デイリーニュース

  • 「エジプト史における暗黒のとき」:デモ参加者の死 元独裁者ホスニ・ムバラクは無罪に

    元エジプト大統領ホスニ・ムバラクは、約4年前に起きた彼の政権に対する蜂起で何百人ものデモ参加者の殺害を命令したことに対し無罪を言い渡されました。手続き不備を根拠としたこの判決により、ムバラクは汚職罪での刑期を終えた後、数カ月以内に釈放されることになります。また、裁判所はムバラク政権のハビブ・アドリ元内相と補佐官ら6人にも無罪判決を下しました。11月29日、この判決に抗議して数千人がカイロのタハリール広場に集結しましたが、治安部隊による取り締まりが行われ、2人が死亡しました。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥース、ニューヨークからエジプト人ジャーナリストで人権活動家のホッサム・バガットが番組に参加します。

    dailynews date: 
    2014/12/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アメリカの黒人から人間性を奪う:マイケル・エリック・ダイソンがファーガソンや警察暴力、人種を語る

    オバマ大統領は、マイケル・ブラウン殺害によって起きている影響とファーガソンで続いているデモについて本日ホワイトハウスで協議を行う予定です。まずオバマは、州と地元の法執行機関に軍仕様の装備を提供した連邦プログラムのレビュー結果について閣僚らと協議します。またオバマは、政府高官の一人が「法執行機関と有色人種コミュニティの間の不信など、国としていまだに抱えている広い課題」と表現する問題を協議する会合に、若手の公民権運動指導者らを招きました。司法長官エリック・ホルダーはきょう、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがかつて説教を行ったエベネザー・バプティスト教会で講演を行うためにアトランタに向かう予定です。ジョージタウン大学社会学教授のマイケル・エリック・ダイソンに話を聞きます。今週末のニューヨーク・タイムズ紙のダイソンの論説はWhere Do We Go After Ferguson?(「ファーガソンの後我々はどこへ行く?」)です。彼はまた、オバマ大統領と人種についての近刊書の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2014/12/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「もう1人もダレン・ウィルソンやマイク・ブラウンはいらない」:全米各地で続くファーガソン事件への抗議行動

    ダレン・ウィルソンはファーガソン警察を辞職しましたが、マイケル・ブラウンを射殺したウィルソンを起訴しないという大陪審の決定をめぐる抗議行動は、ショッピングモールからフットボール競技場にいたる全米各地で続いています。先週、150以上の都市の公道、ショッピングモール、政府庁舎などでデモが行われました。11月29日、デモ参加者らは、ファーガソンからミズーリ州首都のジェファソンシティーまで、120マイルを7日間かけて行進する「ジャーニー・フォー・ジャスティス(正義を求める旅)」を開始しました。また、ブラック・フライデーには、活動家らが全国の小売店でのデモを仕掛けました。本日、2人の活動家に先週行われたデモと、警察暴力に対してどのような運動を次に行うのか聞きます。オークランドからは「ブラック・ライブズ・マター」の共同創設者で、金曜日にBART鉄道を閉鎖させ逮捕された14人のうちの1人であるアリシア・ガルザ、ニューヨーク市からはセンター・フォー・メディア・ジャスティスとミリオン・フーディーズ・ムーブメント・フォー・ジャスティスの組織者で、先週の抗議行動に参加したダンテ・バリーが、番組に参加します。

    dailynews date: 
    2014/12/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • イサベル・アジェンデ 作家としての軌跡 CIAが操るクーデターのさなかのチリの思い出

    感謝祭の祝日特別番組です。中南米と米国を代表する作家の一人、イサベル・アジェンデを取り上げます。最近、大統領自由勲章を受章したばかりです。『精霊たちの家』、『パウラ、水泡なすもろき命』、『天使の運命』はじめ、20冊の著書があります。最近作は、ミステリー小説 Ripper (『リッパー』)です。アジェンデの作品は35カ国語に翻訳され、全世界での売上は6000万部を超えています。現在はカリフォルニア在住ですが、1942年ペルーで生まれ、チリの外交官の娘として世界を旅しました。父親のいとこにあたるサルバトーレ・アジェンデは1970年にチリ大統領に就任しましたが、1973年9月11日、CIAが糸を引いた軍事クーデターでアウグスト・ピノチェトに政権を奪われました。サルバトーレは同日、宮殿で死亡し、イサベル・アジェンデは母国のチリからベネズエラに逃亡することになりました。2014年4月、『リッパー』出版直後に、エイミー・グッドマンはニューヨークの米州協会/米州協議会(Americas Society/Council of the Americas)で、イサベル・アジェンデの公開インタビューを行いました。盛りだくさんの対話の中で、イザベル・アジェンデは、作家としての軌跡と、クーデター以前やさなかのチリについて思い出を語っています。

    dailynews date: 
    2014/11/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー 「米国が国際法に従ったら素晴らしいのに」と国連で語る

    世界的に著名な学者ノーム・チョムスキーが、10月、国連総会ホールでイスラエル・パレスチナ紛争について重要な演説を行った後、エイミー・グッドマンが800人の聴衆の前でチョムスキーにインタビューを行いました。チョムスキーは「パレスチナ人民の固有の権利行使に関する委員会(パレスチナ委員会)」(United Nations Committee on the Exercise of the Inalienable Rights of the Palestinian People)後援によるイベントで講演を行いました。「米国が取れる重要な行動の一つは、自国の法律に従うことです。もちろん米国が国際法に従うならそれに越したことはありませんが、それは無理な注文かもしれません」とチョムスキーは語りました。

    dailynews date: 
    2014/11/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー 国連スピーチで米国のイスラエル支援と パレスチナ国家妨害を激しく非難

    本日は米祭日特別番組として、世界的に著名な反体制派知識人ノーム・チョムスキーの説話を放送します。先日チョムスキーは、「パレスチナ人民の固有の権利行使に関する委員会(パレスチナ委員会)」(United Nations Committee on the Exercise of the Inalienable Rights of the Palestinian People)後援のイベントにおいて、国連総会ホールで講演を行いました。「1976年1月に始まったパターンが今日まで続いています〔訳注:1976年1月国連安全保障委員会にパレスチナとイスラエルの二国家をそれぞれ承認することで紛争を解決する決議案が提出され、アラブ諸国やPLOはこれを支持した〕」と、マサチューセッツ工科大(MIT)名誉教授のチョムスキーは語りました。「イスラエルはこうした条件での和平を拒絶し、長年にわたり軍事、経済、外交、思想面での絶間ない断固とした米国の支持のもと、膨大な資源をつぎ込んでその実現を全力で阻止してきたのです」

    dailynews date: 
    2014/11/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「空がどのように見えるか、もうわからなかった」:リッキー・ジャクソン 39年服役後無罪に

    犯してはいない罪で39年間服役していたオハイオの男性が釈放されました。59歳のアフリカ系アメリカ人リッキー・ジャクソンは、殺人の罪で1975年から投獄されていました。訴訟は13歳の証人をもとに行われましたが、2011年の調査後、証人は警察の強制によりジャクソンと他の二人を巻き込んだとして、証言を撤回しました。証人のエディ・ヴァーノンは、もし警察に協力しないと両親を逮捕すると脅迫され、警察に供述する内容を伝えられたと語っています。21日、リッキー・ジャクソンは検察当局が訴訟を取り下げたことを受けて釈放されました。40年近くにわたり不当に獄中で過ごしたジャクソンは、無罪釈放された受刑者として米国で最も長期間にわたって投獄された人物となりました。オハイオ・イノセンス・プロジェクト(Ohio Innocence Project)の専従弁護士でジャクソンの代理人を務めるブライアン・ハウとともに、ジャクソンに話を伺います。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ミシシッピー・バーニング:ファーガソン暴動の中、オバマは1964年のKKKに虐殺された公民権運動活動家3人を表彰

    25日に行われた自由勲章の授与式にて、オバマ大統領は50年前にクー・クラックス・クラン(KKK)より殺害された公民権運動家ジェームズ・チェイニー、アンドリュー・グッドマン、そしてマイケル・シュワーナーを表彰しました。彼らは黒人有権者の登録にミシシッピまで向かい、殺害されました。「あのフリーダムサマーで、この3人のアメリカ人は傍観することを拒否しました」とオバマは語りました。「KKKの一団による彼らの残忍な殺人は、我々の国の良心を揺さぶりました。彼らの遺体が発見されるまで44日かかり、主犯格に裁きをかけるまで41年がかかりました」。Neshoba: The Price of Freedom(『ネショバ郡:自由の値段』)の抜粋を流します。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アル・シャープトン牧師: 公民権運動の遺産が示す 州が出来ないなら連邦が正義をもたらす必要がある

    25日、ファーガソン近くの教会でマイケル・ブラウンの家族の記者会見が行われました。マイケル・ブラウンの父の姿もありましたが何も語りませんでした。彼は息子がダレン・ウィルソン警官に殺害された時に被っていたセントルイス野球帽と似た帽子を被り、『正義無しに平和無し(No Justice, No Peace)』とかかれたTシャツを着ていました。ブラウン家族の弁護士ベンジャミン・クランプとアル・シャープトン牧師はセントルイス郡検察官ボブ・マッカローの大陪審手続きの取り扱い方を非難しています。エイミー・グッドマンはアル・シャープトン牧師に記者会見で、当局が24日の晩ファーガソンの一部が炎上するのを見過ごしたか聞きました。また殺害された3人の公民権活動家たちが24日に自由勲章を受賞したことについて、そしてこの事件でウィルソンが連邦裁判所に訴追される望みがあるかどうかも尋ねました。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「この国は人々よりも財産を大切にする」:抗議が広がる中、ファーガソンの活動家が語る

    ミズーリ州ファーガソンでは、武器を保持していなかった十代のアフリカ系アメリカ人少年マイケル・ブラウンを射殺した警官ダレン・ウィルソンを起訴しない大陪審の決定をめぐり、連続3日目になる抗議が始まりました。25日、ミズリー州ジェイ・ニクソン知事はセントルイス地区の巡回のため2000人以上の州兵を動員しました。警察はファーガソン市役所近辺の抗議デモを解散させるため、繰り返し発煙弾と催涙ガスを発砲しました。警察は44人が逮捕されたと発表しています。一方マイケル・ブラウン訴訟のデモはロサンゼルスからニューヨークまで全国に拡大しています。ハンズ・アップ・ユナイテッド(Hands Up United)創立者の一人であり、セントルイスを拠点にした黒人闘争のための組織(Organization for Black Struggle)の一員トリー・ラッセルを招き話を伺います。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    1

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