デイリーニュース

  • シャーロッツビルの新ドキュメンタリーが明らかにするネオナチの指導者と彼らの米軍と武器業者との関係

    2017年8月数百人の白人至上主義者が、死者の出た「ユナイト・ザ・ライト」(Unite the Right)抗議行動に参加するためバージニア州のシャーロッツビルに到着しました。その時点で、地方当局は同市を恐怖に陥れた暴力への準備ができておらず、白人至上主義者と白人至上主義に反対する人たちとの血生臭い衝突をほとんど傍観するしかありませんでした。それから1年、捜査報道記者のA.C.トンプソンに、シャーロットビルや他の全米各地の過激派による集会を調べて、白人至上主義者を追跡し特定するという彼の取り組みについて話を聞きます。彼の調査Documenting Hate: Charlottesville(『憎悪の記録:シャーロッツビル』)は8月7日午後10時からPBSで初放映されます。

    dailynews date: 
    2018/8/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 憎悪の記録:シャーロッツビルで爆発した暴力的な白人至上主義の赤裸々な新ドキュメンタリー

    8月第2週は、バージニア州シャーロッツビル市中心街の公園から南部連合のロバート・E・リー将軍の銅像を撤去するという同市の決定に抗議して、 白人至上主義者とネオナチが大集合し、死者も出た「ユナイト・ザ・ライト」(Unite the Right)集会から1年になります。この集会は過去数十年で米国最大かつ最悪の白人至上主義集会になりました。PBSの番組「フロントライン」(Frontline)と報道機関プロパブリカによる新ドキュメンタリーDocumenting Hate: Charlottesville(『憎悪の記録:シャーロッツビル』)と共にシャーロッツビルでの破壊的な集会を振り返ります。PBSで8月7日の夜に初放映される同ドキュメンタリーの調査を行った記者A.C.トンプソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/7(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「地球は死に絶えるだろう」 広島原爆投下から73周年 被爆者が発する核戦争への警告

    今年の8月6日は、米国が1945年に14万人を殺害、10万人に重傷を負わせた広島原爆投下73周年に当たります。このできごとを振り返るため、「被爆者」と呼ばれる生存者の声に耳を傾けましょう。米国が広島に原爆を投下した時、細川浩史は17歳でした。13歳だった妹の瑤子は原爆で亡くなりました。デモクラシー・ナウ!が2014年に日本を訪問した際、細川は広島を案内してくれました。細川が原爆の衝撃波に耐えた数少ない建物の一つである原爆ドームの近くで語ります。

    dailynews date: 
    2018/8/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ベネズエラのマドゥロ大統領 無人機による暗殺未遂  現職の国家元首としては初めて

    ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は4日、暗殺とみられる爆発に遭遇しましたが、ケガはありませんでした。当局者によると、首都カラカスで行われた軍行事でマドゥロ大統領が全国生中継の演説をしていたところ、上空で爆発物を積んだ無人機2機が爆発しました。無人機を使った現職の国家元首の暗殺未遂はこれが初めてです。3人のゲストに聞きます。北米ラテンアメリカ会議(NACLA)機関誌「レポート・オン・ジ・アメリカズ」のアレハンドロ・ベラスコ編集長、ニューヨーク州立大学アルバニー校でラテンアメリカ研究助教を務めるガブリエル・ヘッドランド、経済政策研究センター(Center for Economic and Policy Research)共同代表で「公正な外交政策」(Just Foreign Policy)代表も務めるマーク・ワイスブロットです。

    dailynews date: 
    2018/8/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 17歳のアヘド・タミミ釈放 イスラエル兵への平手打ちで8カ月拘束

    17歳のパレスチナ人活動家アヘド・タミミが8カ月の拘束の後、イスラエルの刑務所から解放されました。パレスチナのローザ・パークスとも呼ばれるタミミは昨年、イスラエルに占領されているヨルダン川西岸地区の自宅近くで重武装したイスラエル人兵士を平手打ちした映像がネットで拡散したことがきっかけとなり、パレスチナ人と世界中の人々のヒーローになりました。タミミがイスラエル兵士を叩いたのは、自分のいとこがイスラエル兵の発射したゴム弾に頭部を撃たれ、重傷を負ったと知ったからでした。タミミが兵士に立ち向かう映像はネットで広く拡散され、タミミはパレスチナ人の抵抗のシンボルとなりました。ほどなくしてタミミは深夜に逮捕され、イスラエルの軍事法廷で暴行罪容疑で起訴されました。8カ月の実刑宣告を受けたタミミはイスラエルの獄中で17歳の誕生日を迎えました。この事件ではタミミの母親も、タミミとイスラエル兵とのやり取りを映した映像をインターネット配信したことで逮捕・起訴されました。タミミと母親のナリマンは7月末に釈放されました。自宅のあるヨルダン川西岸のナビ・サーレフ村からタミミに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 先住民女性の殺害や失踪が続く中 ノースダコタでオリビア・ローン・ベアの遺体が発見される

    9か月にもわたる長い捜査の末、7月31日にオリビア・ローン・ベアの遺体がフォート・バートホールド保留地にある自宅近くの湖に水没した軽トラックの内で発見されました。5人の子の母である彼女はノースダコタ州ニュータウンで10月末から行方不明になっていました。今回の事件で、米国各地で先住民の女性が異常に高い確率で行方不明、レイプ、殺人に遭っていることに、再び注目が集まっています。特にダコタ・アクセス・パイプラインの出発地点でもあるノースダコタ州バッケン・シェールのような石油採掘地域では、この比率が更に高くなっています。オリビア・ローン・ベアの兄弟で、過去9か月間オリビアを捜しつづけたマシューに話を聞きます。チェロキー・ネイションの一員で先住民部族の主権および司法権回復を専門とするメアリー・キャサリン・ネーグルにも話を聞きます。彼女は弁護士事務所パイプステム・ロー(Pipestem Law)のパートナーです。

    dailynews date: 
    2018/8/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 拘束から解放されたメキシコ人ジャーナリスト エミリオ・グティエレス=ソト 移民関税捜査局の「強制収容所」を批判

    メキシコ人ジャーナリスト、エミリオ・グティエレス=ソトと息子のオスカルは移民関税捜査局(ICE)に7か月間拘束された後、解放されました。グティエレス=ソトが米国に亡命を求めたのは2008年、メキシコ軍内の汚職疑惑を取材したことで殺害の脅しを受けたためでした。グティエレス=ソトは米記者クラブでのスピーチで米の亡命者受け入れ政策を批判した数週間後の12月に拘束されました。連邦判事のひとりは、エミリオ・グティエレス=ソトと息子のオスカルをトランプ政権が拘束したのは、米国憲法修正第一条、言論の自由の侵害に当たらないか疑問を呈しています。テキサス州エルパソにて、エミリオ・グティエレス=ソトに、解放直後にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2018/8/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 静かに進む殺戮:コンゴ民主共和国の民族浄化を可能にした トランプの「アメリカ・ファースト」政策

    コンゴ民主共和国では、相次ぐ残酷な暴力が全国に広がる最悪の人道的危機に瀕しています。2017年には約200万人の市民が家を捨てて避難しました。国内避難民の数は700万人近くに達しており、更に50万人が他のアフリカの国々に逃れて難民となりました。国連によれば、同国市民1300万人が緊急人道的援助を必要としています。この危機を国際メディアはほとんど報じてきませんでしたが、今週『Viceニュース』が、最近行われた民族浄化について衝撃的な調査報道を公表しました。マシェティ(山刀)を手にした数百人の民兵がウガンダとの国境近くの地域に押し寄せ、約120の集落を攻撃しました。数百人が犠牲となり、住宅数千戸が破壊され、約35万人が難民となりました。この暴力行為が起きる前の2017年、米国はトランプ大統領の「アメリカ・ファースト」政策の一環として、唐突にコンゴを含む数カ国で平和維持活動を停止していました。『Viceニュース』に寄稿する作家のニック・タースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 異常気象が世界各地で爆発的に広がる中 メディアはなぜ気候変動を取り上げないのか?

    米国の大手テレビ・ネットワークは、7月の2週間に渡る世界的熱波について少なくとも127回報道しましたが、気候変動についてはたった1回言及したにすぎません。これは米国の三大テレビ局であるABC、CBS、そしてNBCによる異常気象の報道を追跡する「メディア・マターズ」(Media Matters)が報告している内容です。本日は、世界的異常気象を更に増幅させる気候変動危機、化石燃料産業および地球温暖化におけるメディアの役割についてのパネル・ディスカッションを行います。ニューヨークタイムズ・マガジンの主任ライター、ナサニエル・リッチは”Losing Earth: The Decade We Almost Stopped Climate Change”(「失われる地球--気候変動をもう少しで阻止できた10年」)を執筆し、彼の記事は1冊丸ごと気候変動特集となったニューヨークタイムズ・マガジン8月1日号に掲載されました。ロブ・ニクソンはSlow Violence and the Environmentalism of the Poor(『ゆっくりとした暴力と貧困層における環境保護主義』)の著者です。

    dailynews date: 
    2018/8/2(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「失われる地球」:人類が気候変動を理解するも 対策が間に合わなかったのはなぜか

    「失われる地球」(Losing Earth)というのが、8月1日号を1冊丸ごと気候変動特集としたニューヨークタイムズ・マガジンの特集記事のタイトルでした。ナサニエル・リッチが執筆したこの記事は1979から89年の10年を追っており、リッチによればこの期間に人類は初めて気候変動について包括的な理解をしたものの、まだ時間的余裕があったこの時期に、この非常に大きな危険への対策を怠ったということです。この記事はピュリッツァー・センターの支援を受けて発行されました。ニューヨークタイムズ・マガジンの主任ライター、ナサニエル・リッチに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/2(Thu)
    記事番号: 
    3

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