デイリーニュース

  • 「朝鮮半島の人々は平和を望んでいる」:トランプが打ち切った米朝核会談をクリスティーン・アーンが語る

    2月28日、朝鮮半島の非核化を目指す歴史的な米朝首脳会談は、トランプ大統領と金正恩との会談がまとまらず突然打ち切られました。ベトナムのハノイで行われた第二回米朝首脳会談では金正恩が、寧辺核施設の解体と引き換えに北朝鮮に対する制裁を全面的に解除することを要求したため行き詰りました。朝鮮戦争終結を目指す世界規模の女性組織「ウィメン・クロスDMZ(非武装地帯を越える女性たち)」(Women Cross DMZ)の創設者で理事長のクリスティーン・アーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 軍縮の専門家が米朝トップ会談について語る 核の脅威を減らすには国際的なプロセスが必要

    トランプ大統領は今日、朝鮮半島の非核化について話し合うため北朝鮮の指導者金正恩とで二度目のトップ会談をベトナム行なっています。物理学者で核の専門家、軍縮活動家であるジア・ミアンから詳しく聞きます。彼は、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン国内・国際問題大学院(Woodrow Wilson School of Public and International Affairs)の「科学と地球の安全保障」(Program on Science and Global Security)プログラムの共同責任者を務めています。彼はUnmaking the Bomb: A Fissile Material Approach to Nuclear Disarmament and Nonproliferation.(『爆弾の廃止:核燃料処理に着目した核兵器廃絶と不拡散に向けて』)の共著者の一人です。

    dailynews date: 
    2019/2/27(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ドリーム・ハンプトンが 『サバイビング R・ケリー』の制作と ケリーを失墜させた市民活動家について語る

    10件の性的暴行容疑で逮捕・訴追されているR・ケリーは、逮捕から3日後の25日、シカゴの拘置所から釈放されました。被害者は、4人の少女・女性とされ、そのうち3人は、事件が起きたとされる当時、17歳未満でした。裁判官は保釈金を100万ドルとし、ケリーにパスポートを司法当局に提出を命じました。ケリーは25日、保釈金を支払い、無実を訴えましたが、釈放の直後にシカゴの下町のマクドナルドにいたところを目撃されました。告発者の話では、そこは彼が、少女を物色するために頻繁に出向いていた店です。彼はキャリアを通して長年、虐待、性的暴行、未成年者との性交の告発を受けてきましたが、明白な証拠や複数の目撃者がいるにも関わらず有罪判決を免れてきました。先月、衝撃的なドキュメンタリーシリーズSurviving R. Kelly(『サバイビング・R・ケリー』)により、この事件が一躍、社会の耳目を集め直すこととなりました。このドキュメンタリーのチーフプロヂューサーであるドリーム・ハンプトンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • コードピンクのメディア・ベンジャミンがイランへの平和代表団の派遣 核合意からの米国の離脱について語る

    報道によると、イランのハサン・ロウハニ大統領は、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相が25日にインスタグラムを介して表明した突然の辞意を却下しました。ザリーフ外相は、2015年のイラン非核化協定に至る交渉で中心的な役割を果たしました。トランプ大統領は2018年、歴史的な合意から離脱して、国際的非難を浴びました。国連の査察官はイランは合意を順守していると述べています。ザリーフは、の理由を一切明らかにせず、「外相を続けることができないこと、在任中の至らなった点について心から謝罪する」とだけ、書きました。コード・ピンクの共同創設者でありInside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran (『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)などの著書があるメディア・ベンジャミンから詳しく聞きます。ベンジャミンはザリーフ外相が辞任を発表する数時間前にテヘランで彼と会いました。物理学者で核の専門家、軍縮活動家であるジア・ミアンからも詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • インドとパキスタンの対立は核の脅威が背後に秘められておりカシミール紛争の緩和のために新たな停戦が待たれる

    共に核兵器を保有するライバル国家インドとパキスタンの間で緊張がたかまっています。パキスタンはインド軍のジェット戦闘機2機を撃墜しパイロット2名を捕虜にしたと主張し、インドは、パキスタンによるインド国内の軍事施設の爆撃を試みたが撃退したと主張しています。前日に、インドは1971年以来初めてパキスタン国内の空爆を行っていました。インドは、この空爆はインドからの分離独立をめざす武装勢力ジェイシモハメドの基地を狙ったとしています。ジェイシモハメドは、カシミール地方のインドが実効支配する地域でインド軍兵士40人の命を奪った最近の攻撃を行ったと宣言していました。インドは、この爆破計画にパキスタンが直接関与したとして非難しています。パキスタンはインドの主張を否定しています。物理学者で核の専門家、軍縮活動家であるジア・ミアンから詳しく聞きます。彼は、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン国内・国際問題大学院(Woodrow Wilson School of Public and International Affairs)の「科学と地球の安全保障」(Program on Science and Global Security)プログラムの共同責任者を務めています。

    dailynews date: 
    2019/2/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • NY市刑務所の元最高医務責任者「投獄は健康に致命的なリスクをもたらす」

    ニューヨーク市の刑務所の元最高医務責任者が、投獄が健康に及ぼすリスクについての驚くべき新著Life and Death in Rikers Island(『ライカーズ島の生と死』)を出版しました。ホーマー・ベンタース医師は、放置、医療へのアクセスの妨害、物理的・性的暴力、刑務所の職員の残虐行為などを含む刑務所の壁の中の出来事が、投獄された人間にもたらす健康上のリスクについて今までにない洞察を提供しています。ベンタースはさらに、刑務所で受刑者が病気になったり、怪我をしたり、死亡したりした場合、その事実がしばしばうやむやにされていることを暴露しました。ベンタース医師と、ニューヨーカー誌の常勤記者ジェニファー・ゴナマンに聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ISISに加わった米国生まれの女性 憲法に反する市民権剥奪で非難される米国

    自称「イスラム国」(ISIS)がシリアで最後の支配地域を失いつつあるなか、世界各国は、ISISへの参加者で帰国を希望している人をどう扱うか議論しています。米国では、2014年にアラバマ州の家族の元を離れてシリアに移住、ISIS支配のカリフ制の下で暮らしていた24歳の女性が議論の焦点となっています。この女性、ホダ・ムサナはシリアでISISの数名の戦闘員と結婚しましたが、いずれの夫も戦闘で死亡しました。現在、シリアの難民キャンプで18カ月の息子と暮らすムサナは、米国に戻ることを希望しており、そのことで米憲法をめぐる議論がおきています。トランプ大統領は先週、「マイク・ポンペオ国務長官は私の指示に完全に同意している。ホダ・ムサナの帰国は許さない!」とツイートしました。トランプ政権は、ムサナが米国で生まれ、米国のパスポートを発行されているにもかかわらず、ムサナは米国の市民ではないと主張しています。ムサナの家族の代理弁護人で、「アメリカのムスリムのための憲法センター」(Constitutional Law Center for Muslims in America)の代表を務めるチャーリー・スウィフトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「米国はクーデターに失敗し 戦争を仕掛けようとしている」 ベネズエラ外相インタビュー

    ベネズエラの反対勢力は現在、ニコラス・マドゥロ政権を軍事力で転覆することを検討するよう、米国とその同盟国に呼び掛けています。米国のマイク・ペンス副大統領は25日、ベネズエラの新大統領を自称する反対派指導者フアン・グアイドおよび地域の指導者との会合のため、コロンビアのボゴタに向かいました。会合に先立つ週末、コロンビアとブラジルの国境から「人道支援」を名目にした物資が搬入されるのを防ぐため、ベネズエラ軍が両国境に配備される事態になりました。このときマドゥロ政権に忠実な部隊と反対派支持者との間で衝突が起こり、少なくとも4人が死亡、数百人が負傷しました。国連および赤十字その他の救援組織は、米国の物資輸送は政治的な動機に基づくものだとして協力を拒否しています。ベネズエラは、ロシアおよびいくつかの国際機関からの空路による支援物資は受け入れていますが、米国の援助については、侵略のための「トロイの木馬」だとして受け入れを拒否しています。マイク・ポンペオ米国務長官は24日、マドゥロ政権の存続はもう長くはないと発言しました。トランプ政権のベネズエラ特使エリオット・エイブラムスと秘密会談を持ったというベネズエラのホルヘ・アレアサ外相に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「グリーンブック 自由へのガイド」 アフリカ系アメリカ人はどのようにして安全に人種隔離時代の南部を旅行できたのか

    この週末にアカデミー賞の授賞式が行われますが、有力候補の一つのハリウッド映画『グリーンブック』をきっかけに、The Negro Motorist Green Book(『ニグロドライバーのグリーンブック』)の歴史に関心があつまっています。これは、車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されていた年刊旅行ガイドブックのことです。今日は、注目の新作ドキュメンタリー『グリーンブック 自由へのガイド』を取り上げます。この映画は、アフリカ系アメリカ人が人種隔離政策が施行されたジムクロウ時代の米国南部を安全に旅するのに役立ったガイドブックの歴史をリアルに描いています。この映画は18日(月)にスミソニアン・チャンネルで初公開されました。そこには、黒人旅行者が旅先で直面した暴力や侮辱、差別が詳細に描かれています。また、その一方で彼らが誇りと共同体意識を感じることのできた安全な場所、すなわちレストランやホテル、リゾート施設などのかたちで黒人たちが全米各地につくり出してきた空間についても描いています。この映画の一部を紹介し、作家であり監督であるヨルバ・リチェンと話します。彼女はニューヨーク市立大学のニューアーク・ジャーナリズム大学院でドキュメンタリー映画の教授をつとめています。

    dailynews date: 
    2019/2/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • これは人道支援ではない マドゥロ批判者が米国の体制転換推進を酷評

    ベネズエラではニコラス・マドゥロ大統領と反対勢力の指導者で自称大統領のフアン・グアイドのにらみあいが緊張を増しています。この現状を見るため、首都カラカスに向かいます。グアイドは、23日(土)にコロンビア国境から人道支援物資を運び込む準備を進めていると主張しています。マドゥロは、物資輸送計画はマドゥロ体制を転覆させようとする企ての一環であるとして、この計画を拒否しています。これに平行して、トランプ大統領のベネズエラ特使であり右派のタカ派エリオット・エイブラムズが、米国の代表団を率い軍用機を使ってコロンビア国境に向かっています。支援物資の輸送を助けるためという名目ですが、国連や国際赤十字、その他の救援組織は、米国のベネズエラ支援物資の輸送に協力することを拒否しています。支援物資の輸送は政治的動機によるものだとこれらの団体は見ています。ベネズエラの社会学者で、憲法を擁護する市民プラットホームの一員のエドガルド・ランダーから話を聞きます。「これは人道援助では全くないし、人道的な動機に根ざしたものでもない。まぎれもないクーデターの試みで、米国がその同盟者のリマ・グループやベネズエラの極右とつるんで実行しているものだ」とランダーは述べています。

    「グリーンブック 自由へのガイド」 アフリカ系アメリカ人はどのようにして安全に人種隔離時代の南部を旅行できたのか

    dailynews date: 
    2019/2/22(Fri)
    記事番号: 
    1

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