2001年9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件から、今週で15年が経ちます。この攻撃から3日のうちに米国議会は、9.11攻撃の責任者とその協力者に対する武力行使の権限を大統領に与える決議(AUMF)をほぼ全会一致で可決しました。ただ一人だけ反対票を投じたのは、カリフォルニア州選出の民主党バーバラ・リー下院議員でした。その日の彼女の演説の一部を放送した後、リー議員本人に、AUMF決議がそれ以降どのように使われてきたかを聞きます。「15年前の決議に反対票を投じたのは、この決議が非常に広範なものであり、恒久戦争への道を開くことになるとわかっていたからです。そして実際にそうなりました」と、リー議員は言います。シリア、イラク、イエメン、ソマリアなど「世界各地で37回以上も、これが使われてきました」。いま議会ではこの決議の撤回にむけて超党派の支援が集まっていると、彼女は言います。
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