フィンランドのヘルシンキでは、16日の首脳会合のために現地入りしたトランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領を大勢のデモ隊が迎えました。首脳会合のために空港から市内に車で向かった両首脳は、英語とロシア語で書かれた300枚の看板に迎えられることにもなりました。この看板はフィンランドの主要紙「ヘルシンギン・サノマット」が立てたもので、両首脳のメディアとの緊張関係を際立たせるものともなりました。グリーンピースの活動家はヘルシンキのカリオ教会の鐘楼から巨大な垂れ幕を下げ、「地球を暖めるな 心を温めろ」(Warm Our Hearts, Not Our Planet)と両首脳にメッセージを送りました。ヘルシンキでは15日、数千人が街頭に出て、人権や平等、気候変動の重視を訴えました。同日の抗議活動で発言した、フィンランドの政治家で欧州議会のメンバーでもあるハイディ・ハウタラに話を聞きます。ハウタラは、欧州緑の党の一部をなすフィンランドの政党「緑の同盟」のメンバーでもあります。