デイリーニュース

  • キューバの知られざる歴史 アフリカの独立運動を支援したフィデル・カストロ

    長期にわたってキューバの国家評議会議長(国家元首)を務めたフィデル・カストロは、米国に立ち向かい、世界中のマルクス主義ゲリラや革命政府を支援した英雄として、途上国の間では高く評価されています。1970年代には、アンゴラの左派政権を助けるため、当初のソ連の反対を押し切って、キューバ軍をアンゴラに派遣しました。南アフリカが仕掛けたアンゴラの反乱勢力は、キューバの助けによって打ち負かされました。1990年にはナミビアの南アフリカからの独立を助け、アパルトヘイト体制の南アフリカに対する圧力を高めました。南アフリカの反アパルトヘイト運動の指導者ネルソン・マンデラは、1990年に刑務所から釈放された後、カストロへの感謝を繰り返し語っていました。アンゴラと南アフリカにおけるキューバの働きについて、カストロが話す映像をお送りします。ネルソン・マンデラが、カストロと初めて会った時の映像もあります。

    dailynews date: 
    2016/11/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フィデル・カストロ90歳で死去600回の暗殺未遂と11代の米大統領との対峙

    キューバの革命指導者で国家評議会議長(国家元首)を長期にわたって務めたフィデル・カストロが25日、90歳で死去しました。その生涯と功績についてゲストと討論します。カストロはその生涯で、米国歴代大統領11人と対峙し、600回を超す暗殺未遂に遭遇しました。暗殺の企ての多くはCIAが組織したものでした。カストロが亡くなった11月25日は、カストロが1956年、弟のラウルとチェ・ゲバラ、ほかの80人の同志とともにメキシコからキューバに出航し、キューバ革命を起こすことになった日からちょうど60年目に当たる日でした。革命によって、米国を後ろ盾としたキューバの独裁者フルヘンシオ・バティスタは追放されました。キューバ革命は革命運動を世界中で喚起し、カストロは米国の最大の敵の一人となりました。

    dailynews date: 
    2016/11/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ブラックリストに載せられた作詞家 エドガー・イップ・ハーバーグ追悼:「オズの魔法使い」に虹をかけた男

    彼の名前はあまり有名ではないかもしれませんが、その歌は世界中の多くの人に歌われています。今日はブロードウェーの作詞家、エドガー・イップ・ハーバーグの生涯と作品の歩みを紹介します。ハーバーグは「せめて10セント」(Brother, Can You Spare a Dime?)などのヒット曲を生み、映画「オズの魔法使い」のサントラを作曲しました。 マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれたハーバーグは、人種差別や貧困と戦うべく、常に作品に強い社会的、政治的要素を織り交ぜてきました。生涯を通じて社会主義者だった彼は、ブラックリストに載せられ、追いかけ回されて人生の大半を過ごしました。ハーバーグの息子、アーニー・ハーバーグに父イップの音楽、政治観について話を聞きます。そして、映画「オズの魔法使い」やイップ・ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら、曲が作られた当時の政治状況を詳しく考察していきます。

    dailynews date: 
    2016/11/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スタンディング・ロック特集:ダラス・ゴールドトゥースが語るダコタ・アクセス・パイプライン建設反対運動への警察の暴力と弾圧

    にらみ合いのつづくノースダコタ州スタンディング・ロックに関するデモクラシー・ナウの報道の再放送を続けます。同地では数千人の米先住民族の「水の保護者たち」が、ダコタ・アクセス・パイプライン建設に抵抗しています。この数か月、水の保護者たちおよび、運動を取材するジャーナリストに対する弾圧は厳しさを増しています。ノースダコタ州は反対運動に対する警察予算1000万ドルを承認、モートン郡のカイル・キルヒマイアー保安官は近隣州から数百人の警官の応援を求めました。ジャック・ダルリンプル州知事は州兵も出動させています。軍隊級の装備を備えた機動隊が、米先住民の水資源保護活動家を唐辛子スプレー、催涙弾、非致命のビーンバッグ弾、ゴム弾、そしてLRADと呼ばれる長距離音響兵器を使用して攻撃しています。水の保護者たちは警察飛行機やヘリコプターからほぼ途切れることのない監視を受けていると言われます。継続する反対運動で400人以上が逮捕されましたが、多くがノースダコタ州モートン郡刑務所での勾留中に裸にされての所持品検査の対象になったと報告されています。10月31日、ダコタおよびダイン族活動家で「先住民環境ネットワーク」(Indigenous Environmental Network)のダラス・ゴールドトゥースに、最前線のキャンプへの警察の暴力的強制捜査について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2016/11/24(Thu)
    記事番号: 
    4
  • スタンディング・ロック特集:「ダコタ・アクセス・パイプライン」の過剰取り締まり 水の保護者たちとジャーナリストを裸にして検査 勾留

    本日は、にらみ合いのつづくノースダコタ州スタンディング・ロックに関するデモクラシー・ナウの報道を再放送しています。同地では数千人の米先住民族の「水の保護者たち」が、ダコタ・アクセス・パイプライン建設に抵抗しています。パイプラインが漏えいし数百万人の水源であるミズーリ川が汚染される懸念があるからです。抵抗運動は、ノースダコタ州および近隣の州から派遣された数百人の警官に加え、パイプライン会社の無認可の警備員から日増しに強い抑圧を受けており、9月3日には、警備員が米先住民の「水の保護者たち」に犬をけしかけ唐辛子スプレーで攻撃しました。この様子を捉えたデモクラシー・ナウ!の映像がネットで蔓延してから5日後に、モートン郡はエイミー・グッドマンに逮捕状を発行しました。当初の罪状は不法侵入でしたが、10月14日、デモクラシー・ナウ!がノースダコタ州に戻り、この罪状に抗してダコタ・アクセス・パイプライン建設反対運動の継続取材を敢行すると、同州のラッド・エリクソン州検察官は証拠不十分として不法侵入の罪状を取り下げたものの、「騒乱罪」という新たな罪状でグッドマンを訴追していたことが判明しました。

    dailynews date: 
    2016/11/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • スタンディング・ロック特集:ダコタ・アクセス・パイプライン反対派への攻撃はホワイトストーンの虐殺記念日に起きたと歴史家

    9月に行ったノースダコタ州スタンディング・ロックでのにらみ合いの取材で、デモクラシー・ナウ!はスタンディング・ロック・スー族の歴史家ラドンナ・ブレイブ・ブル・アラードに、153年前の同じ日に起きたもうひとつの攻撃についてインタビューしました。1863年9月3日、「ホワイトストーンの虐殺」として知られるこの事件で米陸軍は300人以上のスタンディング・ロック・スー族を殺害しました。ラドンナ・ブレイブ・ブル・アラードは、同族の歴史家ですが、ダコタ・アクセス・パイプライン建設に反対するために2016年4月1日に設置された「聖なる石」(Sacred Stone)抗議キャンプの共同発起人でもあります。

    dailynews date: 
    2016/11/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • スタンディング・ロック特集:#DAPLの無認可警備員 「水の保護者たち」に犬をけしかけ 唐辛子スプレーで攻撃

    本日は、全米で多くの人が感謝祭の祝日を祝っています。しかし米先住民の多くにとってこの日は、自らのコミュニティが虐殺され土地を収奪された「国家追悼の日」です。番組では時間いっぱいを使って、にらみ合いのつづくノースダコタ州スタンディング・ロックでのダコタ・アクセス・パイプライン建設反対運動を見ていきます。予算38億ドルのパイプラインは、数十年来最大規模の米先住民による抵抗運動を巻き起こしました。運動は2016年の大統領選挙戦で話題にされず、全米メディア企業からも無視されています。しかしデモクラシー・ナウ!は、このせめぎ合いをつぶさに報道してきました。まずはレイバーデイ(9月の第1月曜日)の連休の現地取材からご覧ください。9月3日土曜、ダコタ・アクセスの無認可警備員は、神聖な先住民の埋葬地を破壊から守ろうとする「水の保護者たち」を攻撃しました。

    dailynews date: 
    2016/11/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 歴史家ロクサーヌ・ダンバー=オルティス 感謝祭について:感謝祭がアメリカ先住民を称えたことは一度たりともなかった

    多くの米国人が今週末の感謝祭を祝う準備を進めていますが、多くの米国先住民が第 47 回国家哀悼の日(the National Day of Mourning)を記念してプリマスに集合する予定です。今年の集会はスタンディング・ロックでの水資源保護活動家達と「先住民の日(Indigenous Peoples' Day)」認定に向けた熱心な活動がテーマです。先住民の歴史家で活動家のロクサーヌ・ダンバー=オルティスからこの記念日について詳しく話を聴きます。ダンバー=オルティスはAn Indigenous People's History of the United States(『先住民の米国史』」)の著者で、共著にAll the Real Indians Died Off: And 20 Other Myths About Native Americans(『生粋のインディアンは全滅した:および、アメリカ先住民に関する その他の20 の神話』 )があります。

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    2016/11/23(Wed)
    記事番号: 
    5
  • スタンディング・ロックで負傷した活動家の父親 オバマにダコタ・アクセス・パイプラインの掘削停止を求める

    膠着状態が続いているノースダコタ州スタンディング・ロックで負傷した 21 歳の活動家ソフィア・ウィランスキーの父親ウェイン・ウィランスキーに最新情報を聴きます。ソフィアは 20日 夜、ノースダコタ州スタンディング・ロックでの抗議で警察が水の保護者たち(水資源保護活動家達)に向けて投擲した衝撃手榴弾を被弾したと報じられ、以来、度重なる手術を受けています。スタンディング・ロック医療・治療師委員会(Standing Rock Medic&Healer Counacil)は攻撃により 300 人が負傷したと語っています。氷点下温度の放水砲を受けたことによる低体温症、ゴム弾で顔面を撃たれたことによる発作、意識消失、視覚障害などが起きているのです。ウェイン・ウィランスキーは「オバマ大統領はスタンディング・ロックに介入して止めるべきです。許可もないのに掘削が続いています」と語ります。

    dailynews date: 
    2016/11/23(Wed)
    記事番号: 
    4
  • トランプが計画するオバマの監視国家体制の拡大とムスリム登録復活は違憲?

    アメリカ自由人権協会・国家安全保障プロジェクトのヒナ・シャムシ所長をゲストに迎え、ドナルド・トランプ次期大統領が取りそうな外交的立ち位置について、オバマの監視国家体制と軍事力行使権限をどのように拡大するか、ムスリムが多数を占める国からの移民を登録する「国家警備出入国登録制度」(National Security Entry-Exit Registration System: NSEERS)の復活の可能性について聴きます。

    dailynews date: 
    2016/11/23(Wed)
    記事番号: 
    3

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