民主党が多数を占める下院本会議は、政敵であるジョー・バイデンを調査するようウクライナに圧力かけたとして2件の弾劾条項をかけられているトランプ大統領について、18日にも弾劾決議を採決する見通しです。可決されればトランプ大統領は弾劾を受ける3番目の大統領となります。可決後は共和党が多数を占める上院で弾劾裁判が始まります。ジョン・ボルトン前国家安全保障担当補佐官、ミック・マルバニー大統領首席補佐官代行が証言する可能性があります。下院司法委員会は16日朝、約700ページに及ぶ報告書を全て公開し、4つのセクションで権力の濫用と議会妨害という2件の弾劾条項適用を勧告しました。FOXニュースがおこなった最新の意識調査によると、アメリカ人の54%がトランプの弾劾裁判を、50%がさらに弾劾による解任を望んでいます。長年の消費者活動家で企業批判家、大統領候補でもあったラルフ・ネーダーは、トランプの弾劾条項は「範囲が狭すぎて危険」、「(議会は)史上最も弾劾しやすい大統領に極めて困難な方法で立ち向かおうとしている」と言います。