トランプ大統領は、米国がロシアと結んだ核兵器に関する画期的な条約を破棄する意向を表明しました。新たな軍備競争を引き起こす恐れのある動きです。中距離核戦力(INF)全廃条約は、ロナルド・レーガン大統領と旧ソ連の指導者ミハイル・ゴルバチョフが1987年に調印した条約です。INF条約では、核弾頭と通常弾頭を搭載したすべての短・中距離ミサイルが禁止されます。この条約によって、何千もの陸上配備ミサイルの破棄が促進されることになりました。トランプは20日、新たな核兵器の建造を宣言しました。軍備管理協会(the Arms Control Association, APA)代表のダリル・キンボールに話を聞きます。キンボールは以前、「核の危険削減のための連盟」(Coalition to Reduce Nuclear Dangers)を率いました。米国とロシアがINF条約を維持することを提唱しています。