デイリーニュース

  • 「審判を受けているのは米国だ」: 黒人を殺害する警官を有罪にできない米国を歴史家イブラム・X・ケンディが問う

    警察による17歳のラクアン・マクドナルドの射殺を隠蔽したとして3人のシカゴの警官が起訴されました。警官の手による黒人3人—フィランド・カスティールとサム・デュボーズ、シルビル・スミス—の殺害事件を振り返ります。ここ数週間で、これらの事件に関与した2人の警官が無罪とされ、1人の裁判は評決不能に終わりました。本日の最初のゲスト、イブラム・X・ケンディはこう書いています。「審判を受けているのは警官たちだけではありません。米国が裁かれているのです。これらの死を正当化し、米国は正しいとするか。これらの死を正当化せず、米国は正しくないとするか、ふたつにひとつなのです」。歴史家のイブラム・X・ケンディに話を聞きます。近著Stamped from the Beginning: The Definitive History of Racist Ideas in America(『はじめから烙印を押されて:米国における人種差別的考えの究極の歴史』)は、2016年全米図書賞(National Book Award)を受賞しています。

    dailynews date: 
    2017/6/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ダリア・リスウィック 「ニール・ゴーサッチ判事はアントニン・スカリアより「さらに右寄り」であることを証明」

    米連邦最高裁判所の法廷記者ダリア・リスウィックが、最高裁の新体制と、アンソニー・ケネディー判事が辞任するという噂を検証します。ニール・ゴーサッチが4月、故アントニン・スカリアの後任として最高裁に入りました。これまでのところ、ゴーサッチはクラレンス・トーマスと足並みを揃えています。リスウィックによると、ゴーサッチはスカリアより「さらに右寄り」であることを証明しています。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 最高裁 9.11後のイスラム教徒の一斉逮捕でブッシュ政権の高官の責任否定

    米連邦最高裁判所は6月19日、9.11攻撃後におきた、イスラム教徒、アラブ系、南アジアの男性に対する人種に基づく類型付けと虐待において果たした役割をめぐって、ブッシュ政権の高官を起訴することができるという連邦控訴裁判所の判決を覆しました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォーレンに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 教会と州についての主要な判決で最高裁が宗教法人を支持

    米連邦最高裁判所は6月26日、ミズーリ州の教会付属学校の運動場に対する税金からの助成金付与を否定することはできないとの判決を下しました。ソニア・ソトマイヨール判事は、法廷で出された口頭による反対意見の中で「この訴訟は、宗教法人と民間政府の関係、つまり教会と州の関係に他なりません。今日最高裁が、憲法は政府が公的資金を教会に直接提供することを義務付けているという見解をはじめて示すことは、今後のこの両者の関係を根本的に変えてしまうでしょう」と述べました。「スレート・ドットコム」(Slate.com)編集主任のダリア・リスウィックに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は同サイトの法律関係の通信主任で、最高裁の法廷記者でもあります。彼女の最新記事は、Did the court just seriously wound the separation of church and state?(『最高裁は教会と州の分離を著しく傷付けたのか?』)です。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 合憲性の判決の前に最高裁がトランプの入国禁止令の施行を部分的に容認

    米連邦最高裁判所は、イスラム教徒が多数派を占める6ヵ国からの旅行者の入国を一時的に禁止するドナルド・トランプの大統領令を、その合憲性を最高裁が審理するまでの間、部分的に施行することを認めると発表しました。トランプの大統領令は、リビア、イラン、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンからの旅行者の90日間の入国禁止と、すべての難民の120日間の入国禁止を求めていました。最高裁は10月に、この訴訟の口頭弁論を行う予定です。3人の判事、クラレンス・トーマス、サミュエル・アリート、ニール・ゴーサッチは、トランプの入国禁止令の完全施行を支持する別の判決を出しました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォーレンと、「スレート・ドットコム」(Slate.com)編集主任のダリア・リスウィックに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は同サイトの法律関係の上級特派員で、最高裁の法廷記者でもあります。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 上院共和党の医療保険法案によって年間死者数は2万8600人増加し2200万人が無保険に

    上院共和党の医療保険法案が通れば、今後10年の間に米国で2200万人が医療保険を失うと見られています。これは、6月26日に発表された議会予算局の試算によるものです。この報告を受けて、メイン州選出共和党上院議員のスーザン・コリンズとケンタッキー州選出のランド・ポールは同じくネバダ州選出共和党上院議員のディーン・ヘラーと共に、6月最終週に行われる予定の、共和党が提案している医療保険法案を議題にあげることにすら反対票を投じると公約しました。共和党の指導層は、7月4日の休会に先立ち、早ければ6月27日中にも採決をおこなおうと強引にことを進めてきました。米国医師会は6月26日、上院の指導層に対し「医術はPrimum non nocere(まず第一に害をなさない)という教えの下で長い間行われてきた。今回の法案はこの規範を多くの点で侵害するものである」という書簡を記し、上院の法案に反対することを表明しました。ニューヨーク市立大学ハンター校の教授で、プライマリーケア専門医であるステフィー・ウルハンドラー博士に、さらに詳しく話を聞きます。彼女はハーバード大学メディカルスクールの講師で、「国民健康保険に賛成する医師たち」(Physicians for a National Health Program)の共同設立者です。

    dailynews date: 
    2017/6/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ミシシッピー州ジャクソン市のルムンバ新市長 「地球上で一番ラディカルな都市を作る」

    ミシシッピー州ジャクソンでは来週、社会正義活動家で弁護士であるチョクウェ・ルムンバが次期市長に就任します。ルムンバはジャクソン市を「地球上で一番ラディカルな都市」にすると誓いました。彼の父は、同市の元市長で「アメリカで最も革命的な市長」と呼ばれた故チョクウェ・ルムンバです。新市長ルムンバの「ピープルズ・サミット」でのスピーチを放送し、ジャクソン市にいるルムンバと彼の都市政策、亡き父の遺産について話します。

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    2017/6/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アルンダティ・ロイが語る インドでのヒンドゥー右派の台頭 グジャラート虐殺 エドゥアルド・ガレアーノへの敬愛

    著名なインド人作家のアルンダティ・ロイを迎え、ヒンドゥー・ナショナリズムの台頭について聞きます。ロイが「新しいインドの顔」として注目を集めたのは、ヒンドゥー・ナショナリストの政党インド人民党(BJP)が政権を握った時でした。ロイが当時経験した圧力を語ります。近刊は、二番目の小説となるThe Ministry of Utmost Happiness(『至福を司るもの』)です。1997年にブッカー賞を受賞した『小さきものたちの神』以来、初めてのフィクションです。

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    2017/6/26(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米国に入国を禁止されたことのあるインドのモディ首相 トランプ大統領とホワイトハウスで会談 

    インドのナレンドラ・モディ首相は26日、トランプ大統領と最初の直接会談を行います。ロッキード・マーチン社は会談に先立ち、F16ジェット戦闘機をインド国内で生産開始すると発表しました。モディ首相は、昨今政権の座に就いた専制的な政治的指導者の一人に数えられています。会談では、毎年多数のインド人コンピュータ技術者の入国を許可しているH-1Bビザが主要議題の一つになるとみられます。トランプ大統領は4月、このビザを再検討する大統領指令に署名しています。ムンバイで活動する市民権活動家でジャーナリストのティースタ・セタルバドと話します。また、ニューヨークに本部がある「南アジア連帯イニシアチブ」(South Asia Solidarity Initiative)の共同創設者プラチ・パタンカーと話します。

    dailynews date: 
    2017/6/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 南スーダン政府は民族浄化に積極的に関与し アフリカ最大の難民危機を引き起こすのか?

    南スーダン政府によって行われた民族浄化は、アフリカ最大の難民危機のひとつを引き起こしました。国際連合は、スーダン政府のスーダン人民解放軍(SPLA)が大量レイプや大量拷問を始め、村全体を焼き尽くす残虐行為を行ったと非難しています。5月に発表された国連の報告書によると、これらの虐待は戦争犯罪に相当します。ジャーナリストでインベスティゲイティブ・ファンドのリポーターを務めるニック・タースに話を聞きます。彼は南スーダンや隣国の難民キャンプに6週間滞在しました。

    dailynews date: 
    2017/6/23(Fri)
    記事番号: 
    4

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