新作ドキュメンタリー映画Life, Animated (『アニメで息をふき返した人生』)で、ジャーナリストのロン・サスカインドは、息子オーエンとの体験を語ります。オーエンは、3 才の時に退行性の自閉症と診断されましたが、その後大学に進学し、現在は二つの仕事に携わっています。ベストセラーとなった著書Life, Animated: A Story of Sidekicks, Heroes, and Autism (『アニメで息をふき返した人生 相棒、ヒーロー、そして自閉症』)を踏まえながら、ロン・サスカインドは、自分も含め自閉症の子をもつ親たちは、自分達の子供が何に対して熱心かを見つけようと取り組んでおり、「不足しているものと強みとを結び付けることで、子供たちが困難をきりぬけることがよくあります」と話します。さらに、乏しい社会的資源の中で自閉症の子供に合う学校や支援のある生活環境を探す親の苦労や、保険会社が自閉症の子供に益する療育費をカバーするよう求める支援運動について論じます。