12日夜、オバマ大統領は任期最後となる7回目の一般教書演説を行いました。オバマは次期政権を狙う共和党の予備選候補者たちを暗に批判しながら、自らの業績を擁護し、具体的な政策提案は避けながらも、ムスリムや移民、米国民低所得者など社会的弱者層を非難の的にすることに異議を唱えました。オバマはイランとキューバとの歴史的な協定を擁護する一方、米国は「世界最強の国」だと豪語しました。オバマは富裕な献金者の桁外れな影響力に歯止めを掛けるよう政治体制の変革を求めるとともに、気候変動に対し、人為的変動の否認をやめることを含め、意味ある対策を取るよう議会に促しました。番組では5人のゲストを迎え、オバマ大統領の一般教書演説と任期最後となった1年間への要望を論じます。ゲストのドナ・エドワーズは、メリーランド州選出の民主党下院議員で連邦上院議員候補です。タビス・スマイリーは、公共放送のブロードキャスターで著述家、アリシア・ガルザは「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の共同創設者、メディア・ベンジャミンは女性主導の平和活動団体「コードピンク」(CodePink)の共同創設者、クラウディア・パラシオスは移民への正義を求める活動家で退役軍人です。