デイリーニュース

  • 医療保険の大幅縮小ではなく 単一支払制度の国民皆保険への支持が増加

    医療費負担適正化法と共和党による法案の、双方の欠点が明らかになった今、単一支払者制度として知られるシンプルな国民皆保険制度を推進するべきだと、医療専門家は唱えます。ドナルド・トランプさえ2015年には単一支払者制度の健康保険に賛成のように見えました。約2万人の米国の医師がこの単一支払制度の健康保険を支持しており、米国内最大の看護師組合の全米看護師連合(National Nurses United)もまた、国民皆保険を保証するこの制度を強く求めています。国民皆保険の重要な提唱者ステフィー・ウルハンドラー医師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 米国家族計画連盟への資金廃止 共和党は中絶の必要をなくする事業を縮小するつもりか

    上院共和党が提出する医療保険改革法案では、何百万人もの国民が重要な医療補助を減らされ、米国家族計画連盟への資金援助が一年間凍結され、女性が乳がん検査や出産に関する基本的なサービスを確保することがより難しくなります。中絶手術を実施している、「リプロダクティブ・ヘルス医師会」理事長のウィリー・パーカー医師に話を聞きます。「医療費負担適正化法は避任や産児制限などの予防医療を利用しやすくしました。イデオロギー的な動機からこの国の中絶を減らそうとする人々が、中絶を必要としないためのサービスを減らそうとしていることは、おかしい気がします。 何十万人もの女性が予防医療としてメディケイドを通じて産児制限のサービスを受けているため、結果として現在の中絶件数は、この国で中絶が合法化されて以来、最も少なくなっているのです」とパーカーは話ます。

    dailynews date: 
    2017/6/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 共和党の医療保険制度法案は貧困層と中流層のセーフティーネット破壊による富裕層への減税

    数週間にわたる非公開の協議を経て、上院共和党は医療保険制度改革の素案を発表しました。この案では何百万人もの低所得者や障がい者がメディケイド(低所得者向け医療扶助)から排除されることになるため、国会議事堂で抗議デモが行われ、全国で行動が続く見通しです。また、この法案は医療保険購入への補助金を削減し、州政府が既往症のある人たちへの保護を事実上打ち切ることを可能にし、米国家族計画連盟への補助金を一年間中断します。この法案は男性ばかりの共和党上院議員13名によって秘密裏に協議されました。ロムニ―ケアの立案責任者で医療費負担適正化法の展開と可決に尽力を尽くしたハーバード大学教授のジョン・マクドナーに話を聞きます。また、国民皆保険を提唱する重要人物のステフィー・ウルハンドラー医師にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 79人が死亡したロンドンの高層住宅火災 移民や低所得労働者向け住宅の火災は 緊縮財政と怠慢が原因と非難される

    ロンドンでは、79人が犠牲となった悲惨な高層集合住宅の火災を巡る抗議活動が続いています。6月21日には、火事から無事に非難した住人を含む200人のデモ隊が、ウエスト・ロンドンから国会議事堂まで行進し、この火災に対する政府の対応に抗議を行いました。14日に起こったこの火災は、24階建てのグレンフェル・タワーと呼ばれるビルで発生しましたが、この地区はウェスト・ロンドンでも、貧困地域が高級化される「ジェントリフィケーション」と呼ばれる現象が急激に起こった地域でもあります。ビルの住人の多くは低所得労働者や、英国に移住したばかりの移民でした。最近、このビルを改装した業者は、建物の外壁に可燃性が高く比較的安価の外装材を使用したことを週末に認めています。米国および欧州連合ではこの外装材の使用は禁止されていますが、英国では許可されています。ビルの住人によれば、改装の大部分は、最近建てられた周囲の高級高層ビルから浮かないようにするための、ビルの外観改善を目的としていました。グレンフェル・タワー抗議運動組織の先導をとるムスタファ・アルマンスアに話を聞きます。アルマンスアは、家族ぐるみで付き合いのあった友人が今回の火事で犠牲となったことを知り、抗議運動を始めました。

    dailynews date: 
    2017/6/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • UAEが運営する複数の秘密刑務所で行われた拷問に 米国も関与

    ヒューマン・ライツ・ウォッチとAP通信が先日、南イエメンにある秘密刑務所ネットワークについての衝撃的な記事を発表しました。これらはアラブ主張国連邦(UAE) およびイエメン軍が運営する秘密刑務所で、子どもを含む数十人が「無差別に勾留され、強制的に行方不明とさせられ、拷問や虐待を受けている」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べています。報道によれば虐待された拘留者の尋問には米軍も参加しており、国際法違反の可能性があります。ヒューマン・ライツ・ウォッチのクリスティン・ベッカレに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 戦争からコレラに至るまで 世界最大の人道的危機に直面するイエメン

    米国の支援を受けてサウジが先導するイエメンでの戦争は今も続いており、すでに1万人以上が犠牲となっています。この戦争で医療システムや上下水道システムも破壊され、コレラが発生して死者が出ています。コレラによる死者数は1054人にのぼり、人口2800万人のイエメン国民の内、1900万人がある種の援助を必要としており、その多くは飢饉に直面していると国連は警告しています。ヒューマン・ライツ・ウォッチのクリスティン・ベッカレに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • イエメンで戦争が激化する中 サウジ国王が戦争の立役者である自分の息子を皇太子に昇格

    米国がサウジアラビアへの大量の武器輸出を進める中、サウジ国王は甥である現皇太子を解任し、実の息子を皇太子として交代させました。新皇太子は米国の支援を受けてサウジが先導する壊滅的なイエメン戦争を統括する人物です。この動きは、ドナルド・トランプ大統領が、5月にリアドを訪問した際、計1100億ドルとなる前代未聞の一連の武器輸出契約に署名してから1カ月後に起こりました。この契約には戦車、大砲、戦艦、ヘリコプター、ミサイル防御システム、そしてサイバーセキュリティー技術も含まれます。ヒューマン・ライツ・ウォッチのクリスティン・ベッカレに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ブルックリンのリトル・パキスタン地区 トランプ政権下で生き残れるか?国外強制退去を阻止しようと闘う ある家族

    『ニューヨーカー』誌の最新記事「リトル・パキスタンの移民たちのための闘い」は、ブルックリンのムスリムが住民の大部分を占める地域が、ドナルド・トランプ大統領政権にいかにして対処しているかを描いています。トランプは大統領就任のわずか7日後に、ムスリムが大多数を占める諸国の人々に対し入国禁止令を出し、論議を呼びました。トランプ政権はまた、移民の国外強制退去と逮捕を強化しています。記事の著者であるジェニファー・ゴナマンに聞きます。ゴナマンは記事の中で、国外強制退去の恐れに直面するシャヒード・アリ・カーンとその家族のケースを検証しています、また、ムスリムやアラブ系、南アジアの人々への支援サービスを提供しているコミュニティ・グループ「COPO(民衆組織の協議会)」の創設メンバーで事務局長でもあるモハマッド・ラズヴィにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/21(Wed)
    記事番号: 
    4
  • メディアの悪習? 共和党が数百万人を医療保険から排除しようと画策中にもかかわらず ロシアにばかり焦点を当て続けるメディア

    共和党上院議員らは、オバマケア(オバマ元大統領による医療保険制度改革)の撤廃をはかる法案を秘密裡に起草中です。こっそりと進むこの秘密法案について、単一支払者制度による医療保険制度とメディア報道について、『ネイション』誌のカトリーナ・バンデン・フーベルに聞きます。バンデン・フーベルは最新記事「トランプ大統領に関し、メディアの悪習は続く("On Trump, the Media's Malpractice Continues. )」で、主流メディアが「政権内の勢力争いの陰謀とホワイトハウスのスキャンダルばかりに圧倒的に注目」し、その結果、重大な政策に関する報道をなおざりにしていると批判し、まったくの秘密裏に起草されている共和党の医療保険法案は、見逃されている重要課題の最たる例だと指摘します。

    dailynews date: 
    2017/6/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • カトリーナ・バンデン・フーベル:ジョージア州連邦下院補欠選挙でのオソフの敗北を過大評価すべきではないと警告

    ひき続き20日のジョージア州連邦下院補欠選挙について、『ネイション』誌の発行者兼編集人で、ワシントン・ポスト紙のコラムニストでもあるカトリーナ・バンデン・フーベルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/21(Wed)
    記事番号: 
    2

Pages