今日はジカ・ウィルスについて見ていきます。蚊を媒体とした感染症の件数が増加していることから、科学者はジカ・ウィルスの広がりを地球温暖化による気温上昇と関連性があると指摘しています。これは通常生命を脅かす病気ではないものの、通常よりも小さいサイズの頭の新生児が生まれる小頭症という出生異常に繋がる可能性があるとされています。世界保健機関(WHO)はジカ・ウイルスの拡散を国際的公衆衛生緊急事態だとし、同ウイルスは「爆発的に広がって」おり、年内にアメリカ大陸全体で400万人近くが感染する可能性があるとしています。最も被害の多いブラジルでは、4000人以上の新生児の深刻な出生異常の原因が同ウイルスに原因がある可能性があります。一方、テキサス州当局者は、米国でのジカウイルス感染一号は性感染だったと発表しました。米疫病対策センター(CDCP)主任副所長のアン・シュッカートと、フロリダ大学医学部感染病課助教授のエイミー・ヴィトアに話を聞きます。