デイリーニュース

  • 気候変動の科学者:カリフォルニアの山火事は速度も威力も死者数も増しており これからも勢いは衰えない

    カリフォルニア州では住民数万人が、州全土で未だ止むことのない山火事で避難を余儀なくされ、死者も出ています。最悪の山火事となったカーでの火災は10万エーカー以上が火に包まれ、レディング周辺の住宅約千戸を破壊、同州史上6番目に被害の大きい火事となりました。当局は8月1日、同州の規模が大きい16件の火事で、ロサンゼルスの面積よりも大きい32万エーカーが焦土と化し、8人が死亡したと発表しました。ジェリー・ブラウン州知事は今週、山火事の激しさが増し、回数も増えていることが、同州の「新たな常識」となったと述べました。山火事は他にもコロラド、アイダホ、オレゴン、ワシントン、アリゾナ州の一部でつづいており、世界的にも最近ではギリシャ、カナダ、北極圏で起っています。「懸念する科学者連合」(Union of Concerned Scientists)の気候変動およびエネルギー・プログラムの上級気候変動研究者で気候変動科研究室長のブレンダ・エクウーゼェルに話を聞きます。

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    2018/8/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 民主主義への世界的な脅威 フェイスブックや監視資本主義が如何にして独裁を生み出すか

    「ブラック・エレベーション(Black Elevation)」、「マインドフル・ビーイング(Mindful Being)」、「レジスタース(Registers)」、「アストラン ウォリアース(Aztlan Warriors)」。これらは、米国の中間選挙に密かに影響を与えようとする企みとして、31日にフェイスブック社が「フェイスブック」や「インスタグラム」から削除したアカウントの一部です。同社は32の偽アカウントとページが、「協調する不正な行為」と関わりがあったと発表しました。この発表の数日前、フェイスブック社の株価は史上最悪の暴落となり、同社の市場価格は僅か1日で約1,190億ドル下落しました。これらは、フェイスブックが米国のみならず世界各地の民主主義に歴史上前例のない影響を与えているという最新の一例にすぎません。フェイスブックは、ビルマ(ミャンマー)のイスラム教民族ロヒンギャに対する暴力を誘発したヘイト・スピーチを拡散する上で大きな役割を果たし、またフィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテが反体制派を弾圧する際にも悪用されています。フェイスブックには現在、世界で22億人のユーザーがおり、今も増え続けています。

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    2018/8/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ロン・デラムズ(1935~2018):平和を組織することは我々にあらゆる形の不正に挑むことを強いる

    世界中での米国の介入、南アフリカのアパルトヘイト、ベトナム戦争に反対して闘った伝説的な政治家で反戦活動家のロン・デラムズが82歳で亡くなりました。デラムズは連邦下院議員であった30年近くのあいだ、ソマリア派兵を求める1992年の法案を除くすべての主要な米軍による介入に反対しました。この業績は、彼が1970年に議員になった直後におこなった、下院に対するベトナム戦争における米国の戦争犯罪にの調査要求から始まりました。この取り組みが失敗に終わると、デラムズは彼独自の戦争犯罪特別公聴会を開きました。この高名な下院議員はかつてこう言いました。「急進主義者と呼ばれる立場を譲る気はない。平和と正義、そして人類すべてに対する思いやりを擁護することが急進的なら、私は喜んで急進主義者と呼ばれよう。」2015年のワシントンDCの「ベトナム:抗議のパワー」(Vietnam: The Power of Protest)会議で、デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスから紹介された後の彼のスピーチを放送し、ロン・デラムズの功績を振り返ります。

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    2018/7/31(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ロン・デラムズを追悼:戦争、アパルトヘイト、貧困と闘った急進的な議員

    伝説的な反戦活動家であり、元オークランド市長で民主党選出連邦下院議員を長年務めた、カリフォルニア州オークランド出身のロン・デラムズが7月30日、82歳で亡くなりました。社会主義者で急進主義者を自称するデラムズは27年にわたって下院議員を務め、ベトナム戦争と南アフリカのアパルトヘイトに反対する議会の反対を主導しました。こうした活動により彼はリチャード・ニクソン元大統領の政敵リストに載ることにもなりました。彼は、政治家人生を通じて肥大化した軍事費に反対、その代わりに住宅、医療、教育への投資拡大を推し進めました。この著名議員への2015年のデモクラシー・ナウ!のインタビューの一部を放送し、ロン・デラムズを追悼します。

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    2018/7/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「静かな空」? ボストン・グローブ紙の暴露記事で米運輸保安局が数千人の米国人旅行者たちを密かに監視していることが明らかに

    ボストン・グローブ紙は、米運輸保安局(TSA)による機上と空港で米国市民を監視する国内監視プログラムが、2012年から存在していることを明らかにしました。「静かな空」(Quiet Skies)と呼ばれる同プラグラムでは、連邦航空保安官によって米国人旅行者たちの情報が収集されています。この中には、トイレを何度も使う、機内で眠る、汗をたくさんかくといった一般的な行動も含まれています。ボストン・グローブ紙が調査をおこなった直後、連邦議会からの圧力に押され、TSA担当者が上下院の国土安全保障委員会と面談することになりました。ボストン・グローブ紙のスポットライトチームのメンバーで、このニュースを明らかにしたジャナ・ウインターに話を聞きます。彼女の調査記事のタイトルは”Welcome to the Quiet Skies”(「ようこそ静かな空へ」)です。

    dailynews date: 
    2018/7/31(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ガザの抗議にイスラエルは弾圧を続行 「米国は『人殺し』の支援をやめるべき」とノーム・チョムスキー

    ガザ地区では7月29日、イスラエルの狙撃手に頭を撃たれ死亡した11歳のマジディ・アル=サタリの葬式に数千人が集まりました。マジディは27日、イスラエルとの境界のフェンスの近くで行われた抗議活動に参加していました。この抗議活動では、17歳のムミン・アル=ハムスと43歳のガジ・アブ・ムスタファもイスラエルの狙撃手に撃たれて殺されました。パレスチナ人による非暴力な運動「帰還のための大行進」(The Great March of Return)が3月30日に始まって以来、イスラエル軍に殺されたパレスチナ人は少なくとも150人にのぼります。世界的に有名な政治的反体制派で作家、言語学者のチョムスキーと話します。チョムスキーは、アリゾナ大学言語学部門の栄誉教授(laureate professor)で、それ以前にはマサチューセッツ工科大学で50年以上にわたって教え、現在も名誉教授の職にあります。

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    2018/7/30(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ノーム・チョムスキー イスラエルの極右化と「ユダヤ人国家法」を批判

    イスラエル議会は、幅広い批判を集めていた「ユダヤ人国家法」を採択しました。イスラエルをユダヤ人国家と定義し、ユダヤ人だけに自己決定権を与える法律です。この法律はさらにヘブライ語をイスラエルの唯一の公用語とし、ユダヤ人専用入植地を占領地域に建設することを国家的価値(national value)として奨励しています。この法律は国際的な非難を呼び、アパルトヘイトの合法化との批判の声も上がっています。世界的に有名な政治的反体制派で作家、言語学者のチョムスキーと話します。チョムスキーは、アリゾナ大学言語学部門の栄誉教授(laureate professor)で、それ以前にはマサチューセッツ工科大学で50年以上にわたって教え、現在も名誉教授の職にあります。

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    2018/7/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキー:気候変動と核兵器のせいで人間社会は存亡の危機に

    カリフォルニア州では気候変動によって山火事が州全体に広がる勢いを見せており、この山火事で少なくとも8人が亡くなりました。消防士らは現在、カリフォルニア州の17カ所で山火事と戦っています。山火事は20万エーカー(約810平方キロメートル)以上を飲み込み、ヨセミテ国立公園を含む広範なエリアで大規模な住民避難が発生しています。この山火事は、世界各地で死傷者を出している異常気象の急増と重なりました。インドでは、ここ数週間の洪水や大雨で500人以上が死亡しています。科学者は、大雨と洪水の頻発は気候変動と関係していると指摘してきました。世界的に有名な政治的反体制派で作家、言語学者のノーム・チョムスキーと話します。チョムスキーは、アリゾナ大学言語学部門の栄誉教授(laureate professor)で、それ以前にはマサチューセッツ工科大学で50年以上にわたって教え、現在も名誉教授の職にあります。

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    2018/7/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:米国はNATOの拡大に反対し ロシアとの関係を改善すべし

    ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトランプ大統領をモスクワに招待しました。ホワイトハウスは秋にワシントンでの首脳会談を計画していましたが、11月の中間選挙後に延期したばかりでした。モスクワへの招待は、フィンランドのヘルシンキで7月におこなわれた米露首脳会談をうけたものです。米国とロシアの関係について、世界的に有名な政治的反体制派で作家、言語学者のノーム・チョムスキーと話します。チョムスキーは、アリゾナ大学言語学部門の栄誉教授(laureate professor)で、それ以前にはマサチューセッツ工科大学で50年以上にわたって教え、現在も名誉教授の職にあります。

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    2018/7/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー:アレクサンドリア・オカシオ=コルテスの「劇的」勝利と米民主党の分裂について

    2018年の米中間選挙シーズンは、民主党内部で、進歩派の支持層拡大と、より保守的な党の支配層のあいだの分裂が起き、混乱しています。ニューヨーク市では28歳のアレクサンドリア・オカシオ=コルテスが、当選10期を誇る現職で下院民主党派第4位の重鎮ジョー・クロウリー議員に軽々と勝利して、今回の選挙シーズンで最も衝撃的な番狂わせとなりました。オカシオ=コルテスは社会民主主義者として進歩派の草の根運動を展開、「メディケアを全国民に拡大」することと移民関税捜査局(ICE)の廃止を公約しました。オカシオ=コルテスの勝利と、民主党におけるその意味について世界的にも著名な反体制政治活動家で言語学者、作家のノーム・チョムスキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/27(Fri)
    記事番号: 
    3

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