地震と津波が日本を襲い、核危機を引き起こした前日の3月10日、米国原子力規制委員会はバーモント州のヤンキー原子力発電所の操業許可を更新することを発表しました。バーモント州議員らは2012年に現在の許可の期限が切れた後、ヤンキー原発を廃炉にすることを可決していました。運転開始から38年になる同原発は、過去に一連の放射性トリチウム漏れを起こしており、渦中の福島第一原発とほぼ同じつくりです。「今回の甚大な危機にあたって、日本の皆さんに深く同情します」と、バーモント州知事のピーター・シュムリンは述べ、こう続けました。「自分の国や州に老朽化した原発があるのは、全ての人にとって最悪の悪夢です。バーモント州も例外ではありません。ここには、我々が信じることができないと判断した企業、エンタジー・ルイジアナ社が所有する老朽化した原発があります。同社は老朽原発の操業延長に関して、我々の政策を根拠のない空騒ぎだとして見直すよう我々に要求しています。」