆる「自殺を迫る手紙」の存在は長年知られてきましたが、11月第2週に初めて、編集されていないバージョンが一般に公開されました。この編集されていない手紙を暴露した、イエール大学教授のビバリー・ゲイジに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ファーガソンは戦場に逆戻り? マイク・ブラウン事件の大陪審を前にミズーリ州が非常事態宣言

    マイケル・ブラウン射殺事件に対する大陪審結論がもうすぐ出されるのに先立ち、ミズーリ州のジェイ・ニクソン知事が非常事態を宣言しました。ニクソンは11月17日、彼が言うところの「拡大する混乱の可能性」に対応するために、州兵を出動させる行政命令を出しました。ニクソンは、武器を持たない10代の黒人少年ブラウンが警察官のダレン・ウィルソンに8月9日に射殺されて以来続いているファーガソンとセントルイス地域での抗議行動を引き合いにしています。大陪審は約3ヶ月間審議中で、もし彼らが不起訴を選択すれば抗議行動はさらに高まることが予想されています。しかし、州当局者らが暴力を恐れる一方で、抗議者らは彼らのコミュニティを戦場に変えた軍を使った弾圧への逆戻りを恐れていると言います。大陪審の決定が近付き、非常事態宣言の下で誰もが予想できない事態に構えているなか、番組では2人のゲストから話を聞きます。ニュースクール大学の教授でミズーリ州の元上院議員であり、新刊Ferguson: In Black and White(『ファーガソン:黒か白か』)の著者であるジェフ・スミスと、セントルイスを拠点とする「黒人闘争のための組織」(Organization for Black Struggle)の会長で、ブラウンの射殺以来起こっている動きの主要なまとめ役であるモンタギュー・シモンズです。

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    2014/11/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 北端で起こる恐怖:気候変動で北極でのホッキョクグマによる襲撃が増えている?

    ピュリッツァー賞を受賞したウェブサイト、インサイド・クライメト・ニュースによる新たな調査Meltdown: Terror at the Top of the World(『メルトダウン:世界の北端で起こる恐怖』)を見ていきます。この調査では、7人の米国人ハイカーがカナダの北極圏のツンドラにあるホッキョクグマの生息地へ探検に行き、痛ましい襲撃を受けたことが取り上げられています。ハイカーらは、正しい方法で自衛策を行ったにもかかわらず、1匹のホッキョクグマが真夜中にキャンプ地へやって来て、ハイカーの1人をテントから引きずり出しました。科学者らは、気候変動がホッキョクグマの生息地に多大な影響を与え、ホッキョクグマが人間を襲う回数を増やしている原因となっている可能性があると語っています。本日はこの旅のシエラクラブのガイドのリッチ・グロスとインサイド・クライメト・ニュース記者でeブックの新著を執筆したサブリナ・シャンクマンに話を聞きます。

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    2014/11/17(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ナオミ・クライン:キーストーンXLパイプラインを拒否しよう 破壊的な温暖化を防ぐには根本的な変化が必要

    下院は14日、CO2排出の多いオイルサンドをカナダ・アルバータ州からテキサス州の湾岸まで輸送するキーストーンXLパイプラインを承認する法案を可決しました。上院は今週中にも、ルイジアナ州の民主党下院議員メアリー・ランドリューが後押しする、キーストーン支持の類似法案に関して採決を行う予定です。ランドリューは、来月行われる決選投票で、こちらも下院でキーストーンを支持する法案のスポンサーだった共和党のビル・カシディとの議席争いに苦戦しています。先週、ランドリューはキーストーン支持について話しました。本日は、This Changes Everything: Capitalism vs. the Climate(『これがすべてを変える 資本主義と気候の対決』)の著者、ナオミ・クラインに話をききます。

    dailynews date: 
    2014/11/17(Mon)
    記事番号: 
    3

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