デイリーニュース

  • トランプ 「オルタナ右翼」支持を否認 それでも白人至上主義に発言権を与え続けるのではないかと批判続出

    ドナルド・トランプ次期大統領の勝利と早々の内閣人事が白人至上主義者達を勢いづけ、リプロダクティブライツ(性と生殖に関する権利)に脅威を与えています。コロンビア大学法科大学院ジェンダーとセクシュアリティ法センター(Center for Gender and Sexuality Law)のキャスリーン・ フランケ所長から話を聴きます。 フランケの最新記事「白人至上主義がまたもや復権」(Making White Supremacy Respectable. Again)はロサンゼルス書評誌(Los Angeles Review of Books) に掲載されています。

    dailynews date: 
    2016/11/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「大虐殺そのもの」:病院も食料もない包囲下のアレッポにシリア人100 万人

    国連は、包囲下のシリアで約 100 万人が暮らしており、東アレッポに残っていた最後の病院が破壊されたと報じました。シリア情勢分析家のバッサーム・ハダッドから話を聴きます。また、アレッポの医療関係者と連絡を取っている医師から最新情報を聴きます。ザヘル・サフルール医師は「米国シリア救済連合」(American Relief Coalition for Syria)の設立者で、「シリア系米国人医学会」(Syrian American Medical Society)の上級顧問兼元代表です。戦争開始以来、アレッポを 5 回訪れています。

    dailynews date: 
    2016/11/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トランプの強制送還計画から数百万人を守るため聖域都市と聖域キャンパスを目指す移民たちの闘い

    米国の数百万人をこう留および強制送還するというドナルド・トランプの公約への抵抗が高まっています。ニューヨーク、シカゴ、シアトルなどの市長は、トランプがこうした、いわゆる「聖域都市」からの資金を削減すると断言したとしても、協力を拒否すると言います。トランプはまた、選挙活動中に、オバマの大統領令を無効にすると述べていました。その中には、7万5000人の若者を強制送還から守る「児童期入国移民送還延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals:DACA)が含まれています。ニューヨーク市立大学(CUNY)の滞在資格を持たない初の学生クラブのメンバーであるデニス・ビバルに話を聞きます。彼女はCUNYリーマン校を聖域キャンパスにする請願書を草稿しました。フィラデルフィアからは、DACAの受領者で移民の権利保護団体「フントス」(Juntos)の青年部のまとめ役であるオリビア・バズケスと、フィラデルフィアを聖域都市または合衆国憲法第4条都市として宣言することを同市の市長オフィスと共に取り組んでいる移民パラリーガルのミゲル・アンドレ―ドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ラトガース大学の包括的な新報告で奴隷制およびアメリカ先住民立ち退きと大学のつながりが明らかに

    包括的な新報告によって、全米屈指の大学が奴隷制とアメリカ先住民立ち退きと関係していることが明らかになりました。250年の歴史があるラトガース大学についての発見は、新刊Scarlet and Black, Volume 1: Slavery and Dispossession in Rutgers History(『スカーレットと黒人第1巻:ラトガース大学での奴隷制と立ち退き』)のなかに記述されています。この本は、同大学の創設者、学長、理事の一部が奴隷所有者、反奴隷廃止論者、奴隷売買の参加者だった歴史について詳しく述べています。ラトガース大学は、ジョージタウン大学、イエール大学、ハーバード大学など、奴隷制と自分達との関連の歴史に取り組んでいる全米のいくつかの大学の1つです。『スカーレットと黒人』を制作したチームのリサーチ部長であるマリア・フエンテスに話を聞きます。彼女は、ラトガース大学の女性とジェンダー研究と歴史学の准教授です。

    dailynews date: 
    2016/11/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ハイル・ビクトリー!」: トランプ選出と主席戦略官スティーブ・バノンによって勢いづくオルタナ右翼団体

    11月22日、 ワシントンDCで11月第3週末に行われた自称「オルタナ右翼」の集会の映像が流出し、そこには、ドナルド・トランプの勝利を祝うために集まった数百人が伝統的なナチス式敬礼のやりかたで腕を上げ、「ハイル・ビクトリー!(勝利万歳!)」と言っている様子が映っています。オルタナ右翼運動の指導者たちは、トランプが選出され、特にトランプが彼の選挙本部長を務めたスティーブ・バノンを主席戦略官に指名して以来、勢いづいています。バノンは右派の報道機関ブライバート・メディアの元トップです。エモリー大学のホロコースト研究学の教授デボラ・リプシュタットに話を聞きます。彼女は「バノンの任命は、今のところ私が耳にしていることのなかで最も気が滅入ることです」と言います。リプシュタットはまた、現在公開中の劇場映画「否定」(『Denial』)で主人公として描かれています。この映画は、ある有力なホロコースト否定論者によって彼女が訴えられた裁判に基づいて作られました。

    dailynews date: 
    2016/11/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェレミー・スケイヒル:旧ブラックウォーター関連の警備会社「タイガースワン」 今はダコタアクセスパイプラインをめぐって情報当局と協力

    調査報道サイト『インターセプト』共同設立者のジェレミー・スケイヒルは長年にわたり、民間警備請負業者についての報道を続けてきました。その一つが、すでに解散している民間軍事会社「ブラックウォーター」とつながりのある民間警備会社「タイガースワン」の報道です。同社は現在、ダコタアクセスパイプライン建設会社のために、情報当局との協力を担当しています。スケイヒルが、同社のこれまでの動きについて説明します。総工費38億ドルのダコタアクセスパイプライン建設をめぐっては、アメリカ先住民や抗議者らによる抵抗が繰り広げ、先日も100人以上が警察によって負傷させられました。そのほとんどはゴム弾や催涙ガス、催涙スプレー筒などで攻撃され、凍える寒さの中で放水砲で水を浴びせられた人もいました。警察が攻撃を始めたのは、公共物であるはずの橋への道に当局が軍事用品を用いて置いたコンクリート製の障害物を、「水保護者」の抗議者らがどけようとした時でした。

    dailynews date: 
    2016/11/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ネオコン・戦争犯罪人・白人ナショナリスト ジェレミー・スケイヒルが語るトランプ次期政権の顔ぶれ

    調査報道サイト『インターセプト』の共同設立者ジェレミー・スケイヒルが、トランプが閣僚に任命しようとしている「ライバル・チーム」を検証します。スケイヒルによると、トランプが新政権の要となるポストに指名しようとしている人々はみな、「トランプとペンスがこれまで重んじてきた問題に関して、オバマ大統領と直接対立することとなった」と指摘します。国家安全保障担当補佐官には、反イスラムの世界観で知られるマイケル・フリン元陸軍中将が起用されました。フリンはイスラムを「癌」と呼び、「イスラム教徒に恐怖を覚えるのは合理的」と主張した人物です。CIA長官には、グアンタナモ収容所閉鎖に反対したカンザス州選出下院議員マイク・ポンペオが指名されました。司法長官に選ばれたのはアラバマ州選出の上院議員ジェフ・セッションズです。セッションズは元検事で、1996年に上院議員に選ばれますが、移民排斥の法律を一貫して支持し、投票権法には先頭に立って反対していました。

    dailynews date: 
    2016/11/21(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル:マイク・ペンスの女性・貧困層・移民・LGBTQに対する「戦闘的路線」とは

    本日は時間いっぱいを使って、大統領に選ばれたドナルド・トランプがどのような政権を作ることになるのかを考えます。大統領選でトランプは、偏見に満ちた発言を繰り返し、移民やイスラム教徒を脅迫し、女性蔑視の態度を露骨にしたキャンペーンを行いました。トランプが副大統領に選んだマイク・ペンスは、トランプにバランスを取らせる重しとして形容されることが多く、「エスタブリッシュメントへの橋渡し」役と呼ばれます。調査報道サイト『インターセプト』共同設立者のジェレミー・スケイヒルは、政権のナンバー2にペンスが起用されたことは「急進的な宗教右派にとって巨大なクーデターになった」と語ります。「ペンスと彼に近いキリスト教至上主義の過激派は、自力ではホワイトハウスの座を得られなかったでしょう。ドナルド・トランプは彼らにとって天の恵みになりました」

    dailynews date: 
    2016/11/21(Mon)
    記事番号: 
    1
  • COP22に参加中のマーシャル諸島詩人:2℃で私の島は沈む

    モロッコで開催されている国連の気候変動枠組条約第22回締約国会議(COP22)に参加し、気候変動の影響に光を当て行動を促している詩人の一人、マーシャル諸島の詩人で気候活動家のキャシー・ジェットニル=キジナーが、自作の詩2 Degrees(『摂氏2度』)を朗読します。気候学者によると、温室効果ガスの排出を即刻そして飛躍的に抑制する最良のシナリオでも、今後数十年で地球の表面温度は最低2℃上昇します。「気候変動会議で、同僚から2℃が気候変動交渉の基準だと聞きました。私は彼に2℃なんて危険な賭けだと言いました」とジェットニル=キジナーは言います。「2℃では、私の島であるマーシャル諸島はすでに海に沈んでしまいます。ですから、私たちの首脳は1.5度を推進しているのです」

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    2016/11/18(Fri)
    記事番号: 
    6
  • 南半球の発展途上国 有言実行で「気候破局」を回避するよう先進国に圧力

    先日、グリーンピースは、2年目の干ばつで苦しむインドでの大気汚染による死者数は中国を上回ると報告しました。発展途上国での気候変動の影響を点検すると共に、先進国に排出量削減や適応資金支出の目標達成に向けて圧力をかける途上国の役割を見ていきます。フレンズ・オブ・ジ・アース・インターナショナル(FoE)の気候正義とエネルギー担当コーディネーターでモザンビークに拠点を置くディプティ・バットナガ―とヒンズー紙の上級アシスタントエディターのビドヤ・ベンカットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/18(Fri)
    記事番号: 
    5

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